丼季報亭「8万時間の休息」

旅の記録や季節の便りそれに日々の思いを軽いトーンで綴ってみました。

378. いずれがアヤメ

2010-06-12 00:15:01 | 季節の便り
この花はアヤメでしょうか それとも花しょうぶあるいはカキツバタでしょうか?

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「いずれがアヤメかカキツバタ」という慣用句があります。

どれも素晴らしく優劣は付け難いという意味ですが、見分けがつきがたいという意味にも用いられています。

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花菖蒲が咲き乱れているという東村山の北山公園を訪ねました。北山公園は、狭山丘陵を背景にした自然公園で、新東京百景に選ばれています。

 豊かな水と緑に囲まれ、初夏には170種類7千株10万本といいますから、それはもう大変な数の花菖蒲が咲いていました。

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小学校の野外学習、幼稚園の遠足、婦人会や老人会の散策など、園内は人で埋まっていました。

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さてアヤメ(菖蒲、文目、綾目、学名:Iris sanguinea)はアヤメ科アヤメ属の多年草です。
アヤメは山野の草地に生えるのですが、特に湿地を好むことはないそうです。花は5月ごろに径8cmほどの紫色の1-3個付け、花びらには網目模様があるのが特徴です。

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古くは「あやめ」の名はサトイモ科のショウブを指した語で、現在のアヤメは「はなあやめ」と呼ばれたのだとか。


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アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの見分け方ですが、堀切菖蒲園によると....


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 ◆アヤメ  紫、まれに白 主脈不明瞭 網目模様が特徴。外側の花びらに黄色い模様があり かわいた所に育つ( 5月上旬~中旬 )

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 ◆カキツバタ 青紫のほか 紫、白、紋など 主脈細小 網目なし 水中や湿った所に育つ( 5月中旬~下旬 )

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 ◆ハナショウブ 紅紫、紫、絞、覆輪など 主脈太い 網目なし、花の色はいろいろあって 湿ったところに育つ( 6月上旬~下旬 )というわけです。


 花びらから見分けるしかないのですが、花びらに網目模様が有るのがアヤメ。 花びらに網目模様は無く、白い斑紋が有るのが カキツバタ。花びらに網目模様は無く、黄色い斑紋が有るのがハナショウブだそうです。


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なお菖蒲園の奥に見える森が アニメに登場したあの「トトロの森」だそうです。


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 専門家でもなければ見分けがつかないんじゃあもう、どうでもいい話に近いですね。

今日もお立ち寄りいただいて有難うございます。

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