秘密保護法と共謀罪を考える四日市の会

秘密保護法・共謀罪に反対し、その廃止を求めましょう!

憲法学習

2015年07月28日 | メッセージ
当会は今年は2ヶ月に一回、憲法カフェを開催することにしています。
7月は、私たちにとって初めての試みでしたが、市内の小学生(高学年)を対象に「憲法ってなあに?ー弁護士さんに聞いてみよう!」と題して学習会を開かせていただきました。


✿一生懸命聞いてくれた子どもたち、ありがとう。私たちはおじさん、おばさん、おじいちゃん、おばあちゃんみたいな年ですけど、みんなと会えて、大事なことを一緒に勉強できたのが、とても嬉しかったです。協力してくれた方々にも、心からお礼を申し上げます。

内容は寸劇、憲法○×クイズ、小貫陽介弁護士のお話「憲法ってなんだろう?」、オリジナル紙芝居「ぼく、わかったよ」、おやつと話し合いなどでした。


小学生は遊ぶときも学校の生活でもなんでも、ルールを守ることは大切だと先生から習っているでしょう。小貫弁護士のお話で、国の大臣などが守らなければならないルールがあってそれが憲法だって知りましたね。(実はおじさんやおばさんたちも、ずいぶん大きくなってそれを知ったんです。)

でも、そのルール(憲法)を守らなければいけないのに、守らずに平気でいたり、守ってるって言いながらほんとは守ってない人たちがいるのはどうしてでしょう。それっていいのかな。


今まで憲法っていう名前も聞いたことなかったお友だちも多かったかもしれないけど、おじさんやおばさんたちは驚いたよ。それはー

憲法○×クイズで「日本国憲法になってから、国で一番偉いのはだれですか。総理大臣ですか、それとも国民ですか?」という問題に、国民だ(正解)と答えたお友だちがたくさんいたんです。習ったことなくても、カンでも、たくさんのお友だちがちゃんと普段からかんがえていて、ニュースも聞いて、人間の自由・平等や一人ひとりを大切にすることって大事なことだだって感じ取ってるんだなと、思いました。

私たちはいつもの授業の先生のようではないし、どうしても難しい言葉や知らない言葉も言ってしまうので、よくわからないところもあったり長くてえらかっただろうけど、一所懸命学ぼう、何かをつかもうとしてくれていましたね。紙芝居やプロジェクターも、よく見てくれていましたね。

この日のために私たちはそれぞれ、手探りでできるだけの準備をしました。弁護士さんもみんなにお話するのをとっても楽しみにしていました。


そのうち質問したいことができたら私たちのこと、ちょっとだけ思い出してね。


✿沖縄の大切な言葉ー「ぬちどぅたから」(いのちこそ宝)は、沖縄で実際にあった悲しく辛い戦争でたくさんの方が亡くなったことから生まれてきた、真珠のような言葉です。みなさんのいのちもひとつひとつ大事でかけがえのないものです。

自分も他の人のいのちも大事にしあうような未来であったら、そのような世界にみんなが生きていってくれたら、というのが私たちの願いです。そして日本国憲法は、いのちを大事にという心をその前文に表しています。

みんなと会えて、本当に幸せでした。私たちも今からもっと勉強して、知恵も出して、戦争で死ぬ人のない世の中になるように努力します。

暑いですが、みんな、からだに気をつけて、お友だちと楽しく夏休みを過ごしてくださいね。