新潟暮らし推進課長として、新潟県の人口減少問題を政策分野横断的に検討する事務局をしていた2018年の秋に、ご助言やご指摘をいただきたくて初めて門戸を叩いたのが増田寛也先生です。
岩手県知事や総務大臣までも歴任され、その後も「地方消滅」の書籍などを通じて、センセーショナルかつ説得力をもって人口減少問題の警鐘を鳴らしてきた地方自治の超大物。
私のような地方自治体の課長ごときが一人でお会いしてもらえるのか、お会いできても高圧的にやり込められるだけでは…などという心配は全くの杞憂でした。初めての面談においても、当方の真剣な姿勢が伝わるや否や、次から次へと溢れんばかりの知見に基づくご助言をいただき、新潟県の振興のための論点課題も独自に整理された具体のデータをお示しいただきなから、実に気さくにディスカッションに応じていただけた。
今や、増田先生は日本郵政の社長となられ、私も苦労して蓄積した知見を活かすことのできない無関係の部署に異動させられたため、改めてお会いすることなど叶わなくなってしまったが、胸にしまっている先生からの貴重なご指摘やご助言の数々を、残り僅かな県職員在職中に機会があれば、もしくは退職後であっても、可能な場面で活かせていただきたいと思っている。
ほんの数回お会いしてお話した時の思い出ですが、ツイッターでつぶやいたものをまとめたのでご覧いただければ幸いです。
●増田寛也先生と初対面
日本郵政社長で更に近寄り難くなった増田寛也先生だが、2年前に新潟の人口減少対策について助言を聞きに伺った。県の課長が一人で?…と最初は怪訝な表情だったが、事前に精読した先生の全著書から随所に引用しての問い掛けで信用頂けたのか、予定時間も大幅超過して沢山の貴重な知見を拝聴できました。
●増田寛也先生へ講演オファー
恩人といえば最近では増田寛也先生。 知見の広さ深さに直に触れた経緯から、令和元年に県内開催シンポの講師を願い出るとご快諾。1年ぶりに当時の都心オフィスに事前挨拶に伺うと、矢継ぎ早に新潟県の論点課題や講演準備など指摘・指示してくれた。大臣経験者と思えない実務的熱意と気さくさに感激だ。
●増田寛也先生は来県当日も気さくに
令和元年11月、朱鷺メッセ開催シンポの講演にいらした増田寛也先生をアテンドすると、移動中の車内や昼食の控え室、シンポの休憩時間でも、飽きること無く私との会話に応じて頂き、溢れんばかりのご助言や国・他県等の貴重な情報をご教示頂いた。知事やお偉いさんと差別のない対応ぶりにも感激した。
●増田寛也先生にいつか恩返しできる日を。
現在の国の人口減少対策には、増田寛也先生が従前に著書で示唆した内容が随所に見られる。先生は来県時に具体事業案ではないが、対策の考え方や動かし方等を短時間に凝縮して教えてくれた上で「新潟独自の施策発案を頑張って」と私を励ましてくれた。現職務では叶え難く残念だが…いつか恩返ししたい。
(新潟暮らし推進課長時代の恩人、増田寛也先生の思い出はひとまず終わります。いつかまたエピソードをupしたいです。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。