秘密保護法と共謀罪を考える四日市の会

秘密保護法・共謀罪に反対し、その廃止を求めましょう!

請願の採決報告(集団的自衛権行使容認反対に関する意見書の件 継続)ほか

2014年07月04日 | メッセージ
 併せて、「九条の会・よっかいち」による請願、「集団的自衛権行使を容認する閣議決定や立法に反対する意見書の提出について」の取り扱いについてご報告します。他団体提出とはいえ、秘密保護法は集団的自衛権行使容認を前提に作成されているのでご紹介します。

 この件は総務常任委員会により詳しい報告があった後、継続審議となった旨が伝えられましたが、二人の議員が、討論の際この件を継続案件として処理することに反対の立場から意見を述べ、継続案件と委員会が決したことを議場がひっくりかえすかというスリリングで意欲的な展開となりました。
 山本りか議員、毛利彰男の両議員はそれぞれに、日本が戦後にかつてなかった大きな転換点を迎えたことを指摘し、戦争を防ぐために今、問題の先送りという無責任なことをせず、絶対に逃げずに反対の態度表明をすることが地方議会としての責務であり、そして大人としての責任ではないかと訴えました。演説はすばらしいものでした。

 そして採決です。集団的自衛権行使容認反対についての審議、採決は継続審議にすること(委員会報告を承認することに賛成かどうか)に対し
て賛成を表明した議員は19名でした(過半数は18)ので、僅差により継続が決まったことになります。惜しく、そして残念なことです。けれども委員会で決まったことがあと1票で本会議で覆されそうになったということは稀なことではなかったかと思います。

 その他、加藤清助議員はリニア新幹線の四日市駅誘致に反対する立場で非常に良心的な意見を述べられました。(議会としては誘致する意見書を出すことを可決しました)

 以上の発言は、覚えられるべきものであったと思います。言葉の力とは大きいもので、一つひとつの言葉が信用を産んでいくのだと学びました。
 
 なお、傍聴席にはたくさんのろう者の方が見え、全会一致となった手話言語条例に関する意見書採択の現場に立ち会って喜びを表されました。

【街頭活動】

 13時から始まった長時間の傍聴の後、当会は引き続いて街頭活動を17時から約1時間行いました。皆さんお疲れ様でした。雨でしたが 200枚強のちらしを配れたと思います。



請願採決の報告(秘密保護法廃止意見書否決)

2014年07月04日 | メッセージ
 おかげさまで昨日、四日市市議会本会議で請願の採決が終わりました。
 当会の請願ー「秘密保護法廃止を求める意見書採択の請願」は委員会報告が詳しく行われた後、質疑なし、討論も意見が出ず(反対討論が行われない仕組みということ)採決となり、34名の議員のうち賛成9名、よって賛成少数により否決されました。

 傍聴席は64席の定員に対し、追加椅子が10、それでも入りきれずモニターで傍聴された方もおられたようです。

 賛成議員の内訳は次のとおりです。「リベラル21」より5名(加納康樹代表、竹野兼主、野呂泰治、毛利彰男、芳野正英)、「日本共産党」より2名(山本里香代表、加藤清助※本請願紹介議員)、「市民会議」より1名(土井数馬)、団体なし1名(石川勝彦)ー以上敬称略。この方々の態度表明を深く胸に刻みたいと思います。

 当会は総務常任委員会で意見陳述と審議を経て賛成少数にて否決後、議員に対して2つの行動をしました。

・本会議における採択を求める手紙を市役所に持参して各議員に届けた。
・7月2日(水)中日新聞7月2日朝刊の記事を秘密保護法適用の具体例の資料として各議員に手紙を添えて届けた。

 請願提出から本会議採決までの間に態度を変えた議員もあったと思います。理由などを聞くことができたらありがたいと思っています。数名の議員の方には陰に陽に終始一貫して応援とお支え、貴重なご意見をいただきました。心から感謝します。

 稚拙ながら当会として全力で走ってきましたが、上記の結果に学ばされること大です。少なくとも議会で審議がされること自体に、大きな意味があることを学びました。