SPECTACLE DIARY

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ドライアイ 後編

2010年09月29日 10時54分21秒 | 眼病知識

【ドライアイ 前編】の続きです。

ドライアイの最新治療を紹介します。

 

◎点眼治療(人工涙液を点眼し角結膜表面を潤す)◎

ドライアイの点眼治療は人工涙液とヒアルロン酸ナトリウム点眼液が基本です。

この2種類の点眼薬の効果は、一時的な水分補給です。

つまり時間が経つにつれ効果は低下していきます。

現在の点眼薬は涙液の成分を補う物でした。

しかし、涙液の分泌を促進させる点眼薬の開発が進んでいます。

重症ドライアイに対して、ご自身の血液から点眼薬を作製し使用する事もあります。

血清中には涙液の成分が多く含ます。

涙液成分に近い血清を利用しドライアイを改善させる目的が自己血清点眼の目的です。

  

◎外科的治療(涙点閉鎖・涙点を閉鎖し涙液を角結膜表面に止める)◎

①涙点プラグ

重症のドライアイには上下に、軽度の場合は方方の涙点のみに行います。

効果は非常に大きく、軽度~重症まで対応していますが、感染等の問題点があります。

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②涙点閉鎖術

涙点プラグが不可の場合、外科的涙点閉鎖を考慮します。

  

◎ドライアイのセルフケア◎

①ホットタオル

ホットタオル(蒸しタオル)はスチーム効果で目を潤す効果があります。

涙液を出す括約筋を解し、涙液の流れを促進させます。

②PCモニタ位置を低くする

PCモニタ位置を低くする事により、開眼しているスペースを小さくします。

開眼スペースが減少する事により、涙液の蒸発を減少させる方法です。

③ドライアイ治療用眼鏡

ドライアイ治療用眼鏡により、涙液の蒸発を防ぎます。

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