相場三昧 マーケットウォーカー

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SOUL, SMOOTH JAZZを愛するトレーダー

 

危機管理Ⅱ

2011-01-31 14:31:42 | ディーリング
いわゆる「火の用心」

危機管理の理論は簡単である。
投資機関のファンドマネージャーは必ず危機管理について講義を受ける。
その受け売りを簡単に説明する。

・事前管理ーー事前に危機を避ける
       危険に近づいたらポジションを調整する。

・事後管理ーー危機に踏み込んだら逃げる
       損失を抑えるためにロスカット。

共通して用いられるのは、一般に過熱感を示す指標である。
また事前管理には、ボラティリティー理論・リスク評価理論が用いられる。
事後管理には主として危機数量計算(仮計算損失率、仮計算損失額)が
用いられる。もったいぶっているが、所謂「値洗い」「損金計算」の
ことである。

くどいようだが「危機管理」というのは
必ず実行が伴わなければ意味がない。

ただ、皆分かっているが、私を含め実行できる向きは少ない・・・(苦笑)
時々自分自身に言い聞かせる必要がある(爆)


Rocketeer ; Far East Movement
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危機管理

2011-01-27 15:31:33 | ディーリング
売買活動の結果について
「成果は運用により、失敗は管理による」ともいわれる。

「危機管理」というと、相場の動きが人気化してきた、荒っぽくなった
仕手が介入したなど対象物が危険な動きを見せてきたから用心しろ
と言う事だと思っている人が、ほとんどだ。

だが、それだけではない。
売買をやる、ポジションを管理している者について、実質的に
「いかに損失を避けるか」の、・気持ちの持ち方と・方法のこと。
広辞苑には、
危機ー大変な事になるかもしれない危うい時や場合。危険な状態。
管理ー管轄し処理する事。取り仕切る事。
即ち、「必ず処理してこそ、危機管理が成立する。分かっていても
処理しないならば意味のないこと、なのである。

この「処理してこそ意味がある」ことが大切であり、結論は
「理屈はどうでもいいから処理する事が大切」ということになるのである。


Walter Beasley - Steady as she goes
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商品相場必勝ーツナギの理解と実践

2010-09-07 15:01:06 | ディーリング
1、取引所の存在理由のひとつ

そもそも、取引所の設立の目的は、
1、公正な価格の形成
2、流通の円滑化
3、ツナギの場の提供
といわれる。

相場用語・売買技法基礎辞典 「つなぎ」
大別すると1、保険ツナギ 2、鞘取りの一方の玉を言い保険ツナギには・現物のツナギ
売り、ツナギ買い・買い玉のツナギ売り、売り玉のツナギ買い・物価上昇(下落)見込み
のツナギ買い(売り)などがある。ヘッジとも言う。

すべての投資家は、このヘッジ機能を有効に生かす売買を心掛けるべきである。

2、継続的な商行為

現物・・・100円で買った株(そのまま持っている)
ツナギ・・200円で信用売り(新規売り)
この売り玉をツナギ玉ともツナギの売り玉とも言う。

どうして、こんなめんどくさいことをするのか、というと「利益を確保しながら、さらに
利益を伸ばそう」とするからだ。
1、利食い 200円で売り手仕舞いしたと同じ効果になる「利益確保のツナギ」
2、下落による損失防止「保険ツナギ」
3、コストダウン 手持ちの株を持ち続けながら買い値を下げる目的。
  たとえば、200円で売った玉を150円で買い戻せば50円の利益となり、100円の原価は
  50円に下がる。二回繰り返せばコストはゼロになる。

すなわち、外見は200円の売り玉であるが、目的(内容)が違うのである。
現物を売ってしまうと、それで一つの商行為が終結してしまうのに対して、ツナギをした
場合には、現物との関係が維持されていて、これからの対応が多様であるし、どれを
やってもよく、これからの値動きによってさらに有利に展開する可能性がある。

商品相場には、限月があるからサヤの開閉でさらに有利に持っていくことが出来る。




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商品相場必勝

2010-08-23 16:10:32 | ディーリング
1、建て玉と損益

③、小細工は不要

さて、本玉は手仕舞うまで維持する。
当然ではないか、と言われるが、手仕舞うまでに「玉の操作」が加わることがある。
玉の操作には、
1、小数枚のためし玉の出し入れ 2、期限延長のための乗り換え 3、増し玉
4、有利な限月への分散または乗り換え 5、玉の建て直し 6、つなぎ
がある。

これらの玉操作は、一部では必須のものといわれ、限月制取引においては、銘柄に
よってサヤの変動が大きく、限月ごとに全く違った動きをすることがあり、乗り換えの
玉操作で、安全性を高め、また効率をよくすることを考えなければならず、乗り換えの
攻拙で結果が全く違ってしまう、と言う理由があげられている。

本玉の維持の途上の建て玉の操作の目的は「安全性の確保」と「利益の増大」という
相反するものであり、どうしても安全性より利益の増大に対して非常に積極的な操作に
走りやすいもので、常識的にも、そんなに上手くいくはずがないということを、
渦中に巻き込まれるとやってしまうものである。

本玉の維持は、出来る限り安全性を考え消極的態度と方法をとるべきである。




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商品相場必勝

2010-08-20 15:30:28 | ディーリング
1、建て玉と損益

②、乗せは分割ではない

「分割」と「利乗せ」を混同している人が多い。
乗せを利乗せというように、見込みどおり上伸して、そのあとさらに増し玉するのを
乗せという。殆どの人が安値の時は小枚数だが乗せになると枚数が多くなる。

「売りの利乗せは宝の山、買いの利乗せ貧乏神」という格言がある
売りの利乗せ下げ相場の途中であり、下げ相場の終末は底で動きが小さいから、十分に
手仕舞いする余裕がある。逆に、上げ相場の途中の利乗せは、上げ相場の終末が
激しい動きをするものだから非常に危険なのである。

乗せの危険性は、その時は実感がなく、危険に直面してはじめてわかるもの。
「利乗せ」は必敗の法となる。

もし、利乗せの利点を認めるとしても、それは売りに於いてであり、限月制取引の
順サヤの買いにおいては到底 認めることは出来ない。というのが本当のところだ。





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