マイ・エレメント（日本語吹替版） 監督/ピーター・ソーン

【声の出演】
　川口 春奈（エンバー）
　玉森 裕太（ウェイド）
　楠見 尚己（バーニー）
　MEGUMI（ゲイル）

【ストーリー】
火、水、土、風のエレメントたちが暮らすエレメント・シティ。家族のために火の街から出ることなく父の店を継ぐ夢に向かって頑張っていた火の女の子エンバーは、ある日偶然、自分とは正反対で自由な心を持つ水の青年ウェイドと出会う。ウェイドと過ごすなかで初めて世界の広さに触れたエンバーは、自分の新たな可能性、本当にやりたいことについて考え始める。同時上映：『カールじいさんのデート』

【西京極の評価】
移民問題や格差・分断社会をテーマにした決して触れ合う事の出来ない者同士のラブストーリー。もちろんディズニーらしくハッピーエンドに導かれるのだが、素直に笑え、泣け、楽しめた。セルとCGを融合させたような最近のピクサーにはなかった新しい映像表現も素晴らしかった。４つのエレメントが暮らす街の造形も美しく、楽しい。公開初日に観たが劇場は親子連れでほぼ満席。同時上映の短編アニメ『カールじいさんのデート』もシルバー世代に向けた内容だったし、本作も大人の恋愛モノ…果たして観ていた小学生たちは楽しめたのだろうか？う～む。

【総合評価】　☆☆☆☆★（満点は☆５つ）
　ストーリー　☆☆☆☆★
　演出/演技　☆☆☆☆★
　映像　　　　☆☆☆☆☆
　音楽/音響　☆☆☆☆★