松月院 2013年03月29日 | 今様江戸名所図会 山門に揺るる古刹の糸桜 赤坂大歌舞伎の中村勘九郎丈三役早替わり「怪談乳房榎」では、 今回大詰にあまり見ることのできない「乳房榎の場」を上演した。 その「乳房榎」のモデルとなったのが、この赤塚にある萬吉山松月院 千葉一族の菩提寺でもあり、高島秋帆の砲術訓練の際には本陣にもなった由緒あるお寺 境内にも沢山の桜があるが、門前の枝垂れ桜が特に美しい。
浅草神社 2010年12月21日 | 今様江戸名所図会 恥ずかしながらこんな歳になりながら、浅草神社にお参りしたのは初めて! ご祭神 檜前浜成命 土師真中知命 檜前竹成命 の三社さまである。 この日は、初代中村吉右衛門の句碑と市川猿翁の句碑を拝見によった。 吉右衛門 「女房も同じ氏子や除夜詣」 猿翁 「翁の文字まだ身にそはず衣がへ」 この他、川口松太郎や久保田万太郎・花柳寿輔らの句碑もあった。 由緒は推古天皇まで遡るので、賑やかな境内の中にも古社の佇まいがあった。 この日も幸運にも人力車に乗ってこられた花嫁花婿さんに遭遇♪♪♪
河竹黙阿弥翁住居跡之碑 2010年12月20日 | 今様江戸名所図会 浅草の仲見世会館の前に、河竹黙阿弥の住居跡の碑があった。 浅草観音境内に約40年近く住まいして、多くの作品を残している。 そんな偉大な黙阿弥翁の碑の前に台車にのせられたゴミ箱があったのが悲しかった。
羽子板市 2010年12月18日 | 今様江戸名所図会 浅草寺の納めの観音にお参りして新年の福徳を祈願した「恵比寿大黒天御影」や 「縁起小判」を頂戴してから羽子板市を見物してきた。 私が小さい頃には、向島に親戚同様のお爺さんの家があり、 その頃はよく羽子板市などにも連れて行ってもらった記憶があるが、 大人になってからは、本当に久しぶりの羽子板市である。 私が初めて買った貰った羽子板は「娘道成寺」だったように記憶している。 ただ、これは飾用で、実際羽根つきに使った羽子板は薄い木に絵が描かれたものであった。 それらの羽子板はいったいどうしてしまったのであろうか… 羽子板というと私などは役者絵のような羽子板が浮かぶが、 最近はキャラクターものなどもあるんですね。 また、お姫様風の羽子板のお顔もお目目がぱっちりのものが多くて こういうものにも流行みたいなものがあるのかしらと思って面白かった。 まず観音様にお参りしてから、境内のお店を一巡。 いろいろと拝見すると、惚れ惚れするような素敵な羽子板がいくつかあったが、 きっとお値段の方も素晴らしいのであろうと、羽根かざりのみ頂いてきた(笑)
グラデーション♪ 2010年11月24日 | 今様江戸名所図会 昨日は、午前中雨が降り、ちょうど試験が終わった頃に晴れてきたので、 雨上がりの美しい紅葉が見たくなり、帰りに新宿御苑によってみた。 30年ぶりぐらいになる新宿御苑。 すっかりと忘れていたが一周してみるとずいぶん大きな公園である。 サザンカとツワブキが見ごろになっており、十月桜も可愛い花を沢山つけていた。 紅葉もかなり進んでおり、場所によっては燃えるような赤い楓やまだまだ緑のもの、 緑から黄緑そして先の方が紅くなっている楓がやはり私は一番好き♪ カエデやモミジに加え、銀杏・ユリノキ・プラタナス・ケヤキ… 様々な木々の様々な色が混じり合ってまさに錦織なすという風情であった。
お酉さま 2010年11月20日 | 今様江戸名所図会 昨晩、花園神社の二の酉&ご飯食べに連れて行ってもらった。 花園神社のお酉さまは初めて。 19時前に行ってみると、本殿に参拝する人の列が明治通りまで伸びており、お参りまでは30分ぐらいかかった。 本殿への石段を上りながら振り返ってみると、境内の色づいた木々の上にお月さまが浮かんでいて、 はるかかなたまでお参りの人波が続いていて 境内ではあちこちで熊手を売る声と手締めと拍子木の音と 時折、鳥居のそばの見世物小屋からおどろおどろしい太鼓の音が聞こえてきた。 昔、神社の境内によく出ていた見世物小屋。 子どもの頃から、一度入ってみたいと思っていたけど、その機会もなかったので、 願わくばぜひ拝見したいと思っていたのであるが、 お参りするのに時間がかかったのと、連れは全然興味がないらしく(笑) 見世物小屋の入り口でヘビらしきものを見せているお兄さんがいたのを ちらっと眺めただけで拝見できなかったのはちっぴり残念だった(笑)
明治神宮宝物殿 2010年09月23日 | 今様江戸名所図会 初めて明治神宮宝物殿を拝見した。 至誠館の隣にあって、すご~く大きく立派な建築物だったのでちょっとビックリ! 正倉院の校倉風大床造で、強雨の中、沢山の雀達が雨宿りしていた。 主に明治天皇の肖像画やお召し物、お机・馬車などが展示されているが、 私が興味深く思ったのは神武から昭和天皇までの歴代天皇の肖像画であった。 描いたのは、お札の聖徳太子や伊藤博文・岩倉具視の作者 馬掘法眼喜孝という方だそうで、最初の10代ぐらいまでの天皇さん達は 神話の世界に出てくるような髪は美豆良型。 それから30代ぐらいまではなんとなく中国風な装いで、 推古天皇以降ぐらいから日本風な装いになっていた。 「束帯」等の説明のところでも、遣唐使を廃止したことにより 大陸風だった装束が日本風に変遷したとあった。 恐れ多いことではあるが、 歴史上で知っている幾人かの天皇さんには、なんだか親しみを感じてしまう。 桓武天皇は、お目目がぱっちりでかなり現代人ぽい御顔立ち 花山天皇は優しそうでちょっと神経質そうな感じ 白河天皇のみ僧形 崇徳天皇の目元は、やはり白河天皇の目元によく似ておられるように思ってしまった(笑) 後白河天皇も鳥羽天皇もふつうのおじさま風 後醍醐天皇は少し思っていたイメージと違うお顔だった。 後陽成天皇はお召物も略式で、くせのあるおじさま風 私の憧れている後水尾天皇は大変ご立派かつ美形に描かれていたのが嬉しかった。 霊元天皇も美形であった。 お召物も正装の方もいれば略式の方も… 馬掘法眼さんは、それぞれの天皇さんの描き分けは何を基とされたのであろうか?
傳通院 2010年08月06日 | 今様江戸名所図会 この年になると忘却の量が半端でない(笑) 昨日のことさえ記憶がさだかでなくなっている。 ショクダイオオコンニャクの小石川植物園から「文京朝顔ほおずき市」に行ってから もう3週間たってしまった。 が、 慈眼院澤蔵司稲荷からの続きを… 境内に朝顔市がたっていた傳通院は、応永22年(1415)開創の無量山寿経寺 徳川家康の生母於大の菩提寺で、そもそも於大の法名が「傳通院殿」なので 傳通院と呼ばれるようになったそうで、大きな立派なお寺である。 鐘楼のある木陰の下に朝顔が並べられ、会館ではコンサートもやっていたみたい。 本堂にお参りさせていただいてから、木陰で一休み。 猛暑日ではなかったが、やはり暑い最中を半日歩いたので一旦休むと疲れが出てきて 清河八郎や柴田錬三郎など著名人のお墓がある墓地めぐりは断念。 陽が西にずいぶんと傾いていて、時折ふく風の中でしばしぼぉ~っと時をすごした(笑)
国民的アイドル 2010年08月01日 | 今様江戸名所図会 先週、従妹が叔母と娘と上京した。 5~6年ぶりの嬉しい再会。 当時小学生だった従妹の娘も、すでに中学2年生になっているのにもかかわらず、 待ち合わせの改札口で会った瞬間に思わず、 「大きくなったね♪」 なんてうっかり言ってしまったので、 今時のお嬢ちゃんとしては、ちょっと困った様子をした(笑) そのお嬢ちゃんのご要望で、初めて原宿のジャニーズショップに行った。 私が勝手に想像していたのは、アイドルのいろいろなグッズの販売と思っていたが、 そういうものもいくつかはあったが、ほとんどは生写真を販売していた。 狭い店内の壁面いたるところに、見本の写真がびっしりと貼られており、 その写真の番号を申し込み用紙に記入するシステムになっている。 年齢が低そうな少女たちには、母親が付き添ってきていたが、 私たちのように、祖母と母と母の従姉までついてきているのは他にないだろう(笑) システムは歌舞伎座の当月興行の舞台写真を購入するのと同じ。 真剣に写真を選んでいる少女たちの気持ちはよくわかる(笑) 歌舞伎座は1枚500円であるが、こちらは150円であった。 少女たちのおこずかいからすれば、まあ妥当な金額であろうか? このあと、竹下通りにあるもうひとつのお店にも行った。 彼女は嵐の桜井翔君のファン。 と言っても私は、ジャニーズで顔と名前が一致するのはスマップだけだったので 「嵐」のことも桜井翔君のことも全然しらなくて… 相当時代から遅れているらしいということに愕然とした(笑) というのも、「嵐って知ってる?」と私の周囲に聞てみたところ、 主人も会社の女子写真がファンだという桜井翔君を知っていたし、 75歳の友人でさえも孫と一緒に見た「花より男子」の松本潤君を知っていた。 いまや国民的アイドルなんだそうですね。 そしてこのあと、パリス・ヒルトンも御用達の109へ(笑)
霊窟 2010年07月27日 | 今様江戸名所図会 善光寺坂上に大きな椋の樹があって、そばに慈眼院澤蔵司稲荷がある。 「一しぐれ 礫や降って 小石川」 と芭蕉の句碑もあり、都心の真ん中にこんな稲荷がまだ残っているのかという佇まいで なかなか由緒のあるところである。 この日は境内でコンサートが催されていたが、 「お穴」といわれる霊窟の方に降りていくと、誰もいなくて おそらくパワースポットであるような霊気が感じられ、 一人ではちょっと怖くなってお参りは断念(笑) 震えていたのかパワーのせいか?めったにぶれない携帯の写真もこのとおり! 動揺していたせいか芭蕉の句碑の写真を撮り忘れてしまった(笑) ちなみに慈眼院澤蔵司稲荷さんのHPで、 この「お穴」のオンライン参拝ができますよ。
変化朝顔たち 2010年07月26日 | 今様江戸名所図会 善光寺本堂にお参りさせて頂いてから、変化朝顔を拝見した。 もう16時をすぎていたので、花が見られたのはごくわずかであったが、 様々な変化朝顔の鉢が並んでいた。 こうしてみると、花だけでなく、葉っぱの形もずいぶんと様々ですね。
善光寺 2010年07月26日 | 今様江戸名所図会 こんにゃくえんまの源覚寺から、善光寺に変化朝顔の展示を拝見に行った。 寺の名前がついた善光寺坂を上ってしばらく行くと、風情あるこじんまりとしたお寺が見えてくる。 創建は慶長年間。徳川家の菩提寺の伝通院の塔頭、縁受院。 明治期に信州善光寺の分院となったそうだ。