例年人出の多い連休の遠出は避けてきたのですが今年は少し違っていました。1日から3日まで連休の谷間にあわせ二泊三日の家族旅行を娘がセットしていたのです。
震災の影響を受けたのか今年の観光地はGWも不振を極めていると伝えられ、これを真に受けたのか、うかつにも連休の開始とともに家族で草津温泉へと出かけることになりました。
草津温泉(くさつおんせん)とは、群馬県吾妻郡草津町(旧国上野国)にある温泉のことです。林羅山の日本三名泉に数えられ、江戸時代の温泉番付では当時の最高位である東大関に格付けされた、日本を代表する名泉の一つです。
草津温泉の湯は基本的には酸性泉(酸性低張性高温泉)です。場所(源泉)によっては硫黄泉なども見受けられますが。酸性が強くpHは2前後です。この強酸性のために下流の品木ダムには酸性中和施設があります。
適応症は皮膚病・神経痛・糖尿病ほかですが お湯に浸かればその効果は即座に実感できます。
草津温泉は、草津白根山から東へ流れる地下水に火山ガスが出会って生じていると考えられています。降ってから数ヶ月から数年の比較的新しい地下水が主体となっており、湧出量は直前の降水量の影響を強く受けているのです。また、白根山の山頂に近いほどpHが低く、含有成分が多いという特徴があるそうです。
源泉は、公的に管理している大源泉が6つ存在するほか、ホテル等が所有している小源泉も多数存在しています。自噴する温泉の湯量は極めて豊富であり、湯温も摂氏50-90度前後と高いのが特徴です。
♪草津良いとこ一度はおいで・・・ です。
http://www.youtube.com/watch?v=HqtpDKjijHU
万代鉱温泉はラジエーターを使い高い湯温を下げて配湯しています。時間湯では昔から草津節などを唄いながら木の板(湯もみ板と言う)で温泉をかき回し、湯温を下げるのが特徴的な「湯もみ」が行われます。
http://www.youtube.com/watch?v=_dwmX11DuZc
現在も、毎日観光客向けに実演する施設があるほか、2箇所の共同湯では湯治の一環として行われているようです。
ちなみに、草津節は草津温泉最古の共同風呂「鷲の湯」が発祥の地です。1975年に万代鉱源泉の利用及び町による管理配湯が始まってからは多くの小規模源泉が破棄されたそうです。
主な源泉のひとつ 湯畑(ゆばたけ)
温泉街の中心部に湧く源泉で、周囲がロータリー状に整備されています。デザインは当時の町長の経営するホテルに投宿した岡本太郎が手がけ、工事の際に昔の囲いは撤去されたそうです。
湯が滝のように湧き出る光景は全国的にも数少なく、夜間のライトアップで湯畑を演出する催しも期間限定で行われ、観光客の目を楽しませています。
最後の滝になって落ちる箇所には、かつて「大滝乃湯」(現在は町営温泉施設の名にされている)と呼ばれる露天の共同湯があり、1960年頃に取り壊されるまでは草津で唯一、番台のある「滝の湯」があったそうです。
温泉街には熱の湯、地蔵(じぞう)の湯・白旗(しらはた)の湯・煮川(にかわ)の湯、千代の湯など大小様々の源泉があります。
しかし、千代の湯源泉は当時の町長(上記同人)時代に取り壊された結果、源泉は町長の隣接する大阪屋旅館地下に湧出。そのため、その後は湯畑から引湯しているようです。
なお、湯畑をはじめとする草津温泉の各源泉には緑色の湯垢のようなものが散見されますが、それはイデユコゴメなどの温泉藻だそうです。
温泉地の中央に湯畑を中心とした古い風情の温泉街があり、それを取り巻くようにリゾート・ホテルやペンション、大滝の湯・西ノ河原公園・テルメテルメおよび温泉センターなどの温泉関連施設のほか、草津音楽の森国際コンサートホールや草津熱帯圏などの諸施設が位置しています。
温泉街の様子やそれを取り巻くように存在するエンターテインメントスポットについては次回 ご報告します。
今日もお立ち寄り戴き 有難うございました。
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注)ブログ記事のうち「草津温泉」については Wikipediaから抜粋・加筆したものです。