連休の最終日にあっさり セ・リーグ優勝を決めた巨人軍。
たいしたものです。 お見事でした。
優勝決定時83勝41敗で2位中日に11ゲーム差をつけた実に貯金42という驚異的な記録。
安定した豊富な戦力による圧倒的な完勝でしたね。
リーグ3連覇(以上を含む)を成し遂げた監督はパ・リーグには六人いますが、セ・リーグでは三人目の快挙なのです。
水原・川上・鶴岡・三原・西本・上田・広岡・森の各氏はいずれも名将と謳われ球史に名を残しました。
かつての若大将 原辰徳は これで名監督の仲間入りをしたんですねえ。
勝因は いろんな人が いっぱい それなりの立場で述べていますが、私見を述べてみますと、
他球団に比べ圧倒的な選手層の厚さ、それに投打のバランスの良さ。
日替わりヒーロー続出でMVP候補ぞろぞろ そして巧みな生え抜き育成采配 これが勝因でしょうか?
投手陣は 着実に勝利数を増やし続けた外国人投手トリオ、ゴンザレス・グライシンガー・オビスポで蓄えた貯金は実に25個です。 次に過半数以上の試合に登板した中継ぎ二人、山口・越智の二人で貯金は14個。 あわせて39個が彼らによって積み上げられたのです。
ローテーションを維持した生え抜き先発投手陣三本柱 東野 内海 高橋尚成で三人併せて貯金は1個だけ、この他の救援投手陣をあわせても貯金3個。 ここが ちょっとだけ来季以降の不安材料でしょうかしらねえ。
打撃陣は まず主軸の二人 小笠原・ラミレスが 打率・本塁打・打点のいずれでもリーグトップ争いに名を連ねているものすごさ。全日本チームでも3.4番を打とうかというくらいの存在ですからねえ。
次いで なんといっても トップバッターとして定着した坂本と、いつの間にか5番で定着し存在感を示す亀井の二人、この二人の成長は嬉しいですねえ。 ハナマルですねえ。
存在感と言えば 今年も30本近い本塁打を放った阿部、たまにしか出てこないのに出場試合には必ず結果を残す谷、木村拓、大道ら・・・。 いやあ ほんと 選手層が厚いですね。
ともあれ 原監督 おめでとうございます。 まあ ここまでくれば クライマックスシリーズも取りこぼしなどせず、着実に日本シリーズまで戦力と気力を維持していただきたいものです。 中日落合監督は老獪ですから、ご注意を。
結論は豊富なトレード戦力を活用しながら 若手を育成している采配。
これが成功して名将の仲間入り。 やはり 運にくわえ才能もあるんでしょうね。
今日もお立ち寄りいただいて有難うございます。