40. 自分の人生は自分が主役
「後期高齢者医療制度」の開始といいあまり芳しくない話題が新聞紙面をにぎわしている。 どうにもこうにもよくわからない世の中になったものである。
気になって仕方がない
これも年齢のせいか 年が明けて以来 どうにも気になって仕方がない記事がある。ここ数ヶ月「どうしてこんなになったんだろう?」と首を傾げている。1月5日付 毎日新聞の木村健二氏の記事であるが 記事の内容は次のとおりである。
日本の子どもは親にキレやすく、反抗的--
小学生の人間関係を調査している創価大(東京都八王子市)の研究チームが、世界9カ国・地域で行った国際調査で、こんな結果が浮かんだ。「親に注意されると、カッとなる」や、「親に乱暴な言葉遣いをする」との質問に、肯定する子の回答が最多となった。
調査は06年3月から昨年9月、日本、韓国、台湾、英国、スペインなどアジア、ヨーロッパ、アフリカの9カ国・地域の小学5、6年生計8712人を対象に実施。日本では東京都内の公立小17校の2039人に聞いた。
「親に注意されるとカッとなるか」との質問に対し、日本は「大変あてはまる」(19%)と「まああてはまる」(37%)の計56%が肯定した。続いて、南アフリカの計52%、スペイン計40%だった。
「親に乱暴な言葉遣いをするか」では、日本は「大変」(6%)と「まあ」(21%)で計27%が肯定した。台湾計18%、南アフリカ計14%が続き、韓国(7%)や、英国(11%)に比べて、高い数値だった。
研究チーム代表の鈎治雄(まがりはるお)教授(教育心理学)は「日本の子どもは家庭や学校で人間関係を維持する力が劣っているのではないか。学校教育の中で子ども同士がふれ合う集団行動を重視する必要がある」と指摘している。
電子レンジが良くない?
そういえば 以前勤めていた会社の社長が「電子レンジばかり使っている家庭の子供は切れっぽいのだ」と新説を説いていた。氏いわく電子レンジの発する電磁波が良くないのだそうだ。 あまり根拠のない珍説?であるが 主婦が手をかけて子供のために調理する機会が減っているのも事実であろう。これを切れっぽさに繋げるには無理がある。
原因は特定は困難
少子化で 親が子供を大事にしすぎるのかも知れないし、優秀な人材で教師のなり手が減少し学校教育が弱くなっているのかも知れない。 親が忙しすぎて家庭教育の時間が減少しているなど 色々憶測はできてもこれといった原因の特定は困難でありできない。
時代の推移
子は親の鏡であるならば 時代によって推移する価値観も社会の鏡といえよう。 原因が分かれば 対策もあろう。 しかし 真の原因がどこか世知辛い社会の背景にあって これも時代の推移であることは 否定できない。
気づいて欲しいこと
ほんの些細なことで 勤めるのがいやになるなど こらえ性がなくなって 簡単に会社を辞める新卒社員も増えているという。若い頃切れっぽくって散々損をしてきたオジサンとしてはそういう人たちに伝えたい。「誰でも自分の人生は自分が主役である。」監督・脚本・演出・主演の全てを 最終的に自分で決め 自分でやらねばならない。 どんな人生が描かれ実行されるかは本人しだいである。 若い人たちには早くそこに気づいて欲しいものである。
こんなことを書くと もっとわかりやすくて面白い記事を書いて欲しいと またまた投稿書き込みが舞い込みそうなので この辺で終えることにする。 余計なお世話なのは良く分かっている。 老婆心ながら どうにも気になって仕方がないのも事実である。
今日もお立ち寄りいただき有難うございました。
***************************************
◆ブログ「丼季報亭の四方山話」(2002年9月投稿開始)は こちら
◆4Travel「Donkyさんの旅のブログ」(2013年6月投稿開始)は こちら
最新の画像[もっと見る]
- 682. 「今夜の我が家の晩ご飯」 6日前
- 681. 年頭に当たり 新年のご挨拶を申し上げます 1ヶ月前
- 681. 年頭に当たり 新年のご挨拶を申し上げます 1ヶ月前
- 681. 年頭に当たり 新年のご挨拶を申し上げます 1ヶ月前
- 681. 年頭に当たり 新年のご挨拶を申し上げます 1ヶ月前
- 681. 年頭に当たり 新年のご挨拶を申し上げます 1ヶ月前
- 681. 年頭に当たり 新年のご挨拶を申し上げます 1ヶ月前
- 681. 年頭に当たり 新年のご挨拶を申し上げます 1ヶ月前
- 681. 年頭に当たり 新年のご挨拶を申し上げます 1ヶ月前
- 681. 年頭に当たり 新年のご挨拶を申し上げます 1ヶ月前
自分が主役である自覚をもっことが、本当に大切ですね。ありがとうございます。
その自律心は他の人への思いやりを生みます。
沢山の人々のお陰で社会があって、自分は生かせれて、自己実現が出来ると言う感謝の心ですね。
私は、テレビとゲームの存在が大きく影響していると思っています。
子供の相手をテレビやゲームに任せたことへの代償だと思います。
我が家も、この怪物「テレビとゲーム」に侵されています。
テレビとゲームを取り上げると、「暇だ!面白くない!遊んで!」を必ず言います。
それからしばらくすると、本を読んだり、リコーダーを吹いたり、違うことを思いついて色々とやっています。
一人っ子の為、私たち親とオセロをやったりもします。
わが家の場合は、殆ど私が家に居ますから、注意もしますが、家庭で子供だけの時間が永くなると、歯止めが利かないようです。
姉妹各々にゲーム機を与えると、喧嘩もしなくなった家庭があります。
その家庭にゲーム機がなかった頃、本当に喧嘩が絶えませんでした。
姉妹の母親も、娘たちの喧嘩にうんざり、そして下のお子さんの相手にへとへと状態でしたが、ゲーム機をそれぞれが持った時から、姉妹の喧嘩は本当になくなりました。
下の6歳のお子さんも「ママ~」を連発しなくなりました。
一見、平穏な家庭に姿を変えた様に見えていますが、
あの喧嘩の耐えない日々の方がまともなのかも知れないと、思わざるを得ないのです。
危険と分かっていながら、ゲーム与える親が一番悪いのですが、○○堂さんを訴えたくなります。
コメント書き込み有難うございます。
我が家もかつて ファミコン導入で大議論になったことがあります。 息子がゲームに没頭した経験からも、「ゲーム脳」になることを恐れる私は自宅導入に反対。それで買い与えなかった結果、娘は友人の家で遊んで夜遅くまで帰れなくなりました。クラスの友人との話題にも付いていけないというので、妻が要求に応じ、やむなく1台.2台と購入し、家中ソフトで溢れました。
こんな時間の費やし方で将来を心配しているさなかのこと、会社の後輩は夫婦で深夜までゲームのスコアを競っていました。
ゲームで遊ぶ習慣に変われば、人格が変わっていきますね。そして人格が変われば、彼らの運命が変わり、 やがて運命が変わった彼の、人生が変わっていくのです。
「いったいこの国はどうなっていくんだろう?」と憂えていたらバブルがはじけました。 一流企業は永久就職の場所でないことが分かるや、失業者が溢れ、多くのまだ若い社員に退職勧告することになりました。
そしてこの国の父親たちが自信をなくしていったのです。 ホームレスが増え、公立の中学・高校が各地で荒れ、何ともやるせない世の中になって行きました。
これではこの話が終わりませんね。^~^ あとはまた次の機会に….。
「丼」
アドレナリンとノルアドレナリンの分泌バランスで怒りっぽいか、否か
が決まるときいた。動物の種類によっても、固体によってもこの値は
異なるらしい.ライオンはマウスの2倍怒りっぽく、鈍爺はカワちゃんの
2倍怒りっぽいと言うが如し・・たとえであるので気にせずに・・・
然しながら、最近切れやすい若者が多いことは、社会経験の不足だろう。
気に入らない事をきいても、第3者の自分が客観的に対応できる事は
体験によって磨かれ、反省によって定着するものだ。
PCでけんかをしている人がいるが、話せば良いのにネ!
薀蓄のあるコメント ご高説を頂戴し恐縮しています。 読むのにも努力が必要では 短い文章でないと大先生の評価は得られないというのが良く分かりますね。
ご指摘のとおり 副腎皮質ホルモンの分泌が不定期で アドレナリンが身体中に蔓延していないと 私は落ち着かないみたいです。
体力の低下とともに 少しは年齢相応の悟達が望ましいところですが…。
「丼」