丼季報亭「8万時間の休息」

旅の記録や季節の便りそれに日々の思いを軽いトーンで綴ってみました。

146. 日増しに 秋の気配

2008-09-09 09:49:46 | 季節の便り
草の戸や 日暮れてくれし 菊の酒 
                                      
(芭蕉)


九月に入って 日に日に 過ごしやすく 朝晩は すっかり 秋の気配ですね。

空の雲も 秋の装い 

毎晩 雷鳴を 連れてきていた 入道雲も めっきり 少なくなりましたね。

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九月九日 重陽(ちょうよう)五節句の一つです。 陰陽思想では奇数は陽の数であり、陽数の極である9が重なる日であることから「重陽」と呼ばれます。

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 旧暦では菊が咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれています。 平安時代から日本では菊花酒(菊の酒)を飲む風習があったようです。

日増しに 秋の気配 季節の変わり目
どちら様も ご自愛いただきますように。


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2 コメント

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秋空 (あこ)
2008-09-09 11:24:50
空の白い流れるとぎれ雲が、なんともいえない
秋空を感じさせますね~
そうですか、「草の戸や 日暮れてくれし 菊の酒」
菊は秋に咲くので、それを読んでいたなんて、最初読んだ時、意味が理解できませんでした。
ありがとうございます。
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陰陽思想は知識人の常識でした ()
2008-09-11 09:56:42
 江戸時代までは陰陽思想は知識人の常識でした。芭蕉はそこを指しています。

節句 は 次の5日

人日(じんじつ)1月7日、七草

上巳(じょうし/じょうみ)3月3日、桃の節句、雛祭り
端午(たんご)5月5日、菖蒲の節句

七夕(しちせき/たなばた)7月7日、たなばた、星祭り、竹・笹

重陽(ちょうよう)9月9日、菊の節句

七草の日付。一月だけ月日が重複していないこと、9月は 旧暦であったため 菊の節句です。

「丼」

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