さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

ホームのいす♪

2009年08月31日 | アート♪
東京メトロ副都心線の「北参道駅」のホームのいす♪

座っておられる方がいらしたので写真はないが、
隣のいすは鱗模様。

私の勝手な想像であるが、
日本の古典文様をデザイン化したものではないだろうか?

駅名のある壁面にも同じ文様が施されている。

国立能楽堂からの行き帰りにこの駅を利用するので、
このデザインが鬘帯や能装束につながってしまうのかもしれないが、
なかなかオシャレないすである♪

クリスタルのような素材感と形は変わらないが、
それぞれの駅でデザインが違うのでそれもこの地下鉄の楽しみである♪♪♪


したたり

2009年08月31日 | 今日のおやつ♪
昨日、能楽堂の帰りに、新宿のデパ地下に寄り道した。

なんか和菓子を頂きたくてあちこち彷徨っていたら
「したたり」があるではないか!

祇園祭の菊水鉾のお茶会のためにつくられた御菓子が
この時期に、まして東京でお目にかかれるとはなんと幸運なこと♪

お口の中に広がる黒糖の味わいも最高であるが、
光を通す透きとおった切り口がガラス工芸のように美しい御菓子である♪

116日目

2009年08月31日 | ダイエット
風船唐綿

仁王門通から二条通にもどる途中で出会った面白い形の植物。
ちょうど実が割れて中から綿と種が出ていたところ♪

体重 58.7キロ
体脂肪 34.8

最近また夜のご飯が遅めになって危ない危ない!

納涼茂山狂言祭

2009年08月30日 | 劇♪場♪
千作さんの十八番「栗焼」を拝見するべく納涼茂山狂言祭へ。

「衆議院選挙の投票日にもかかわらずお運びありがとうございます。
投票はすませてこられました?」と

まず、千之丞さんのお話♪

千之丞さんが8月前半に過労で体調を崩されたとのことでしたが、
ご快復されたと伺って一安心♪
日中静養しながら夜は飲みに行かれていたなんて冗談をおっしゃておられたが
ファンのためにもどうかご無理をなさらないでいただきたい(笑)

千作さんの「栗焼」は本日は素狂言の演出
能の素謡のように、衣装もつけず、正座したままで演じられた。

主人に栗を焼くように命じられた太郎冠者の千作さん
はじける栗や焦げる栗 香ばしい匂いが漂ってきそう♪
やがてきつね色に焼きあがる栗♪
思わず我慢できなくなって栗を食べてしまう太郎冠者。
もう千作さんの独壇場♪♪♪

御年90歳とのこと。
観る者をいつも楽しく幸せな気持ちにさせてくれる千作さん♪
千之丞さんともどもいつまでもお元気で
私たちに沢山の至芸をみせていただきたいと思う一日だった。

国立能楽堂の庭の萩もそろそろ花をつけ始めるころかな?

しゃくとり虫も投票に?

2009年08月30日 | 日記
さきほど家族みんなで投票をすませてきた。

今後の日本の行方が気になるのか?
お庭のしゃくとり虫も投票所についてきた(笑)

投票所も満員!
投票所になっている小学校の周辺も沢山の人出で
今回の選挙に関する国民の関心の高さがうかがえる。

民主党はどれだけ票を伸ばすのだろうか?
自民党は大敗の末分裂するだろうか?

もちろん政権交代をのぞみながらも、
その選択による不安感も多いにある。

自分なりに考え選んだ候補と比例区が相反する結果となった。
小選挙区制についてもいろいろ思うところがあった。

地球環境・災害・新型インフル・不況・外交…
待ったなしの問題が山積している日本。

まさに私たちの明日の命がかかっている選挙だ。
どういう結果であれ、「やっぱり駄目でした」は許されないし、
そんな時間的余裕はもはや無い日本であると思う。



雲ひとつない夜空に

2009年08月28日 | 日記

今しがた外に出てみると
雲ひとつない夜空に月が上っていた。

昨日27日が上弦の月だったようで、
今日はそれよりすこしふっくらしたお月さま。

昨晩は昔の上司のお通夜に初めて谷塚というところまで出かけた。
日比谷線の車窓から18時近く真っ赤な夕日が沈んでいくのがみえた。

「大らかで逞しくて明るくてまるでお日さまのような方だったなぁ」と
夕日を見ながら胸がつまった。

私には、短い夏とともに逝ってしまった故人が偲ばれる月である。


ルネ・ラリック

2009年08月28日 | アート♪
生誕150周年を記念して、国内外から厳選された
ラリックの名品400点が一堂に集められた展覧会♪

正直1日で400点を拝見するのは非常に疲れた(笑)

アール・ヌーヴォーのジュエリー
アール・デコのガラス工芸

どちらもその頂点をきわめたラリックの作品はあまりにも繊細で素敵で♪
どれもこれもじっくり拝見したくなるものばかり…

息をぬくところがないのである(笑)

時代の需要に応じさまざまな作品を残したラリック。

カーマスコットまでつくられていたなんて!ビックリ!

ラリックのカーマスコットが輝く
鍋島侯爵の素敵なクラシックカーも展示されていた。

侯爵はこのカーマスコットを大変大切にされていたので
目的地に着いてから装着していたらしい。

旧朝香宮邸(現東京都庭園美術館)正面玄関の
あの素晴らしいラリックのガラスの扉のデザイン画も展示されている。

ステンドグラスのような省胎七宝という
エナメル(七宝)技法のジュエリーの微妙な色合いが素敵だった♪

ラリックの作品には自然をモチーフにしたものが多く、
ジャポニズムにも大きく影響を受けているため
ティアラや櫛など日本の簪とみまごうものも多くあった。

とにかく素敵すぎる展覧会である♪♪♪



偃月橋

2009年08月28日 | 都へ上る
龍吟庵でご説明してくださった方から、

「偃月橋は、ねねのために架けられた」とうかがった。

棟木の札はよく読めなかったが、慶長8年に再建されて以来
修理はされているのだろうが、そのままの形をとどめているらしい。

柱それぞれに、まるで面白いデザインにも見える虫食いの跡が沢山あった。
もちろん現役の橋でありながら重文でもある。

渡っているときにはあまり気づかないけど
ゆるいカーブが趣があっていいですね♪

未練がましく何度も龍吟庵の方を振り返りながら…
娘との夏の旅もここでおしまい(笑)


「偃月」とは半月・弦月・弓張り月

昨日今日あたりのお月さまはちょうど半分になった頃かも?


龍吟庵

2009年08月27日 | 都へ上る
特別公開中の龍吟庵へ

現存最古の方丈建築とあって、蔀戸などが寝殿造のたたずまいを感じさせる。

義満筆の扁額。

「なんかイメージがちがうな」といつもこの方の書体には思ってしまう(笑)

この日は、かなりの拝観者がおられたので、
ゆっくりとお庭を拝見するというわけにはいかなかったが、
父のことが気になりながらの拝観にはちょうど良かったかもしれない(笑)

白砂敷きの「無の庭」は重文の表門を際立たせる工夫かな?

国師の幼少のころの故事にもとづいてつくられた「不離の庭」
赤砂と石の建て方が面白く、説明をうかがっていると
なるほど~と場面の緊張感が伝わってくる。

西庭「龍の庭」は白砂と黒砂の雲が渦巻くように見えた。
従来の枯山水庭園には「静」を感じることのほうが多いが
この龍の庭には「動」を感じる。

三玲さんの庭に対峙するとき、いつも心がざわめく♪
私にとっては、心を落ち着かせて自身を見つめなおす禅宗の庭園というより
現代美術への感動に近いのかもしれない。