恋の病以外なら、どんな病気でも治るといわれる草津温泉。
温泉街の様子やそれを取り巻くように存在するエンターテインメントスポットは多彩です。
ここでは伊香保や 有馬・伊豆・箱根とは 異なる温泉気分を満喫できます。
草津温泉探訪 その1
すんなり行けば都心から車で4時間弱ですから 伊香保から1時間ちょっと足を延せば草津だったのです。
熱湯を冷まし濾過している「湯畑」の周りは 独特の香りと温泉の雰囲気を味わえます。
**** 熱湯を冷まし?濾過している「湯畑」 ****
草津は標高1,130mから1,260mの高原性盆地に位置し、面積 49.74km² 総人口 7,061人(推計人口、2011年3月1日現在)自然環境は厳しく、ケッペンの気候区分では亜寒帯(冷帯)湿潤気候に該当。
国土交通省気象庁の測候所が設置され、気象が継続観測されています。 標高1,000m以上の地点で気象庁が気象を継続観測しているのは、本州では富士山(静岡・山梨)、伊吹山(滋賀)、嬬恋村田代(群馬)、奥日光と草津の5地点です。
地名の由来は硫黄臭の強い草津温泉を表した「くさみず」「くそうづ」により、室町時代後期に「草津」、戦国時代に「草生津」「九相津」、江戸時代になって「草津」と書かれ始めたそうです。江戸時代の延宝年間には草津温泉の利用者を取り締まる「草津村御法度の次第」が制定されています。
温泉地番付ではさすがに東の横綱 戦国時代以来、傷病者、特にハンセン病患者で賑わい、明治期の大火を経て医学博士のエルヴィン・ベルツとコーンウォール・リーによりハンセン病に効く湯治場としての地位が確立されました。
宿から街の中央にある湯畑へ向かう途中 色んな店の前で温泉饅頭の試食を薦める店員・店主の大攻勢に出会います。
西の河原通りにある「長寿店」は店頭で観光客にまんじゅうとお茶を過激に配っています。 この通りを 往復するだけで 我が家はトータル8個の各種温泉饅頭(茶色・白・草色)をゲットしたほどでした。
一日目の宿泊先であるホテル「おおるり」から徒歩3分で「片岡鶴太郎美術館」5分で「西の河原公園」があります。「片岡鶴太郎美術館」は 知る人ぞ知るあの「片岡鶴太郎画ハク」の作品が展示されています。
***美術館への入場料は大人950円 作品もなかなかのもの***
「西の河原公園」には 源泉やら 露天風呂に加え草津の湯治場としての地位を高めた明治天皇の主治医であった医学博士のエルヴィン・ベルツの像などがあります。河原でも源泉があり方々でお湯が湧き出しています。
**** 左が医学博士のエルヴィン・ベルツの像 ****
草津温泉には大小100余カ所もの自然湧出の温泉があります。 もうもうと湯煙をあげる湯畑をはじめ、お湯が川となって流れている西の河原と露天風呂。 河原でもこんな感じでお湯が惜しげもなく自然に湧出しています。
http://www.youtube.com/user/Donky4851#p/u/1/ZiMCKQMS2r4
湧き出しているのが源泉です。
http://www.youtube.com/watch?v=wtmI5R1YfHM
草津温泉から約830mで 草津白根山へ
二日目の朝はホテルから25分くらいの所に位置する白根山・湯釜を訪ねました。ホテルから15分くらい離れると5月とはいえ海抜1200m地点・そこにはまだ雪山が残っています。 目的地である白根山・湯釜レストハウス前駐車場までは車でおよそ25分。
湯釜見学コースの所要時間はおよそ35分 ときに急坂もある緩やかな遊歩道(嘘です 最初10分はとてもキツイ登りです)ふうふう言いながら上がるとおよそ20分で湯釜展望所です。
草木をほとんど寄せ付けない白く荒れた白根山の山頂部。 急坂の遊歩道を登りつめると、エメラルドグリーンの火口湖・湯釜が目の前に。この日の山頂は風が強く寒くて 陽気がよければ月世界のようなファンタジックな光景に見られたのでしょうが…。
ともかく寒くて早く降りていきたい一心でしたが、下りの遊歩道で出会った観光客の中にはヒールの高い靴で登頂に挑む怖いもの知らずが3人も居たのは驚きでした。
名所・エンタスポットも多く 一日では回りきれません。 ここも一度は味わってみるのも良いと思います。 ただし可能ならばGWのような混雑期は避けての話ですが・・・・。
次回は日本一高地にある動物園と 草津温泉グルメ情報をお知らせします。
今日もお立ち寄り戴き 有難うございました。
注)ブログ記事のうち「草津温泉」については Wikipediaから抜粋・加筆したものです。