西京極 紫の館

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今年の漢字

2007年12月15日 13時18分57秒 | 日々の雑感
京都清水寺・森清範貫主が
その年の世相を表す漢字を描く年末恒例の行事が12/12に行われた。
2007年の漢字は
各種食品の偽装問題や年金記録の問題。
いろいろな意味で人を偽る事件が多かった今年。
今年の漢字選定は誰もが納得するものだろうが、
それほど他人を騙す行為が多かった日本…嘆かわしい。

誰にでも間違いや失敗はするもの。
ただ、それを偽ろうとすると
露見した時に怒りが助長される。
正直に非を認めて、謝れば良い。

大事なのは非を認める事ですよ、舛添サン
「非を認める」事と「開き直る」事は全然別ですからネ。
もちろん名誉回復の為の努力とミスを繰り返さない事がセットです。

ちなみに…
なんで「イ(にんべん)」に「為(ため)」で「偽」なんだろう?
「人の為」にする事は「偽る」なの?
人間のやる事はすべてウソ?性悪説?
気になったので「偽」の成り立ちを調べてみました。

>形声。音符は為(い)。為に「〓(ぎ。女偏に旁が為)。川の名」「〓(か。言偏に旁が為。いつわる)」の音がある。人と為とを組み合わせて、人の行為に偽(いつわり)が多いというのは謝った解釈で、もとは変化して他のものとなるという意味であった。偽は化(かわる)と同じ意味の漢字であった。偽はのち仮偽(にせ)の意味から偽欺(いつわる)の意味となる。(「常用字解」白川静 平凡社)

なるほど…人が何らかの手を加えるとモノは変化するという事なのね。
さて、人が手を加えて、良い方向に変化したモノって…あったっけ?


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