丼季報亭「8万時間の休息」

旅の記録や季節の便りそれに日々の思いを軽いトーンで綴ってみました。

8. 九州縦断の旅 その3 

2008-03-19 09:26:14 | 旅の記録

 絶品「鰻重」 柳川の昼食

 前日の昼食は柳川の「鰻重」でした。西日本で食べたうなぎの料理としては最高に美味しいものでした。中身に少し工夫があり、重箱の底にご飯を敷いた上に一層目のうなぎを乗せ、その上にまたご飯を乗せ、二層目にまたうなぎの蒲焼をおいて蒸したものです。味は見かけと異なり絶品です。機会があれば一度お試しください。

 第一章:旅・国内編(4)九州縦断 その3
  

 三日目 は大分県別府からさらにその奥の「湯布院」散策。次いで熊本県「阿蘇」を経て宮崎県「高千穂峡谷」そして夕方宮崎から 夜の太平洋クルージングという日程でした。
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 この日最初の訪問地である湯布院はNHK連続ドラマ「風のハルカ
」(朝の連ドラ77作目:平成17103日~1841
放送)の舞台となるなど、マスコミ露出度がアップ。そのせいか地名はかつての奥の秘湯からみるみるうちに全国区に躍り出た温泉町です。50年以上前の幼少時には知る人ぞ知る静かな温泉地もいまや観光バスが押し寄せにぎわっています。時代の流れに乗る湯布院とどこか取り残されたハウステンボスは対照的に映ります。
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 次いで九重高原から阿蘇の草千里へ向かい昼食は阿蘇のレストランで済ませました。最後の訪問地は神々の秘境「高千穂峡」を散策し名所・名跡観光を無事終了しました。事件はこの後起こりました。台風がすぐそこまで来ているのでした。

台風16号の襲来

 もともとの予定では三日目夕方宮崎から 太平洋クルージングのところ 台風16号の襲来で夕方宮崎からのフェリーは全便欠航となりました。 急遽バスは北上し同じ宮崎県「日向港」から台風の接近する高波の中を フェリーは出港しました。もしこの時「日向」からの船も欠航になれば一路福岡へ向かい最終のフライトになるところでしたが 強風の中を嬉しいことに川崎に向かって出航してくれたのです。

 船は1万2千トン 最速
48.5㎞/hのところ四国沖まで 大幅減速し 大波の追撃をすり抜けました。 それでも四日目夕刻 予定より2時間遅れで 川崎港に無事到着しました。 フェリーはその後東京湾に停泊し少なくとも4日間は欠航するとのことでした。

 台風16号の高波の中を 強引な出港であったため大きく揺れたのも5、6時間くらいだったそうですが強行軍の日程の疲れもあり 激しい横揺れの中で 二人とも揺り籠代わりにすっかり寝入ってしまいました。 他の船客が眠れず船酔いでまいっていた瞬間は全然知りません。 翌朝の朝食も食べられなくなった人たちから前夜の揺れを聞いたほどでした。

 台風の追撃をかわしたあとは曇り空の中を揺れもなく悠々と船は進んでいきました。
20時間以上の航海は何をするでもなく終わり、日中は映画を見るしかなく退屈で、房総半島や三浦半島を見たときには正直ほっとしたものです。

 「佐賀県・長崎県・大分県・熊本県・宮崎県」を三日間で回り 午後4時ころフェリーは川崎港に無事到着しました。今回も「コア」は見つからないままに台風と競争するスリリングな航海を体験しました。同行の妻がゆったりとした船の旅に満足しているのが救いになっているようでした。フットワークの軽い妻との二人旅は この後 急速に何度も何度も続くようになっていました。


今日もお立ち寄り戴き 有難うございました。

もうひとつのブログ
URL:http://4travel.jp/traveler/donky2013/
◆4Travel.「Donkyさんの旅のブログ」」(2013年6月投稿開始)は

10 「九州縦断」旅の記録(2)・・・柳川川くだり
11 「九州縦断」旅の記録(3)・・・九重”夢”大吊り橋&別府地獄めぐり
12 「九州縦断」旅の記録(4)・・・阿蘇
13 「九州縦断」旅の記録(5)・・・高千穂 そして太平洋クルージング

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2 コメント

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祝・新ブログアップ (カプリ)
2008-03-29 07:54:35
いっぺんに鑑賞できないボリュームなので、とりあえず「祝」。お料理の写真が多そうで楽しみです。
返信する
祝辞有難うございます。 (丼季報亭)
2008-04-07 10:18:52
カプリさん

祝辞有難うございます。

連載なので 長文は避けたいのですが...。
返信する

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