♪楽・楽・楽♪

楽しいことに囲まれて、頑張りすぎず楽に考える、そしていつでも音楽の流れる人生を・・・

『死神の精度』

2008-03-06 | つんどく本 〆(.. )
今日、後輩が面白いことを言っていました。



アーケードにたまに“エアバイオリン”弾いてる人がいるんですよー

この前、○ーちゃんと楽器ケース持って歩いてたらぁ

こうやって(身体を左右に振って)D線かなぁ?鳴らしながら近づいてきたんです

恐いじゃないですかー

私、無視したんですけど・・・



・・・エアバイオリン・・・・
いま流行のエアギターを真似たエアバイオリン・・・
ちょwww
そんなの想像したら面白すぎるじゃないですか。
怪しすぎですよ。










サイレントバイオリンの間違いでした(笑)

**************

さて、話のマクラは本題と全く関係ありません。

タイトルの『死神の精度』とは、こちら↓の本。
            

いつだったっけなぁ?
映画を見に行った時に、予告でやっていたんですよ。
3月公開の「Sweet Rain」
金城武や小西真奈美が出演してる映画で、面白そうだなぁって印象を持った。
それがこの前、本屋で原作を見つけてしまい、面白そうで購入&読破。
伊坂幸太郎は、話は面白いんだけど前に読んだ本は登場人物が多く
頭がごっちゃになり、しばらく読んでいなかったのですが
この話はさらっと、そして楽しく読めましたー。
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内容は、死神・千葉が出会う6つの人生をたどる短編集。
ミュージックをこよなく愛する一風変わった死神が
対象者の死に可否の判断を下すために1週間の調査にやってきます。
1週間の調査を終えると、死の執行に「可」か「見送り」の報告をする。
そんな仕事を淡々とこなす死神は、我々のイメージするような
黒いマントで鎌を持ち、ロウソクの中で暮らすガイコツのような姿ではなく
対象者に即した身なりの男前。
世間ずれしてクールな死神と死期が近づいていることを知らない人々との
温度差があるのに暖かく、シュールなのにコミカルな会話がとても面白い。


「俺が仕事をすると、いつも降るんだ」

ちょーかっこいい。
雨男を、ムックと同じ雪男の仲間と思っているような奴です。
なんかその辺のクールなイケメン君が皆、死神なんじゃないかって気がしてくる。
そしてこんな死神なら、死ぬ前に逢ってもいいなと思う。

ちなみに映画になってるお話は文庫の最初の短編です。
しかしどうしても主人公の女性は、小西真奈美よりも吹石一恵の方が
イメージに浮かんでくるのですよね。なんとなくだけど・・・。
まぁでも、機会があったら見に行ってみようかな~。


どうでもいいけど伊坂幸太郎の名前を聞くといまだに
メンデルスゾーン・スコットランドが浮かびます。
どーこだ??