新潟久紀ブログ版retrospective

R5.5.8-R5.5.14新発田地域振興局長の細々日記

令和5年4月1日付けで新潟県の新発田地域振興局長になった私が、少しでも地域のお役に立ちたいと思う日々です。
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●令和5年5月8日(月)
新型コロナのいわゆる5類移行で、私の庁舎でも検温計や消毒液、パーティションを撤去することに。3年に及ぶ緊張による関係者の疲弊は回復させたいが、インフルエンザのように特効薬が出来たわけではないので、深刻な変異や新たな感染症などにいつでも対応できるよう知見をメンテナンスしたいものだ。

●令和5年5月9日(火)
新発田地域振興局管内iの「聖籠町」の由来は、徳の高い聖人が籠もった逸話に因んだと聞き、由来の宝積院に寄る。田園の中の里山にポツンと在って平日夕方に人の往来も無く、冬囲い片付けをしていたご住職に尋ねると、秘仏本尊の十一面観世音菩薩様を拝める日を教えて頂けたので改めて伺うこととした。

●令和5年5月10日(水)
新発田地域の公共基盤整備を管内視察。水害が年々激甚化する中での河川改修や、交通網の代替性という国家的課題から日々の通学路の安全にも関わる道路整備など、県としての規模や機能をもって対応すべき最重要は、生命財産の安全に直接関わる土木施設であると、今後の業務対応に向けて認識を強くした。

●令和5年5月11日(木)
新発田地域振興局長としての管内視察も一旦最終日。廃校舎活用のIT系シェアハウスや、小さなテーマパークのような神社、山あいの温泉地で宝探しのように歩ける散策路、対応幅が広くて気負わないで山遊びや登山に親しめる森林公園など、魅力的な創造の場と生活環境を上手くパッケージングしてPRしたい。

●令和5年5月12日(金)
新潟県農林公社を訪ねて農業振興策のヒントを伺う。農地利用に係る制度変更といった農業を取り巻く環境の動向や、県が旗振る園芸作物増進について産地が取組むべき課題など、非常に示唆に富んだお話が沢山聴けた。分野横断的視座にあるべき地域振興局長として、農業と他分野の連携促進等に活かしたい。

●令和5年5月13日(土)
大学生が警察と連携して、ネット上の援助交際等に係る有害投稿を監視してサイト運営会社へ通報する、サイバー防犯ボランティアで活躍していると聞いた。心身不調等であまり屋外活動できない人たちの社会参加に活かせないかと思う。ネット詐欺は深刻化しており経済的効用もあって収益化も図れると思う。

●令和5年5月14日(日)
異質の者が集まっても並立するだけでは化学反応は生まれず同質の集団より劣ってしまう「多様性の罠」。既存のポストを女性や若手にすげ替えるだけでなくそれが奏功するソフトが伴わないと熟練男性の知見さえも活かせず残念な状況になることを経験的に痛感している。私は真に実効ある多様性を目指そう。

(「R5.5.8-R5.5.14新発田地域振興局長の細々日記」」終わり。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式「R5.5.15-R5.5.21新発田地域振興局長の細々日記」に続きます。)
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