新潟久紀ブログ版retrospective

新発田地域振興局長の細々日記R5.4.24-R5.4.30

令和5年4月1日付けで新潟県の新発田地域振興局長になった私が、少しでも地域のお役に立ちたいと思う日々です。
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●令和5年4月24日(月)
新発田地域振興局管内の現地視察2日目。JA北越後さんのアスパラや春ネギの選別調整ラインでは機械化による効率化の一方で丁寧な作業のための人材確保のご苦労など伺う。農地整備では33.5万トンの巨大ため池整備や長辺280mもの1ha超え一枚田、統合整備した排水機場など大規模化と効率化の進展を実感。

●令和5年4月25日(火)
新発田地域振興局管内の基幹病院である新発田病院の院長が主宰する地域医療機関の連携協議を傍聴させていただいた。医師不足や働き方改革の下で時間外救急対応をいかに効果的効率的に連携するかについて各院長などの調整努力等に敬服する。地域住民とも厳しい状況を共有し協力意識を醸成したいものだ。

●令和5年4月26日(水)
新発田駅前などを通るたびに空き家や空き店舗の増による街中空洞化に心痛の思い。三条市では国財源の人材活用制度を使って東京の不動産業者を招聘し、空き家バンクの活用向上や古民家活用の移住促進住宅整備、空きビルの複合交流拠点施設化を展開。カネとヒトを知恵で持ち込む取組は見習いたいものだ。

●令和5年4月27日(木)
新発田地域振興局長着任に伴う管内視察3日目は、胎内市や聖籠町の誘客資源を見て回った。開基千二百年の古刹「乙宝寺」のような、見ごたえも物語の聴きごたえもあるスポットが幾つもあるが、各々単体では来訪を誘いにくいので、上手に組合わせた巡り方と楽しみ方のソフトと共にアピールが必要と痛感。

●令和5年4月28日(金)
新発田市出身の偉人 #大倉喜八郎 が残した迎賓施設「#蔵春閣」の開館記念式典に出席。和洋を取り混ぜて贅を尽くした建築や装飾は、目の前にしながら解説を聞くことが伴ってこそその凄さや貴重さが実感されるので、単なる宴会ではなくインテリジェンスバンケットとでもいった活用法を展開してはと思う。

●令和5年4月29日(土)
新発田管内の人口減少対策では進学等で転出した若者から戻ってきてもらえるかが大きな課題。高校の卒業生と地元との縁を繋ぐ同窓会は、経験的に成功者の自慢や年輩の説教で辟易する印象だが、若い卒業生と在校生を対象に地域活性化などテーマに同窓会を開けば参加しやすく地元への関心も高めるのでは。

●令和5年4月30日(日)
少子化対策など考えながら厚労省発表の県別出産費用を見て愕然。東京56.5万円はともかく新潟48.7万円で5番目に高く、近県では長野、埼玉、群馬、全国平均49.5万、富山、福島の順。東京在住の県出身若者が交通至便な新幹線沿線地での出産を増やせば、里帰り出産を契機にした子育て新潟ターンも危うい。

(「新発田地域振興局長の細々日記R5.4.24-R5.4.30」」終わり。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式「R5.5.1-R5.5.7新発田地域振興局長の細々日記」に続きます。)
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