秘密保護法と共謀罪を考える四日市の会

秘密保護法・共謀罪に反対し、その廃止を求めましょう!

鵜の森公園でのデモ、昨日、今日。

2015年09月13日 | スケジュール
 昨日は鵜の森公園で若者デモが行われました。新聞などでも70人参加と報道されていましたが、その参加当事者としては、すばらしいものでした。緊急ということでしたが勇気ある企画を感謝します。この年齢の時、自分はどのように生きていたのか問い直される思いもしました。年配の参加者もありましたが、SEALDsのコールに倣って(三重方言も含め)の切れの良いコールに、結構ついていけていました!きっと内心楽しみにして参加したはず。高齢の方もそれまでの人生のすべてを掛けての訴えがそれぞれにできると思いますし、社会から期待されていることだと思います。

 学生の方のスピーチ、コールとても良かったです。三宅裕一郎(三重短期大学法経科教授)氏の論点整理で、この安全保障法制関連法案のうち、ほとんど審議の俎上に上っていない事柄の中で、国民の生活に直接響くであろう「存立危機事態」について一般の人に広く問題を訴えていく事が大事ではないかと言われました。
 武力攻撃事態法改正案の五条には、

「 2 国は、武力攻撃事態等及び存立危機事態への円滑かつ効果的な対処が可能となるよう、関係機関が行うこれらの事態への対処についての訓練その他の関係機関相互の緊密な連携協力の確保に資する施策を実施するものとすること。」とあります。

 すでに110以上に及ぶ機関が協力の契約を結んでいる(三重県内も含む!)ことで、「存立危機事態」だと政府が判断した場合、 私たちが日常的に利用するバスや鉄道、航空機、運送ほか多数の企業で、住民よりも自衛隊の活動を優先されるように変化するということの指摘です。筆者はこのことを聞いていましたが、国会でほとんど議論されていないということをよく知っていませんでした。これがスルーされて法案が成立すると、こんなことは知らなかったと言いながら人々の日常生活があれよあれよといううちに変えられていくでしょう。

 デモの途中で名古屋大学大学院の学生の訴えも、タイミングを見てのまとまった街頭演説で、整理されたしっかりした内容もさることながら、そのスタイルにも刺激をいただきました。教育学を勉強しているということで、子どもたちへ戦争のない平和な社会を渡したいとの真摯な訴えが胸に響きました。


 今日は同じ会場、鵜の森公園で間もなく朝10時より三重弁護士会主催によるデモが行なわれます。多数の方の参加を願います。これからも継続して各方面から立ち上がりましょう。そして、立ち続けましょう。

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