西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

今定例会、一般質問、続「青少年健全育成事業」に関して

2009-09-04 16:55:38 | Weblog
Ⅱ、青少年の健全育成事業に関して
今後の少子化時代に備えた人間形成には、家庭の在り方が原点であり、教育の出発点であると云われております。
ところが近年、社会が多様化・複雑化する中にあって、家庭生活における秩序が崩壊し、社会全体も自分だけ良ければとする自己中心的な風潮を強めております。
現代はモノにあふれ、子どもたちは手厚い保護のもとに、過剰な期待を背負い、無気力・無責任・我慢できない子供達にしたのも、少年非行が深刻化したのも、我々おとなたちが残した生活環境の問題点の一つであると云われております。
家庭教育の役割とは、(1)、社会的弱者である子供を守り、育て上げる。
(2)、子どもの発達に応じて日常生活を通して、社会生活になじみ、社会人として立派に成長するよう促していくことであり、教育の使命もこれに沿ったものであることは間違いないと思うわけであります。そこから、学校教育で学ぶものと、自分自身勉強し、経験を積んで学び、より良い人間としての価値が生まれると理解しております。
しかしながら、現状では本人の規範意識の低下、しつけができない家庭の問題、有害環境等社会風潮の悪化・地域社会の問題など、様々な要因により、少年非行も増加し、さらに、いじめ問題、児童虐待、校内暴力に見られる青少年に関わる問題は多様化して深刻な状況であります。当市におきましても、心身ともに健やかに育ち、社会の変化に対応できる活力に満ちた青少年に成長することを願って各種青少年問題対策を展開してきていると思います。
そこで当市における犯罪状況を把握しておれば、その実態と青少年健全育成事業への関わり方、関係機関との連携、他に各種事業の内容とその活動における成果のほどをお聞かせください。
次に、こういった「青少年の非行防止問題」に取り組む運動と同時に、特にスポーツ振興が青少年の健全育成に果たす役割も大きい訳であります。
ところが近年、少年少女の身体能力は低下気味で、家に閉じこもる傾向が強く、心身ともに伸び盛りの子供たちがスポーツの楽しさを味わう機会が少ないのではないでしょうか。親も仕事に疲れ、日々の生活に追われ、わが子とスポーツで一緒に汗を流すとか、感動を与えると云った余裕さえ失くし、市民総出のスポーツや行事にしても、各地域で催されていた「盆踊り」等、先細りの傾向ではありませんか。少なくとも「充実」していると云うところまでいかないのが現状ではないでしょうか。
津島市においてもスポーツ少年団はじめ各種スポーツ団体が、多くのボランティアの献身的な指導のお陰もあり、毎年、市の功労者の中にスポーツ振興に寄与された指導員が見えますが、その熱意ある指導は、真の青少年の教育者の姿であります。
スポーツの振興のための工夫はされて見えると思いますが、こういった方たちをもっと前面に押し立て、教育の中心に据え、スポーツの充実と関心を持っていただくように普及活動を進め、その指導者の養成・充実に力を入れるべきと考えますが、当局はどのように考えて見えますか。最後に、こうした運動が実際実を結ぶためには、大人が変わり、家庭・学校・地域社会が一体となり、スポーツを始めとした青少年の健全育成に関する機運を育てることが大事なことではないでしょうか。



今回は、再質問が盛りだくさん、そちらの方を期待して下さい。
CATVでは夜8時ごろから、再放送されます。