
**** 晩秋道南探訪(4)****
函館湯の川温泉を後にして、登別を目指し出発しました。朝一番の訪問地は トラピスチヌ修道院です。トラピスチヌ修道院は、北海道函館市郊外にあるトラピスト会(厳律シトー会)系の女子修道院です。
トラピスチヌ修道院は1898年(明治31年)にフランスから派遣された8名の修道女によって創立されました。その後1925年(大正14年)に失火で本館を焼失しましたが、翌年から再建に着手して1927年(昭和2年)に落成しました。日本最初の観想女子修道院だそうで 土産物として売られている、マダレナ(ケーキ)やクッキーが有名です。
修道規律の改革が起きたとき、フランスのノルマンディー地方にある「トラップ修道院」の厳しい規律に従うシトー修道会のグループを厳律シトー修道会、修道院の場所の名を取ってトラピスト(女子はトラピスチヌ)と呼ばれるようになったとか。
このあと北海道昆布館を経て 大沼へ向かいました。
昆布の加工過程をガラス越しに見ていると 見学に来ていた小学生の中から一人の男の子が近寄ってきて「本当に ここは良く出来た設備ですね」と声をかけてきました。
一瞬 言葉に詰まって「そうだね。いい設備だし 良い学習の場だね」
そのクラスの子供たちは、見学後 見送りに出た工場責任者に「勉強になりました」「美味しかったです」「有難うございました」と丁寧に挨拶し立ち去りました。 北の大地でいい子達に出会ったオジサンはすっかり嬉しくなりました。
恥ずかしながら 次の訪問地大沼(おおぬま)が「千の風になって」名曲誕生の地なんてことは ここを訪ねるまでまったく知らない事柄でした。
「千の風になって」名曲誕生の地 大沼は、北海道南西部の渡島半島東側、亀田郡七飯町にある湖です。 大沼市街地の一部と大沼湖畔と駒ケ岳が大沼国定公園に指定されています。アイヌ語ではポロトー(大きな湖)と呼ばれ、「大沼」は意訳だそうです。
大沼は周囲24キロの湖沼のひとつですが、「千の風になって」名曲誕生の地として 一躍有名な景勝地となりました。 湖面に駒ケ岳が映える一番見晴らしの良いところに高さ25センチの「千の風になって」のモニュメントがあります。
景観に影響を与えないために高さが制限され、気をつけていないと見過ごしそうな足元にあります。 大沼は1640年の駒ヶ岳の噴火時に発生した山体崩壊によって、折戸川の流れが止められてできた堰止湖です。湖内には大小126の島々が、また周辺には蓴菜沼、長沼、円沼などの湖沼が点在しています。
南西の小沼とは狭戸(せばっと)と呼ばれる狭い地峡で隔てられており、狭戸上にJR北海道函館本線が敷設されています。
北海道では比較的早い時期に開かれた観光地で、1855年の箱館開港に伴い大沼一帯が外国人の遊歩地区とされ、1905年には北海道庁の庁立公園となりました。1915年には実業之日本社により、三保の松原・耶馬渓とともに新日本三景に選ばれています。
1958年には小沼、駒ヶ岳とともに大沼国定公園として指定を受けています。湖岸にはエゾマツ、イタヤカエデ、シラカバなどの森林が広がり、紅葉の名所としても知られています。周辺は東大沼温泉、流山温泉などがあります。
上が北海道七飯町産 こだわり蜜入りりんごレッドゴールド
下がゴールデンデリシャス
散歩道を周遊し戻り際に 林檎を売っている威勢の良い農家のお兄さんに出会いました。中央に蜜のたまった赤い林檎を惜しげもなく割って、半分ずつ観光客に味見させていました。
北海道七飯町産 こだわり蜜入りりんご【レッドゴールド】六個五百円のひと袋を買ってしまいました。七飯町りんご園では3-5年で実をつけ、樹木の高さも3-4メートルにしか達しない品種を開発し栽培していました。
大沼公園駅のそばにある老舗「沼の家」で名物大沼だんごを買い求めバスに戻りました。バスの中で小さな大沼だんご-醤油と餡子バージョンを試食し(他に胡麻だれもあります)長万部へ向かいました。
この後 長万部で昼食後 目的地である登別温泉への途上 洞爺湖・昭和新山・有珠山に立ち寄ります。
To be Continued
注)ブログ記事のうち景勝地の詳細はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から抜粋・加筆したものです。
「北の大地でいい子達を見たオジサンはすっかり嬉しくなりました。」ドン・キホーテさんの嬉しい笑顔が
浮かびます。
「千の風になって」の発祥の地を知りました。
お天気は真っ青の快晴です。
こだわり蜜入りりんごレッドゴールドはあずき色で
濃いですね~味も?
こだわり蜜入りりんごレッドゴールドを 今夜もデザートで食べましたが どの玉にも中央部には蜜がたまっており 味は小気味よい甘さです。
メロンはまだ切っていません。届いたメロンの写真を今日ブログ197に反映し更新しました。
「丼」