スマホアプリで「小田急アプリ」というツールがあります。
小田急が公式に出している便利ツールなのですが、これがけっこう趣味的にも面白いので、ちょっとご紹介。
ニュース記事によれば…
「列車のリアルタイム走行位置をはじめ、指定した駅における直近列車の発車時刻や接続案内、ホーム図・駅構内図など、ユーザーのニーズが高い情報を配信するほか、災害発生時における小田急線各駅付近の避難場所や、家族などの所在地を確認できる機能(災害時のみ利用可)も搭載するなど、高機能なアプリとなっています」
…だそうです。
[引用元] applio
この辺を、ちょっと噛み砕いて。
インストールはGoogle PlayかApp StoreからダウンロードすればOKです。
小田急のことなので課金要素があるのかと思ったら、そうでもないようです。
インストールすると出現するのがこちらのアイコン。
小田急のロゴそのまんまですね。ホーム画面で小田急愛を語れます…いや私はそこまで好きでもないですが、小田急(笑)。
アプリを起動、初期画面はこんな感じ。
指定した駅(普通の人なら最寄駅?)を中心とした電車運転状況と、直近の電車の発車時刻などが表示されます。
私の場合は海老名愛が深いので当然のように海老名駅を表示します。
駅構内案内機能も充実。
基本の構内図はもちろん掲載。
「ホーム図」というネーミングはどうかと思いますが、停車位置案内も完備。
「行先表示LIVE!」でホームの行き先案内板も見られます、新宿駅の例を。
かえって焦って駆け込みを誘発して危ない気もしますが。
新宿駅限定ですが、なんとトイレの混雑状況も見られます!
西口も南口も女子トイレは満室ですね!
それぞれの女子トイレに5室ずつ個室があるんですね、知りませんでした!
知ったからってどうもしませんが(笑)。
あまり聞いたことのない機能として、駅構内の混雑状況を見ることができます。
これは、改札口付近の人の流れをイメージ画像で表示するもの。
たとえば新宿駅南口の状況。
どうやら実際の画像から人間を抽出してアイコン化の上表示させているようです。
正直、普段は要らない情報ですけれど、事故や異常気象で運転が停まってしまった時などに役に立ちそう。
「改札入れなくて混んでるから駅前のドトールで時間つぶすか」とかの判断材料になりますね。
さて、ここまでは「普通に電車に乗る時に便利かも」という感じなのですが。
鉄道マニア的目線で見ると、もうちょっとディープなのがこのアプリ。
特に目玉機能だと個人的に思うのが、「リアルタイム走行位置」表示機能。
簡単にいえば、いまどこの区間にどの種別の電車が走っているのか、パッと見て分かるようになっているのです。
たとえばこんな風に見えます。
とある日の20:18頃の柿生~相模大野間の状況。
電車マークの上の「+○」の数字は遅延時間だそうです。
…どうです、撮り鉄に便利に使えそうじゃありませんか!
これにもっと情報が加わってくれると面白そうですよね。
アプリのカスタマレビューを見ると「混雑率を表示してくれ」などという声もあるようですが、私的には混雑率よりも車両形式とか車両番号を表示してくれるとありがたい…普通の人には全く要らん情報ですけど(笑)。
別の区間を見てみると、たとえば新百合ヶ丘あたりでは複数の電車が停まっているのがひと目で分かります。
この機能、自動更新が可能です。
電車が詰まってノロノロ運転状態の時も、どんな詰まり具合なのかが一目瞭然。
ある日の19:13の状態がこんな感じで…
3分後の19:16にはこんな感じ。
数珠つなぎの渋滞状況がよく分かって、とても面白いです。
まあ状況が分かったところでどうしようもないのですが、諦めはつきます。
どうでもいいけど、この僅かな時間でロマンスカー2本って、多すぎません??
また、試しに深夜に見てみると、謎の列車が表示されていたりします。
深夜1:22に鶴川に準急なんて走っていたかなぁ?
しかも遅延8分って、定時に走らせる気ないだろう。まさか幽霊列車?(笑)
…とまあ、マニア的に見てもとても面白いうえに、撮り鉄的にも素晴らしく便利なアプリなのです。
小田急やるじゃん、とちょっと見直しました(笑)。
他の私鉄でもこういうアプリを作ったら面白いのにと思います。
難点は、バッテリーを激しく消費するところ。
起動中はバックグラウンドで情報を撮り続けるようで、スマホの燃費悪化につながります。
最近のスマホを使っていればたいして問題ないのでしょうけど、私のはSO-04Eというだいぶ古いモデルなので、ちょっと辛いなぁ…買い替えるかぁ。