
【出演】
岡田 准一
三浦 春馬
井上 真央
【ストーリー】
祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵の存在を聞いた佐伯健太郎。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そして、天才的な技術を持ちながら“海軍一の臆病者”と呼ばれ、生還することにこだわった祖父の思いも寄らない真実を健太郎は知ることとなり…
【西京極の評価】
百田尚樹の原作小説には及ばないものの、主演の岡田准一はじめ芸達者な面々のおかげで胸が熱くなる事は出来ました。戦争で命を落とした幾多の犠牲の上に今の日本がある。逝った者の想いを継いで生きていく意味と命の重み…戦争を美化するのではなく、反戦を声高に叫ぶでもない。ただ生きる事の意味、それらの主題はしっかり描かれています。特に圧巻なのは田中泯さんの存在感。この点は原作小説では味わえない凄味を感じられます。他に特筆すべきはやはりCG。零戦と米軍機グラマンとのドッグファイト、そして迫力の神風特攻シーン。このCGを手掛けた白組はもはや日本のピクサー、ルーカスフィルムと言っても過言ではないでしょう。
最後に…ラスト、特攻していく宮部の表情に浮かぶ狂気の笑みが頭から離れません。狂うしかない…それが戦争の怖さなのかもしれません。
【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
ストーリー ☆☆☆☆★
演出/演技 ☆☆☆☆★
映像/特撮 ☆☆☆☆☆
音楽/音響 ☆☆☆★★
岡田 准一
三浦 春馬
井上 真央
【ストーリー】
祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵の存在を聞いた佐伯健太郎。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そして、天才的な技術を持ちながら“海軍一の臆病者”と呼ばれ、生還することにこだわった祖父の思いも寄らない真実を健太郎は知ることとなり…
【西京極の評価】
百田尚樹の原作小説には及ばないものの、主演の岡田准一はじめ芸達者な面々のおかげで胸が熱くなる事は出来ました。戦争で命を落とした幾多の犠牲の上に今の日本がある。逝った者の想いを継いで生きていく意味と命の重み…戦争を美化するのではなく、反戦を声高に叫ぶでもない。ただ生きる事の意味、それらの主題はしっかり描かれています。特に圧巻なのは田中泯さんの存在感。この点は原作小説では味わえない凄味を感じられます。他に特筆すべきはやはりCG。零戦と米軍機グラマンとのドッグファイト、そして迫力の神風特攻シーン。このCGを手掛けた白組はもはや日本のピクサー、ルーカスフィルムと言っても過言ではないでしょう。
最後に…ラスト、特攻していく宮部の表情に浮かぶ狂気の笑みが頭から離れません。狂うしかない…それが戦争の怖さなのかもしれません。
【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
ストーリー ☆☆☆☆★
演出/演技 ☆☆☆☆★
映像/特撮 ☆☆☆☆☆
音楽/音響 ☆☆☆★★

ラストは狂った上の表情ですか。やはり原作を読む読まないで細かい解釈は違ってしまうんですなあ(私は原作未読なので)。逆にそれだけ映像のままで語ろうとし、言葉で語らなかったという事かも知れませんが。
貴殿ブログのレビュー、拝読させて頂きました。
ラストの宮部久蔵の笑みの貴殿の解釈、
誠に的を得た解釈であると思います。
謀らずも仲間の命を背負ってしまった彼には
あの選択肢しか残っていなかったのだと思います。
田中泯さんは…もはや反則級の演技ですね(苦笑)
原作では最後に久蔵の孫が、
司法試験に再チャレンジを決意するくだりで終わるのですが、
そのシーンは映画でもあって良かったのでは…と思ったりもしています。
折々のトラバありがとうございます。
戦争を美化するでもなく、反戦を強く訴えるわけでもない、確かにおっしゃる通りです。
まさに狂気の時代でしたね。
しかし、そんな中でも、人々は必死に”生きていた”のです。
今は一応は平和な時代ですが、”命”を全うする意味を考えされられました
そうですね、戦争のあった時代に生きると云う事は
どれほど精神的にも肉体的にもしんどかったか…
平和な時代に生きる僕らには想像するしかありません。
大勢の犠牲の上に築いたこの日本に生きる僕らの責任は
平和が永遠に続く様、出来る事をやっていくしかないのかもしれません。
『風立ちぬ』のキャッチコピーではありませんが、
“生きねば!”ですね。
こちらからもTBさせて頂きました。
よろしくお願いいたします♪
今後とも宜しくお願い致します。
大河に投ずる一滴であろうと、これが特攻隊の意地みたいなもんをみせたろかいい!みたいな。
まあ、映画を見ての勝手な解釈ですが。
てか、准ちゃんファンとしては、あれでもう垂涎っす。
おばさん、年甲斐もなく完全にKO!まじめによかったです、はい。
百田さんの本でなんでかこれだけ読んでないんすよ。
これを好機に出来た幸運を味わいたいと思います。
今読んでるの終わったら、次に読む予定ですが、終わんない・・・。JKローリングの新作、、、。長くて、くどいんすよ。
>己の生き場所と死に場所を得た満足の表情と、
>飛行機乗りの矜持の笑みに見えました。
なるほど~。
でも、やはり僕の解釈は満足した笑顔には見えませんでしたが…
岡田准一くん、NHK大河「軍師官兵衛」でもがんばってますね。
もうジャニーズタレントというより立派な俳優さんです。
J.K.ローリング、新作発売されてるんですね。
知りませんでした。
また映画化されるんでしょうか?
>宮部の表情に浮かぶ狂気の笑み
宮部は気がおかしくなって、それまでの「命は大事」から逆転し、特攻したのですか?なぜ宮部が特攻したのか、あなたの受け取りを教えてください
>ただ生きる事の意味
映画のメッセージは何ですか?もし「人間頑張って生きなければいけない」であるなら、どうして主人公は教え子に特攻を辞めるよう説得しないのですか?歴史的にそうだと言うなら、「主人公の命大事で戦闘忌避」の設定
もおかしいですよね、ここだけ「ともかく特攻する」になるのは明らかに不自然で意図的に思えますが?
>戦争を美化するのではなく、反戦を声高に叫ぶでもない
映画が特攻そのものには反対せず「ともかく特攻する」様を描く事の意味を考えてほしい。又あなたは特攻を知っているのですか?実際の特攻はベテランは特攻させず若い下手な奴に行かせる、故障どころか練習機や爆撃機を特攻に使う状態。また故障で帰還すれば「特攻に反抗的」とみなし部隊から隔離し、誰もしらない場所に幽閉する、実質的な戦果はほとんどない、という醜さ・残酷さ・無意味さ、です。
こうした歴史的事実と比較するとこの映画は明らかに特攻(戦争)を美しく見せる=美化する、ように思えますが如何ですか?
また見に来ますのでよろしくお願いします。