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遠近と中近

2012年05月20日 14時37分19秒 | 眼鏡技術

ある年齢を境に遠近両用レンズを装用する方が増えてきます。

遠近両用レンズとは「遠くと近くが見えるレンズ」この認識で間違いは無いのですが、現代社会のニーズにマッチしてるのかと言うと微妙です。

遠近両用レンズを「遠中近レンズ」と呼ぶメーカーやお店もありますが、あくまでも遠近が主体であり、中間距離の視野は非常に狭いレンズ設計なので注意が必要です。

中近両用レンズとは室内レンズとも呼ばれ、遠近両用よりも視野の広さが特徴です。

この視野の広い中近両用レンズで遠方視出来れば、視野が広く非常に使いやすいレンズが出来上がります。

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実は中近両用レンズでもある程度、遠方視が出来るように調整する事は可能です。

レンズメーカーは奨めていませんが、中近両用レンズでも調整次第では十分に車の運転が可能になります。

※このテクニックを実施するにはある程度のレンズ幅(上下)が必須です。

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現代生活において必需品のパソコンや携帯電話は主に「近~中」の距離で見る事が多く、遠近両用レンズではストレスを抱えながら見なければなりません。

又、主婦の方であれば家の中で生活する時間が比較的長いのではないでしょうか?

遠近両用レンズや中近両用レンズといったメーカーが定めた使い方ではなく、そのレンズがどういった設計かを理解し、お客様に提案する。

ライフスタイルの多様化により、眼鏡店に求められている事だと思います。


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