新潟久紀ブログ版retrospective

R7.1.1新発田地域振興局長の年頭挨拶

●「FMしばた」で年頭挨拶させていただきました

(MC)
 この時間は、新潟県新発田地域振興局の局長から、新年の御挨拶をお送りいたします。
(局長)
「FMしばた」をお聴きの皆さま、明けましておめでとうございます。
新潟県新発田地域振興局の局長です。
日頃から県行政への御理解と御協力をいただき、誠にありがとうございます。
令和7年の年頭にあたり謹んで新年の御挨拶を申し上げます。
 昨年を振り返りますと、新潟県内でも大きな被害が生じた能登半島地震で始まり、雪が少なくて水不足を懸念していると警報級の長雨に翻弄され、夏には本県初の豚熱、秋に鳥インフルエンザの発生など、仕事や生活において様々な苦労があったことが思い出されます。甚大な影響を受けた方々へお見舞いを申し上げるとともに、対応に当たっていただいた皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
 一方で、明るい話題を一つあげますと、新発田市で、化学肥料や農薬を控えた安全安心で高品質のコメづくり等を進めていく「オーガニックビレッジ宣言」が発せられ、近隣の自治体にも広がる動きになっています。佐渡の金山が世界文化遺産に登録されて、その波及効果を新発田地域にも引き込む上で、インバウンドにおいて重要となる「食」の大きな魅力の一つとして地域のアピールにつなげたいものです。
 新発田地域振興局としては、「食」に関する情報発信はもとより、観光資源など広域的に点在する見どころをまとめた「魅力発見マップ」を作成配布するなどして、国の内外から新発田地域への来訪者が増えるよう取り組んでおり、自治体や関係者との連携を更に深めて、より一層地域の活性化に貢献したいと考えています。
 新発田地域振興局は、新潟県が担う行政サービスの最前線として、「住んでよし、訪れてよしの新潟県」の実現に向けて、関係する皆様と連携して知恵を出し合い、地域の振興と発展に取り組んでまいりますので、引き続き御理解と御協力をお願いいたします。
 新発田地域にお住いの皆様にとって令和7年が穏やかで幸多き年となりますよう祈念して、新年の御挨拶とさせていただきます。

(MC)
 新発田地域振興局というのは、そもそもどんな仕事をされているのですか。
(局長)
 私が局長に着任して2年近くになりますが、地域の方々と話していると、振興局について御存知ない方が未だに少なくない状況です。
新発田地域振興局というのは、新発田市、阿賀野市、胎内市、聖籠町を所管区域として、市や町が単独ですることが難しかったり、広域的に取り組むほうが効果が上がるような事業などを進める県の地域機関です。
 道路や河川の整備であるとか、農業の産地育成の支援、保健や福祉、生活環境の保全など、社会経済のインフラ整備やセーフティネット機能といった、地域において人々が豊かで安心して暮らしていけるように下支えするのが主な仕事です。
 その上で、地域の社会と経済の更なる発展に向けて、人の流れが盛んになり、地域に関わる人達が少しでも増えるように、県としての広域的な立ち位置で、観光の振興などの取組も強めているところです。

(MC)
 地域の社会や経済の更なる発展ということで、特に力を入れている取組や、今年の抱負などはいかがですか。
(局長)
 地域の社会や経済の発展のためには、物事の自動化や省力化が進む中においても、「人」のパワーをいかに発揮してもらえるかが重要だと思います。
そこで、新発田地域振興局独自の取り組みとして、管内に住み続ける若い人や、関心を持って関与してくれる人を増やしたいとの思いから、新発田地域を面白く感じて、働き、暮らし続けるには何をどうすればよいか、地域内外の各界で活躍する人や学生さんなどを集めて語り合い、各々の取組みを関連づけることで良い相乗効果や意外な化学反応を生みだせないかなど、「知恵を出し合う」ための座談会を何度も開催しています。
 今年もこの座談会を、新発田地域の魅力や資源を活かして稼ぎを上げて暮らしていけるような具体的モデルの発見などに繋がるよう、展開していきたいと考えています。
 このラジオをお聴きの皆様からも、新発田地域からの若者の流出を抑えたり、もっと人を呼び込むためのアイデアがあれば、是非とも教えて欲しいと思います。
 新発田地域振興局の公式ホームページを通じてでも結構ですし、それが仰々しくてためらわれるということであれば、ネットで「新発田地域振興局長のブログ」と検索していただき、私の公私にまたがる思いなどをSNSでご覧いただきながら、小さな気づきであってもご意見などをいただければ嬉しいです。

(MC)
 SNSならアクセスしやすくて思いついた時に気軽にアイデアを出し易いかも知れませんね。興味のある方は「新発田地域振興局長のブログ」を検索してみてください。
 それでは、思い出の一曲に移ります。
 演歌女子ルピナス組の「コシヒカリ音頭」をいただきました。
 阿部局長はこの曲にどんな思い出があるのでしょうか。
(阿部局長)
 私が若かりし昭和の頃に、新潟県が生んだ偉大な落語家・林家こん平師匠が歌うのを聴いて面白がっていたものを、数年前に若い女性グループが今風にアレンジして歌っているのを聴いて、「新潟県といえばコシヒカリ」は普遍的だよなと再認識させられたものです。
 歌詞のフレーズによっては現代においてどうかと思われるかもしれませんが、昨年の令和の米騒動も踏まえ、新潟の最強ブランド「コシヒカリ」を称えて明るく歌い上げる曲を通じて、新潟に内外の目を更に向けさせたいものです。
 正月休みで新発田地域に帰省してこのラジオを聴いている人もいると思うのですが、この曲を聴いて、これまで自分を育ててくれた「米どころ新潟」のありがたみを感じてくれたり、できれば、その恩返しにどんなことができるのかに思いを馳せてくれれば、嬉しく思います。
 ~楽曲放送(リンクはこちら)~

※FMしばた R7年1月1日(水)9:15、17:15放送

(「R7.1.1新発田地域振興局長の年頭挨拶」」終わります。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式「R6.12.30-R7.1.5新発田地域振興局長の細々日記」続きます。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
https://twitter.com/rinosahibea
「活かすぜ羽越本線100年」をスピンオフ(?)で連載始めました。

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