昨晩、デイヴィッド・ギャレットのジャパンツアーを拝見した。
映画では最も不道徳な男を演じておられるようであるが、
ステージからの印象ではとっても好青年で、
自身の溢れる音楽への愛情を聴衆に分けてまわっているという感じだった。
ロックとクラシックのクロスオーバーも、クラシックに馴染のないロック好きな若者たちにむけて発信したのがはじまりのようだ。
彼のヴァイオリンから流れる旋律はクラシックがロックのようであり、
ロックがまるで何百年も前に活躍した音楽家たちが作曲したかのように情感豊かに聴こえてくる。
Viva La Vida(コールドプレイのカヴァー)
The Show Must Go On(クイーンのカヴァー)
などが特に良かった。
超絶技巧を駆使しながら客席へ降りてきて、楽しげに演奏して周る姿は
本当にセクシーで素敵で近くまで来られた時はばあさんでも心臓がドキドキしてしまった(笑)
席の両隣は若いお嬢さんたちであったが、「もう最高!」と意気投合♪
映画の公開も待ち遠しいが、「来日されたら絶対にいくぞ!」というアーチストになった。
これが彼の操るストラディバリウスらしい。
六本木ブルーシアターという会場は初めてで場所も判らなかったが、
麻布十番駅から急こうばいの鳥居坂を上ったところにあってとなりは旧岩崎邸の国際文化会館、
前は麻布学園東洋英和女学院、「花子とアン」のモデルとなった村岡花子の母校で明治期の歴史を感じる場所にあった。