勝五十六の日本戦略論

この危機を機に、少しずつ、日本戦略論と今回の政府の対応の遅れを海外から見た視点で、書いていく予定です

タイへの長い道のり 隔離日記1

2021-01-24 11:48:35 | 日記
2020年7月2日に1ヶ月の日本への一時帰国で日本に戻り、2021年1月21日にやっとタイへ戻れました。ANAがセミコマーシャルフライトを1月から開始して、保有していた帰りのチケットが使えるようになりました。3月にヴィザとマンションの契約が切れるので、遅くても2月には戻らないといけなかった。色々な規制がある中、遅くても1月には、帰れると直感では、感じていたが。12月にANAが2月まで全てのタイ行きの便をキャンセルした時は、愕然とした。

もともと(今は、ANA, JALがセミコマーシャルフライトを再開したので、チケットは安くなった)は、一人当たり50万円もかかる高い帰国であった。

なぜなら、費用として。タイ政府のタイ人帰国専用機(片道15万円程度、2週間のホテルでの隔離(20万円から50万円程度)コロナウイルス治療も含む保険(1年15万円から20万円程度)PCR検査。

さて隔離ホテルに21日に到着して、すでに2泊。。

やはり東京でのPCR検査や証明の取得、バンコクまで7時間のフライト等で結構疲れていたようです。1日2回体温を測りスマホのアプリで報告。24時間行動監視のアプリもダウンロード。1日3食は、ホテルとはいえ日本のコンビニ弁当より劣る食事。朝瞑想とプラナヤマ、簡単なアサナ。ヴィパッサナー瞑想は聖なる沈黙のルールで誰とも話せません。先生に面接で質問する時は別です。今回の隔離も結婚して30数年の家内と一緒です。話し相手がいるのは少し楽かも知れません。日本は寒いですが、こちらは24度から32度。まだ過ごしやすいですね。3月、4月から9月は34度くらい。家内はタイでの4月から数ヶ月の緩いロックダウン以来のコロナ戦争の戦友です。34年来の人生のパートナーです。隔離修了後直ぐに結婚記念日ですね。2002年から2003年香港でSARSの時は子供も小さく大変でした。あの時の経験は今回コロナとの戦い(共生の戦い)に生きています。子供達は二人ともアメリカで会えないのは寂しいです。



羽田からバンコックへの便は、全体の乗客が20人程度。




バンコックの飛行場の到着ロビー。到着したのは、2便のみでガラガラで、
4箇所のチェックポイントがあり、PCR検査陰性証明、健康状況証明、米ドル10万ドルの医療保険証明、入国許可証明、隔離施設予約証明等をチェック。人がいないので、20分程度で終了。




隔離ホテルの写真。部屋の外には一歩も出られません。






隔離ホテルの食事とメニュー。ホテルのお値段の割には、食事は貧弱。
まあ日本のコンビニ弁当に劣るかな。。。

毎年タイで10日間のヴィパサナ瞑想の合宿に行きますが、ヴェジタリアンの食事はこのホテルよりいいですね。実は某5星ホテルの隔離ホテルも検討しました。かなり高いのですが、食事のメニュは豪華でした5星ホテルだと、すぐ10キロから20キロ太りそうです。



タイ政府vs日本の政府

2021-01-03 10:02:05 | 日記
予想どうり、東京は、1日の新規感染者が1300人を超え、日本全体では、4500人を超えた。都知事と政府は、お互いに非常事態宣言の決断を相手に押し付けて、今まだ、責任を相手に押しつけ合いをしている。誠実な指導者ないない国ほど不幸な国はない。幕末の勝海舟や坂本龍馬な国民や国を思い行動する政治家が今の日本いるのだろうか。

タイもタイ国内でミヤンマーの労働者の多数感染者が出て、タイ全体に広がっている。まだ1日の新規感染者は、200人から300人のレベルだが。タイの地方政府が、すぐに措置を発表。日本人は、本来のロックダウンを経験していなが、タイは、4月から数ヶ月スーパー以外全てを閉鎖して、ほぼロックダウンに近い措置を出した。今回は、ロックダウンではないが、日本の非常事態宣言よりかなり厳しい。タイ政府には、個人的に批判的だが、コロナウイルスの対策は、日本政府より素早く、厳しい措置を取っていて、評価に値する。決断のスピード感が日本は、足元にも及ばない。第1波の対策も今回の第2波の対策も素早い。

以下がバンコックの措置である。(翻訳は日本大使館のメールから)

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・1月1日、バンコク都は、本1月2日から変更の告示があるまで効力を有する措置として、施設の一時閉鎖に関するバンコク都告示第15号を発表しました。
・当館において作成した、主要部分の日本語仮訳は以下のとおりです。
・今後の発表等により変更の可能性もありますので,最新の情報収集に努めて下さい。

◯閉鎖する施設
・サービス施設、パブ、バー、娯楽施設、及び類似の施設
・遊園地、ウォーターパーク、子どもの遊戯場及び遊具
・スヌーカー場、ビリヤード場、ボードゲーム店、ゲーム店、インターネット店
・闘鶏場、闘牛場、闘魚場、及び類似の施設
・保育園、介護施設(宿泊を通常業務として含む施設は除く)
・ムエタイ競技場・練習場、武術学校、ジム、競馬場
・全ての競技場、フィットネス場
・浴場、個室付浴場
・宴会場及び類似の施設
・仏像のお守り及び仏像販売所
・児童養育施設
・美容増進施設(医科クリニックとして認可を受けていない施設)、刺青店
・スパ、マッサージ店
・ボーリング場、スケート場、及び類似の施設
・ダンス場、ダンス練習場
・(1月17日まで)学校施設、学習塾、全ての教育機関(人の集まる授業、研修、活動は禁止。オンライン授業の実施は除く)

◯別表に定める施設・場所毎の感染拡大防止措置を厳格に実施する施設
・飲食店、コンビニエンスストア、屋台、フードコート、フードガーデン、食堂
・百貨店、複合施設、コミュニティモール
・展示場、会議場
・ホテル内会議室、会議場
・小売店、デリバリー店、市場、水上市場
・美容増進店、理髪店(1人2時間以内の時間制限を設け、店内で待機することがないようにする)
・保育園、介護施設(宿泊を通常業務に含む場合に限る)
・美容増進医療クリニック、ネイルサロン
・ゴルフ場、ゴルフ練習場、スポーツ競技場
・公園、広場、公共イベントスペース、運動場
・ペット用スパ・トリミング、ペット預入店
・屋内運動施設、屋外・屋内の公共プール
・植物園、花園、博物館、学習センター、歴史的遺構、遺跡、公共図書館、美術館
・ウォータースポーツ・アクティビティ施設
・映画館、劇場

◯上記以外の施設においては、検温、マスク着用、最低1メートルのソーシャルディスタンスの確保、手洗い・消毒、各種活動中・活動後の用具の消毒、施設の出入域の際のアプリケーションを通じた登録を関係者に徹底させる。

◯バンコク都は全ての人に、住居を出る際はマスクを着用するように協力を求める。

◯本措置は、1月2日から、変更の告示があるまで効力を有する。