硝子体剥離術後(ガス挿入)のお客様。
本来はIOL(眼内レンズ)を硝子体手術と同時に行いますが、このお客様は無水晶体眼です。
完全矯正値
R(右)S+9.00 C-5.50 AX170
L(左)S+11.75
眼鏡処方箋値
R(右)S+7.50 C+3.00 AX75
L(左)S+11.75
眼鏡処方箋値×SCL (ソフトコンタクトレンズ装用時の眼鏡処方)
R(右)S+1.50 C-5.50 AX170
L(左)Plane(±0.00)
矯正視力は良好で両眼共に(1.5)です。
但し、無水晶体眼なので調節機能はありません。
硝子体剥離とは?
硝子体とは目の中にあるゼリー状の物体です。
硝子体は通常網膜と癒着しています。
硝子体剥離とは網膜と硝子体が虚脱する事により、硝子体が網膜から外れていく事を意味します。
硝子体が網膜から外れる際、網膜が硝子体に牽引され網膜裂孔が出来ます。
この網膜裂孔(網膜に出来た穴)から硝子体が網膜下に潜り込み網膜剥離に至ります。
症状 飛蚊症、光視症、視力低下、視野欠損
治療方法 光凝固術、網膜復位術、硝子体手術
次回は網膜、硝子体剥離の治療方法についてお話しします。