「蘇州探訪」 その1
上海市の中央から高速道路を西へ85キロ走行すると、およそ1時間で江蘇省に入ります。 そこには、あの「蘇州夜曲」の「蘇州」がありました。
蘇州市は中華人民共和国江蘇省東南部に位置する地級市**です。 古くから絹織物で発展した国家歴史文化名城であり、長江の南に位置する江南の主要都市として栄えてきました。上海市に隣接する地の利があり、現在も省の経済的中心です。
**地級市(簡体字:地级市、ピンイン:dìjí shì,ティーチー・シー)は中華人民共和国の地方行政単位であり、地区、自治州、盟とともに二級行政単位を構成します。省クラスの行政単位と県クラスの行政単位の中間にある地区クラスの行政単位です。
日本では「留園」と言えば「♪リンリン・ランラン・リュウエン♪」のCMソングで知られる中華料理店の名称ですが、中華人民共和国江蘇省東南部にある庭園の名称です。
「留園」は“蘇州四大園林”のひとつであり、また“中国四大名園”のひとつでもあります。さらに「留園」は ユネスコ世界遺産にも登録されています。
「留園」は明代(1368-1644年)に 徐泰時が造園し、清代(1644-1912年)に改修された庭園です。 東・中・西・北にわかれ、東は建物、中は山水など、それぞれ特徴があります。 反り返った軒先が中国建築の美観の特徴です。 反り返った先端部分をウダツといい、「ウダツがあがらない」とはこれを指しています。とガイドの李さんが言っていましたがほんとかなあ?
古くから民間の庭園造成に熱心であった蘇州では 最大時には280もの庭園が存在したとのことです。
これが太湖石です。
中国最大の太湖石の築山、これほど多くの太湖石が集った庭園は稀なのだそうです。蘇州古典園林 は中国、江蘇省、蘇州にある歴史を有する庭園の総称です。
いずれも世界遺産に登録されています。
北京-頤和園 ・承徳-避暑山荘 以上2つは北方の皇家園林(中国皇帝所有の庭園)
蘇州-拙政園 蘇州-留園 以上2つを私家園林といいます。
留園から始まった蘇州の旅は 寒山寺・京杭大運河・旧市街地や周辺の
北京-頤和園 ・承徳-避暑山荘 以上2つは北方の皇家園林(中国皇帝所有の庭園)
蘇州-拙政園 蘇州-留園 以上2つを私家園林といいます。
留園から始まった蘇州の旅は 寒山寺・京杭大運河・旧市街地や周辺の
水郷地帯などを歩く歴史探訪の旅となりました。
注)ブログ記事のうち蘇州市の詳細はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から抜粋・加筆したものです。
絹織物で発展。
省クラスの行政単位と県クラスの行政単位の中間。
六ヘクタール「留園」は“蘇州四大園林”のひとつ。
明代(1368-1644年)。
四川省の長官に出世した徐泰時。
反り返った軒先が中国建築の美観の特徴。
「ウダツがあがらない」。
蘇州古典園林は江蘇省蘇州の歴史的庭園の総称。
宋代の滄浪亭、元代の獅子林、明代の拙政園、
清代の留園の四つ“蘇州四大園林”。
北京-頤和園・承徳-避暑山荘は北方の皇家園林。
蘇州-拙政園・蘇州-留園を私家園林。
庭園ご紹介ありがとうございます。
中国へ行かないと分らない事ばかりです。
「ウダツ」も教えて頂きました。
CMソングから名前だけは知っていた留園ですが
これほど 大変な世界遺産とは知りませんでした。
行って見なきゃ解らないことが たくさんありました。
「丼」