中国の異常なまでのゼロコロナ政策は、武漢でコロナが発生して以来、中国がとってきた政策。だが8割以上のワクチン接種が進んでいる中国でどうして、ゼロコロナに拘るのだろうか。
中国現在のロックダウンは、中国ワクチンの有効性が低く(一説には50%とも)それを恐れて、その有効性の低さを認めると面子がなく、現在のゼロコロナ政策を継続しているのでないかと前々から考えている。多くの犠牲者が出れば、中国共産党政権が危うくなる。
昨年の5月、6月タイでは、コロナワクチンが不足しており、医療関係者や一般でも
中国のワクチンしかなく、皆中国のワクチンを接種。かなりの医療関係者や一般の人が中国のワクチン接種後もかなり感染者が出て、タイで中国のワクチチンの有効性の低さを証明している。現在もタイのワクチン接種会場では中国のワクチンも接種できるが、ほとんどの人は、モデルナかファイザーを接種する。
中国は他の国にも無償や安い価格でワクチンを提供するワクチン外交を進めたが、どもう逆に中国のワクチンの有効性の低さを露呈したようだ。
ゼロコロナ政策をやめると、中国製ワクチンの有効性の低さが中国国民に露呈し
共産党政権の揺るがしかねない恐れを持っているのではないだろうか。
ブルンバーグ通信の最近の記事が、中国がどうして外国製のワクチンの導入に踏み切らないのか指摘している。
「感染力の強いオミクロン変異株に直面しても習政権は外国製メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの導入に目を向けようとしない。導入されれば、高齢者の重症化・死亡リスクを減らし、ゼロコロナ戦略からの脱却を後押しする可能性もある。
中国が必要な供給を待つのはそれほど難しくはないはずだ。中国の上海復星医薬(集団)は2020年3月、ドイツのビオンテックに0.7%出資することで合意。同社が米ファイザーと共同開発した新型コロナのmRNAワクチンを中国で販売することも決めた。同年中に中国で1億回分を販売する計画に至ったが、中国の監督当局はまだ認可を出していない。
在中国欧州連合(EU)商業会議所のヨルグ・ワトケ会頭は今月に入って中国政府に宛てた書簡で、mRNAワクチンを認めるよう促した。mRNAがコロナワクチンの「黄金律であることは世界中のデータが明確に示している」と話す同会長は「なぜ時間を無駄にし、何を待っているのか」と疑問を呈す。」
昨日のNHKではその中国と対照的な台湾をニュースで取り上げた。
「台湾当局は3日、域内で確認された新型コロナウイルスの新規感染者が2万3102人に上ったと発表しました。
1日の感染者が2万人を超えたのは初めてです。
台湾では、先月28日に感染者が1万人を上回ったばかりで、感染の急拡大が続いています。こうした中、当局は海外から到着する人に義務づけているホテルなどでの隔離期間を今月9日以降、10日間から7日間に短縮することを決めました。
「台湾当局は「上海の都市封鎖のような手法はとらない」と強調し、今後も規制緩和を徐々に進める方針ですが、そのためにはワクチンを3回接種した人の割合を今の6割からさらに引き上げる必要があるとして、追加の接種を急ぐよう呼びかけています。」
1日の感染者が2万人を超えたのは初めてです。
台湾では、先月28日に感染者が1万人を上回ったばかりで、感染の急拡大が続いています。こうした中、当局は海外から到着する人に義務づけているホテルなどでの隔離期間を今月9日以降、10日間から7日間に短縮することを決めました。
「台湾当局は「上海の都市封鎖のような手法はとらない」と強調し、今後も規制緩和を徐々に進める方針ですが、そのためにはワクチンを3回接種した人の割合を今の6割からさらに引き上げる必要があるとして、追加の接種を急ぐよう呼びかけています。」