丼季報亭「8万時間の休息」

旅の記録や季節の便りそれに日々の思いを軽いトーンで綴ってみました。

279.能登輪島朝市の威勢よさ

2009-03-20 01:20:48 | 旅の記録

ぶらり早春能登半島(1)

19日朝 石川県の輪島朝市を覗いてきました。
 輪島朝市は千葉県の勝浦朝市、岐阜県の高山と並ぶ
「日本三大朝市」のひとつです。

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 輪島朝市は、正月三が日と、毎月10日・25日のお休み以外、毎日毎日、たくさんのお店が立ち並ぶ賑やかな市です。 朝市のお店は、早い人で朝の7時半ごろからリヤカーをおして朝市通りに店を出す準備をして、8時すぎになれば全ての店約200軒が出揃います。

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 輪島では その昔、物々交換を行ったことが今の市の起源とされ、神社の祭日ごとに物々交換の市が立ったと言われています。

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 やがて これが輪島の市へと発展し一千年以上も前から続いています。日々の歴史を刻みながら長い期間をかけて 育まれてきた朝市には、売る者と買う者との心の触れ合いが見られます。

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 売る者も女性、買う者も女性の朝市です。 商品を写真に撮りながら歩いていると、おばちゃんたちの「写真撮るだけやのうて買っていって、」の呼び声が浴びせられます。

しかし朝市で売られるものに「値札」はあまり付いていません。

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 値段は交渉しだい、買い手も売り手もこれを楽しんでいるのです。 

ほとんどの売り場で 会話なしには商売が成立しないのです。

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 朝市の露店の場所は親から子へ、子から孫へと何代も引き継がれているそうです。野菜などは周辺農家のおばちゃん、活きのいい魚貝・海草は漁師町の女衆が売りに出ています。

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 ふぐの干物を見ていたら、やおら干物5枚の上にサバのみりん干しや鯵の干物やら山のように重ね、「これで千円ならどう?」気迫と勢いにつられて買ってしまいましたが、アメ横で見かけたチョコレートの叩き売りにヒントを得たのでしょうか?

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 続いてつかもとの「えがらまんじゅう」くちなしで黄色く色付けられ蒸したてを1個120円。蒸したばかりですからいつでも美味しくいただけます。

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 坂本漆器店での特別サービス、輪島塗珈琲カップで飲む珈琲の味は? 

UCCブランドでまろやかな味が一杯350円でした。

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 栄煎堂ではおばちゃんの気風のよいこと、次々に商品を試食させ、

価格も能登空港の販売価格より2-3割安でしたね。

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 全長360メートルの朝市通りに 活気と威勢のよさが溢れていました。輪島の女性は働き者で「亭主の一人や二人養えない女は甲斐性なし」と自負しているのだそうです。確かにその雰囲気を味わいましたが・・・。

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 朝市通りを1時間あまり時間をかけて歩き終わって 大量ではないものの7-8箇所で商品を買っていました。 こんなことは過去の旅行でも経験の無いことで、さすが輪島の朝市ですね。

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 ホテルから朝市通りまでは送迎バスが30分単位で運行されていました。 中でもホテル高州園のSL型のバスはひときわ目立っています。 ホテル出発時に車内で汽笛一声の音を流し乗客を喜ばせていました。

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今日も お立ち寄りいただき 有難うございました。


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