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ABIKAIの時に同じbunnkamuraで公開中だったフジタの展覧会を拝見した。
乳白色の肌の裸婦や猫に代表されるフジタであるが、
今回の展覧会はポーラ美術館コレクションが中心で戦後フランスに渡ったフジタが
子供をテーマに制作した「小さな職人たち」をたっぷりと楽しむことができた♪
1950年以降彼のアトリエはフジタの描いた子供たちで彩られていたそうで、
それらが同時公開の阿部徹雄の写真によっても認められた。
また土門拳の写真からはフジタ独特の美しい乳白色が
ベビパウダーから生まれていたことも。
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フジタの描く子供たちの顔は気難しそうであったり、一筋縄ではいかない悪戯っ子のようであったり
そらがまた一つ一つの作品に引き込まれる要因のように思った♪
高く評価されている裸婦像とかはあまりよくわからないが
フジタの「礼拝」と「ピアノと娘」「オランダの少女たち」が好きだ♪
一緒にあったルソーの「シャラントン=ル=ポン」も素敵だった♪