西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

5/4 第10節 サガン鳥栖戦(京都・西京極競技場)

2011年05月04日 18時37分05秒 | サンガ観戦レポート2011
写真:明日はこどもの日。京都サポのこどもたちに勝ち点3をプレゼントできたのか?

やはりJ2は甘くない。
前節・栃木SC戦ではサンガの目指すパスサッカーがまったく機能せず悔しい敗戦。
シュート数も4本と攻撃陣が完全に沈黙、はやくもJ1復帰に黄色信号が点灯した。
今日はホームゲーム。連敗は絶対許されない。

GW真っ只中、前回のホーム岡山戦の時とは違って、雨は降りそうもない。
今日のお仕事はその岡山戦でビチョビチョになったビッグフラッグを乾かす事。
早朝出勤、スタジアムに8時50分集合。
クラブに許可をもらって西京極のグラウンドと北側スタンドでフラッグを広げる。
朝の日差しと爽やかな初夏の風であっという間に乾いてくれた。
今日対戦する鳥栖はあまり相性の良くない相手だが、
今日の爽やかな天候の様にスカッと勝ってもらいたいものだ。

【サンガのスタメン&ベンチ】
 GK:水谷
 DF:アライール、森下、福村
 MF:加藤、鄭又榮、内藤、中村太
 FW:ドゥトラ、宮吉、ディエゴ
SUB:児玉、酒井、安藤、中山、駒井、中村充、久保

前節イエロー2枚で退場、今節出場停止となったDF内野に代わって福村。
中盤は大幅にメンバーを入れ替えたサンガ。
果たしてその大木采配は功を奏すのか?

【試合感想】
試合への入り方がイマイチ良くない。
鳥栖はサンガの試合への入りが良くないのを見越してか、積極的なプレスを仕掛けてくる。
パスが繋がらず徐々に押し込まれる。
「う~ん、良くないな…」
前半はポゼッション的には完全に鳥栖ペースで進む。
サイドの攻防で何度も裏のスペースを突かれてピンチを迎えるが、
GK水谷の神セーブ2連発でナンとかカンとか0-0で前半を凌ぐ。

とにかくサンガはシュートが少ない。
押し上げもない。
パスも遅いし、細か過ぎる。
前半唯一スペースを使う動きをしていたミヤが負傷退場してから
前線でアクセントとなる選手がいなくなり、ますますゴールが遠くなった。

後半になって鳥栖のDF浦田が2枚目のイエローを喰らって退場、
相手は完全にドロー狙いとなり、ゴール前を固める戦術を採ると、
ますます攻め手がなくなってしまう。
FWディエゴが焦れてボールをもらいに最終ラインまで下がってくる。
DFラインの押し上げがないので前線に選手が足りなくて
ボールを保持しても、前に出しどころがない。
だからすぐDFラインまでボールを戻す。その繰り返し。

後半、久保クンを入れてようやく前線でポイントが出来るが、
ペナルティエリア内をがっちり固めた鳥栖のゴールを割ることは出来なかった。
シュート数こそ記録上12本放ったサンガだが、
観ていた印象はゴールの匂いのするシュートは3、4本。
とどのつまりは前節栃木戦の時とな~んにも変わっていなかったという事。

祖母井GMと大木監督の標榜していた“また観たくなるサッカー”とは何か?
少なくとも今日の試合内容は“また観たくなるサッカー”ではなかった。
引き分けという結果に複雑な表情でスタンドを去るサポーターの人たちに
「今度は勝ってくれるはずなので、また来てくださ~いっ!!」
とお願いしないといけないという事実を選手はどう受け止めているのだろうか?

サポーターからの罵声に怒りの表情を浮かべた森下はまだ怒るだけマシ。
何の反応もしない他の選手たちの気持ちが知りたい


写真:試合前に僕の旗を持ってのペアショットをお願いした。この時はまさかこんなしょっぱい試合になるとは思わなかった…

【試合結果】 京都0-0鳥栖

【観客数】 8,924人(前回のホーム戦より少ない…ヤバいなぁ)

【得点者】 なし

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷6
 DF:アライール5、森下5.5、福村5
 MF:加藤5.5、鄭又榮5.5、内藤5(90分 安藤5.5)、中村太5.5
 FW:ドゥトラ5.5(73分 久保5.5)、宮吉5.5(32分 中村充5)、ディエゴ5

【今日の私的MOM】
 水谷 雄一 : 前半の2連発のナイスセーブがなかったら…あ~恐ろしい

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4/24 第8節 ファジアーノ岡山戦 (京都・西京極競技場)

2011年04月24日 22時25分50秒 | サンガ観戦レポート2011
東日本大震災により二カ月近くの中断期間を経て、ついにJリーグ再開。
待ちに待った今季公式戦初のホームゲームである。
相手は初対決となるファジアーノ岡山。
開幕・水戸に不覚をとったサンガとしては、是が非でも勝たねばならない。

ただ、ちょっと心配だったのが試合当日の天候。
前日夜にヤフー天気で調べたら雨が降るのは18時以降。
「それやったらぜんぜん大丈夫やん♪」
と思ってたら、当日になって情報が更新され、お昼から降水確率50%に!
「こ…こりゃイカン!」
そんな時、西京極のグッズショップにおあつらえ向きの新製品が!!


サンガてるてるぼうずストラップ

買いましたとも。
ちょっと高かった(900円也)けど、これで晴れてくれるなら…
ところが、このてるてるぼうず様、ご利益があったのは試合中のみ。
試合前、強烈な雨と強烈な風、さらには小豆大の雹(ひょう)まで降る始末。
応援旗やユニはもちろん、パンツまでグチョグチョになりました。
「さ…寒い」

【サンガのスタメン&ベンチ】
 GK:水谷
 DF:内野、アライール、森下
 MF:加藤、安藤、中村充、中山
 FW:ドゥトラ、久保、宮吉
SUB:守田、中村太、鄭又榮、ディエゴ、内藤、ハウバート・ダン、伊藤

スタメンは意外な面子。
スタメンから外れた事のなかったディエゴがベンチ。
そして注目は先のジュビロとの練習試合でハットトリックをかました17歳ルーキー、
久保裕也クンが3トップの真ん中でスタメンに名を連ねているではないですか!?

おお~期待してるで~!!

【試合感想】
試合が始まるとてるてるぼうずが効力を発揮し、雨がやみ、太陽も出てきた。
「どうせやったら試合前も晴れてほしかった…」
応援旗は水を吸って重さ3倍。振ろうとすると腕がもげそう…

さて、その試合。
試合開始直後の前半3分、ゴール右45度でフリーキックを得たサンガ。
ファーサイドへ入ったハイボールをミヤがヘッドで落とすと、
ボールの落ちたスペースへ走り込んだ充孝がシュート!ゴール!!!
あっという間に先制点ゲット!
これで勢いに乗って畳みかける様に追加点を…と、
いきたかったが叶わず、徐々にこう着状態となる。

その後、試合が動いたのは前半30分になろうとする頃。
今度は岡山に自陣ゴール付近でフリーキックを与えてしまう。
開幕戦、チャリティマッチ共にセットプレーから失点しているサンガ。
「いや、いや、いや。まさか今日は大丈夫でしょ」
と思っていたら…やっぱしこぼれ球への寄せが遅れて失点。同点に…

「またか…」

前線でのプレスもかかっているし、DFも裏を獲られていない。
試合内容は悪くないだけに、悔しい失点。
新人の久保クン、シュートシーンこそなかったが、
前線でボールをキープする姿から、フィジカルの強さを感じさせてくれる。
後半の逆転劇に期待したい。

その期待に応えてくれるところが、このルーキーの凄いところだ。
後半15分あたり、久保クンがゴール前へドリブルで突っかけにいく。
相手DFが寄せてくるところを充孝とワンツーパスでかわし、
最後は自らシュート!これが決勝点となるゴールとなった。

♪ゲットゴールく~ぼゆ~うやララララララ~
 ゲットゴールく~ぼゆ~うやララララララ~
 ◎×△*…(応援歌がまだうろおぼえ…すみません)♪

一時運動量が落ちた時間帯もあってちょっとヤバかったが、
最後はきっちり守り切ってホーム開幕戦を勝利で飾ってくれた。
嬉しいのはその中で活躍したのが、若い選手たちだったって事。
試合運びにはまだまだ難はあるものの、今後に期待できる内容だったと思う。
なにしろ観ていて楽しいサッカーだった。
欲を言えば、もう一点獲って安心して観ていられる時間が欲しかったな~。


久保くんのゴール裏への挨拶の様子。なかなかに初々しい(笑)

【試合結果】 京都2-1岡山

【観客数】 9,161人(一万人越えはなかったが、予想よりも入ったな~)

【得点者】
 京都 : 中村充3、久保59
 岡山 : 白谷29

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷5.5
 DF:内野5.5、アライール5.5、森下5.5
 MF:加藤6、安藤5.5、中村充6.5(89分 内藤-)、中山5.5
 FW:ドゥトラ6、久保6.5(75分 伊藤5.5)、宮吉6

【今日の私的MOM】
 中村充孝 : 先制ゴールの後、1アシスト。トップ下の大役を果たした

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3/26 東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ セレッソ大阪戦 (京都・西京極競技場)

2011年03月27日 00時05分47秒 | サンガ観戦レポート2011

震災の影響で4月下旬までのJ1、J2公式戦はすべて中止。
今となっては開幕戦で水戸遠征したのが遠い昔の事の様に思える。
サッカーが観たいよ! サンガのサッカーが!
その機会がようやくやってきた、チャリティマッチである。
そして待ちに待った当日朝、起きてみると…

…って、なんで雪降っとんねんっ!? めっちゃ寒いし!

季節外れの吹雪の中、朝9時に西京極入り。
セレッソサポと一緒に被災者に向けた復興メッセージ横断幕を描く為に早朝出勤である。
晴れたり、吹雪いたりを繰り返す悪天候の中、
セレッソサポと相談して断幕メッセージを決定。

俺達の絆は途切れない!また一緒にサッカーを楽しもう 頑張ろう日本

完成した横断幕に来場者から寄せ書きを頂く。
被災地の人たちへの想いが込められたこの横断幕は、今日試合終了後、
セレッソが仙台へ遠征する時に持っていって掲示するとの事。



そして昼12時スタジアム入り。
今年から応援サイドが南から北に変わった為、どこに旗をセットしようか迷った。
トイレの場所も忘れてる。 だってゴール北で応援してたのって14年ぶりやもん。
ホームスタジアムなのにアウェー感バリバリ(苦笑)
数試合くらいこなさないと、慣れないだろうね、こりゃ。


写真:どうも勝手が違う北ゴール裏サンガサポーター席

【サンガのスタメン&ベンチ】
 GK:水谷
 DF:内野、森下、福村
 MF:加藤、秋本、中村充、中村太
 FW:ドゥトラ、ディエゴ、宮吉
SUB:児玉、酒井、安藤、鈴木、ハウバート・ダン、伊藤、-

今回のメンバーは開幕戦からかなりメンバーを代えてきた。
3バックの真ん中をアライールから森下に。
今季サンガ唯一のゴールを決めた内藤やU-22韓国代表に召集されたウヨン、
そして博貴に代えて、弘堅、W中村を起用。前は変わらず。

対するセレッソも代表に召集されたり移籍があったりと、
かなり昨年とメンバーが違っている印象だ。

しばしの黙とうの後、試合開始。

【試合感想】
今日はチャリティマッチの為、鳴り物や応援歌、選手コールのリードは自粛。
その為、いつもとはまったく違う雰囲気。
両チームの選手もやや動きに硬さがみられる。

前半はお互いシュートまではいくものの、枠を捉えられず。
サンガはサイドでワンツーパスをつないでゴールを狙うもクロスに精度を欠く。
セレッソはセレッソで中盤にパスミスが多く、まだ仕上がっていない印象。
どっちもチームがまだ未完成って感じで、ノーゴールも已む無しか?
(ほんまやったらシーズン始ってるんやけど…エエのか、こんなんで?)

写真:ハーフタイムのお二人。いつもかわいいコトノちゃんと指が自由になって靴まで履いた新生パーサ「パーデンネン」(笑)

と言っても、ゴールが入らないとなんぼチャリティといっても楽しくない。
さらに楽しくない事に、後半20分あたりでミヤが傷んで退場。
担架に乗ったまま退場してしまったからすごく心配。
嫌な流れを断ち切る為にもそろそろゴールが欲しいところだったが、
充孝から裏に抜ける決定的なパスに弘堅が反応したが…枠をはずす。

あ~あ・・・

こうやって決定機を逃していると得てして流れが一気に変わるもの。
先制したのはセレッソ。
失点したシーンは、後半38分、水戸戦と同じセットプレーから。
やっぱりコーナーキックからマークし切れず押し込まれる。
セレッソサポのいる南ゴール裏から大きな歓声が上がる。
ええなぁ~、セレサポは喜べて…(涙)
その後、終了直前にもゴールを決められ0-2で終了。

あ~、せめて一点くらい返せへんのかよ~?

チャリティマッチとはいえ、正直負けて悔しい。
けれど、今日はそれでも良しとしたい。
だってサッカーを観られたから。
それはとても幸せな事だ。

サポーターには“サッカーを観る幸せ”が、
選手には“サッカーができる幸せ”が、
仙台、鹿島、水戸、栃木に、そして被災した地域すべてに
一日も早く戻ってほしいと、心からそう願う。


写真:試合後、両チーム選手がサポーターに挨拶。お疲れ様。でもリーグ戦本番は勝てよ!

【試合結果】 京都0-2C大阪

【観客数】 5,421人

【得点者】
 C大阪 : 高橋83、ピンパォン88

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷5.5
 DF:内野5、森下5.5、福村5
 MF:加藤5.5、秋本5、中村充5.5、中村太5.5
 FW:ドゥトラ5.5、ディエゴ5.5、宮吉5(63分 安藤5.5)

【今日の私的MOM】 加藤 弘堅 : 久々の活躍。出身地・千葉の被災地にチカラを!

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3/5 第1節 水戸ホーリーホック戦 (茨城・ケーズデンキスタジアム水戸)

2011年03月06日 15時43分53秒 | サンガ観戦レポート2011
開幕戦でアウェイ水戸といえば2005年の開幕戦を思い出す。
前夜ピッチとスタンドに降り積もった雪を
クラブスタッフとサポーターが一緒になって雪かきした思い出。
やたら今年の冬は雪が多かったこともあって
また雪かきせんとアカンのちゃうか…と危惧していたが快晴。
思いの外日差しもあって、どうやら雪かきはしなくて良さそう。

ところで…ケーズデンキスタジアムって、どこ?

「きっと笠松競技場がネーミングライツしたんちゃう?」
と勝手に思い込み、サポ仲間3人と車で笠松競技場へ来てみたら…
あれ~?何か試合があるような気配がないな~。
駐車場に、京都ナンバーの車なんて一台もないし…
携帯でスタジアムの住所を調べてカーナビに登録し直してみると

げ…ここから20kmくらいあるやん!?

慌ててケーズデンキスタジアムに向かい、開場直後になんとか到着。
久々のJ2なもんで…ご勘弁を(汗)
シーズン最初からドタバタでした。

【サンガのスタメン&ベンチ】
 GK:水谷
 DF:内野、アライール、福村
 MF:内藤、秋本、鄭又榮、中山
 FW:ドゥトラ、ディエゴ、宮吉
SUB:児玉、下畠、加藤、中村太、金成勇、-、-

ベンチ登録が2人足りない。
まさかそんなに怪我人よーけいるの?
大丈夫?とか思ったが…

やっぱり大丈夫じゃなかった。

【試合感想】
大木監督の目指すパスサッカー完成は道半ばである。

3トップにはマンマークを張り付けられ封じ込められ、
ショートレンジから枠に飛んだシュートは皆無。
中盤は選手間の位置取りが悪いのか、パスをインターセプトされまくり。
DFはラインの裏を抜かれまくり。
特に失点シーンはいずれもセットプレーだが、
アライールと他のDF2人、アンカー秋本とのマークの受け渡しが
巧くいっていないような印象もあった。
最後までサンガは自分のリズムでサッカーをさせてもらえなかった。

サンガのサッカーをよく研究して、
的確にその対策を実践した水戸を誉めるべきか、
はたまたパスサッカーを標榜するチームの割に
精度のないパスしか出来ないサンガを責めるべきか…
いずれにせよ終始サンガは自分たちのサッカーをさせてもらえなかった事は事実。

開幕戦にしてはやJ2で勝つ事の厳しさを思い知らされた。
この試合での収穫はサンガで唯一のゴールを決めた
新戦力・内藤のシュート力が確認出来た事である。
あのミドルシュートは遠目にも迫力があった。

終盤、大木監督の目指すパスサッカーとは正反対の
金成勇を投入しての縦ロングクロスを駆使したパワープレーが
徹底した水戸のカウンターサッカーに有効に見えたのは皮肉な結果だ。
パスサッカーで結果を出すにはまだ時間が必要なのかもしれない。
しかし、一年でのJ1復帰を目標に掲げるならば
そんな悠長な事も言ってはいられない。
次節はホーム西京極の開幕戦、連敗は許されない。

【試合結果】 水戸2-1京都

【観客数】 4,222人

【得点者】
 水戸 : 加藤9、岡本34
 京都 : 内藤23

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷5.5
 DF:内野5、アライール5.5、福村5
 MF:内藤6、秋本5、鄭又榮5(65分 中村太5.5)、中山5(74分 金成勇5.5)
 FW:ドゥトラ4.5、ディエゴ5、宮吉4.5

【今日の私的MOM】 内藤 洋平 : 初出場で初ゴール。見事なミドルでした。

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