SPECTACLE DIARY

かわいいお客様や今日あった症例などを紹介しています

腰痛と眼の関係

2013年06月07日 08時53分16秒 | インポート

近々免許の更新があるということで

来店していただいたKさん。

現状を聞くと今のjbが最近見にくくなってきたのと

運転時センターラインが

2本に見えるときがあるということでした。

体にも症状が出ているそうなので

問診を取らせてもらいました。

眼の病気などはなし

症状が肩こり、腰痛、ひざ痛



症状はかなり前からあったそうで
特に左側に集中しているそうです。

これらのことからまず眼位のずれを考えました。

話を聞いているときから気になっていたのですが

左の肩が下がっていて首も傾いているのです。


そういった仕草から上下のずれを疑います。


そして検査をしていきます。


まずレフラクトメーターという機械で測ると

R=S-8.50D C-1.50D AX56

L=S-8.50D C-1.00D AX102


眼位ずれがある人は機械ではかると

私の経験上

近視は強めに出ることが多いので

しっかり雲霧をかけて

調節が入らないよう気にかけながら

検査していきました。


仮枠での自覚的検査の結果は

R=-8.00D C-1.00D AX70

L=-8.00D C-1.25D AX110

やはり機械では近視が強めに出ています。

polaによる両眼視検査は

左9.00△up  1.00△out


jb度数

R=S-7.00D C-1.00D AX65     2.00△down

L=S-7.00D C-1.00D AX130   2.00△UP


現在使用の眼鏡にもプリズムは入れているのですが

それでも5.00△足りません。

ですからセンターラインも2本に見えるし

体の症状にもあらわれるわけです。

眼球の周りには6本の筋肉がついていて

その筋肉を働かせてピントを合わしているわけです。

その筋肉の強さにも強弱があって

水平より上下の方が弱く

上下でも下より上に向ける筋肉の方が弱いのです。

なのでKさんの場合は

上下にずれていて左眼が上に向ける方なので

左側に負担がかかります。



一生懸命ピントを合わせようとしますが

頑張りがきかなくなるので

首を傾けるのです。



そうすると体重が左に乗るので

腰にきます。

その腰をカバーしようとすると

ひざにもきます。

体は上から下まで繋がっているということです。

今回お作りさせていただく眼鏡には

今お使いの眼鏡より

上下のずれを矯正するプリズムをいれて調製します。

Kさんの体の状態が改善されることを期待しつつ

定期的に検査にも来ていただいて

様子をみていきたいと思います。


明日8日(土)は近大店の休業です。