最終章:(4)無題 その2
これまで旅の成果を30回以上にわたって紹介してきたが「助走期間」の目的は 還暦後の「コア」を見つけることであった。 生き甲斐探しみたいなものである。 試しに始めた 草花の栽培は日常の活動の「コア」に近いものにはなってきている。
スペースシャトルがヒントに
「助走期間」を意識し 最初に手がけたものは ガーデニングであった。 地球を回るスペースシャトルの乗員がストレスを解消できたのはスペースシャトル内での麦の種子からの栽培であったという。植物の生育を見守ることで明日への期待が湧いてきたのであろう。
住まいの脇の植え込みに花を植えて、日々育てることに興味を持てた時期がある。 チューリップ・百合・オシロイバナ・朝顔・菊など 球根や苗を植えて毎日水を撒き、肥料を与え 日々の微妙な発育を見守る。
近隣の人たちとの触れ合い
盆栽とまではいかないが草花の成長過程で新たな自然の営みに触れた。四季を通して草花を育てていると、通りかかった近隣の人たちからも挨拶されるようになった。そのうち独居老人の方々から植栽に感謝の言葉がいただけるようにもなった。
何もしていなければ会話も交わさなかったような人たちとの触れ合いが生まれた。 期待していたわけではないが、結果的にガーデニングを始めた成果は大きかった。私の経験から言って これまで草花に興味のなかった方も一度球根や花の種を買い求めご自分で育ててみることをお薦めしたい。
頑固親父を先送り
この他に助走期間に手がけた 「家のリノベーション」「デジカメ」「旅」「ブログ」などは 今後とも「コア」の一角を占めていくものと思われる。これ以上の何かが見つかるかどうかは今のところ分からない。
しかしここで得たノウハウを活かして、地域社会のサークル活動などコミュニティの支援を続けていれば 新たな何かを見つけられるかもしれない。 頭の硬い頑固親父になるのもそれほど遠いことではないのかも知れないが できればその時期を先送りしたいものである。
「諦観悟達」の域には時間が
どんなにがんばってみても 60年間付き合ったこの性格が簡単に変わるとも思えない。かなり 無欲になってはきているが 生来の好奇心も消えそうにない。 好奇心が新たな意欲を喚起し、次なる行動の源泉となっている。 まだまだ「オーロラ」も見ておきたいし「五稜郭」へも行ってみたい。
「助走期間」中にくまなく歩き尽くしたようでいて 全国津々浦々見逃しているものは、まだまだたくさん残っている気がする。無欲に徹し本当の意味での「諦観悟達」の域に達するには まだまだ時間が必要であろうと思う。
今日もお立ち寄りいただき有難うございました。
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◆4Travel「Donkyさんの旅のブログ」(2013年6月投稿開始)は こちら
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私には夢のような話ですが、地球や宇宙の神秘に触れると、生きてきることを忘れるほどの感動が心を
一杯にすると思います。