♪楽・楽・楽♪

楽しいことに囲まれて、頑張りすぎず楽に考える、そしていつでも音楽の流れる人生を・・・

オーケストラの日

2008-03-30 | 日々の出来事 (・ー・)/~~
3月31日。

全国的に「オーケストラの日」だそうです。

ミミにいちばん、オーケストラ。

制定は昨年。オーケストラの魅力を伝えるために連盟が創った日。

各地で様々な催しが開かれているということです。


と、いうわけで!!!


仙台で行われたこの日を記念するコンサートに行ってきました。

ものすごく!私にとっては魅力的なプログラムで
チラシを発見したその日にチケットを予約してしまいました。
タイトルは「ロシア音楽の魅力」

ロシア音楽ってオケでやるとほんと素敵なんですよね。
チャイコは特に管弦での響きが好きだー。

せんフィルの弾く本演奏会のプログラムは
  ・チャイコフスキー 歌劇「エフゲニー・オネーギン」より ポロネーズ
  ・チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
  ・リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェエラザード」

何が聴きたかったって、そりゃもうシェエラザードですよ。
CDで感動するほど。生でぜひとも聴きたいとずっと思っていたのです。
でもその前にチャイコンも聴けちゃうんです。最高です。


さて、本番。
学生席を頼んだら真ん中の前から2列目でした!!
1stのそれぞれの人の音が聴こえてしまう位置。(あんなにバッチリ聴こえるんだ・・・)

華やかにポロネーズから始まって、チャイコンです♪
今回のソリストは本来来るはずだった方が急遽来られなくなり
せんフィルでいつもコンマスを務めていらっしゃるD田さん。

すばらしかったです

久しぶりにコンチェルトを聴きました。
あぁ、全然ちがうよね。やっぱり。。。
さらっと完璧に弾きこなしていましたが、あんなG線の音、出してみたいわ。

でも写真で見ていたので、ずっと感じてはいたのですが
ステージに出てきた立ち居振る舞い、顔、格好、楽器の持ち方みんなみんな・・・
ワタルくんにしか見えなかったんですけど・・・
いやほんと、生き別れのお兄様なんじゃないのかと思えるくらいそっくりでしたよ。必見です。

さらに、コンチェルト1曲弾きこなしたすぐ後に
彼はシェエラザードのソロまで演奏されたのでした!
まじですかー、すごいです。

シェエラザードは・・・もうもう・・・
45分間、航海に連れて行ってもらいましたよ

ほんともう、音楽でされました。

いい曲や・・・

だいすきだいすき・・・。

頭の中は完全に千夜一夜物語。
あのお話、実は残酷なんですね
妻の不貞を知った王が女性を憎み、国中の若い女を呼び寄せて一夜を共にしては殺すという行為を繰り返していた。
見かねた大臣に送り込まれた妃シェエラザード。王に毎夜毎夜面白い話を続ける彼女を
殺すに殺せない王は、次第にシェエラザードを愛するようになっていく。

千夜一夜物語を読んでみたくなりました。

(でも帰りに本屋で見たら、岩波全13巻と長いのでやめました・笑)


ソロの物悲しい旋律と、激しい旋律、王子と王女の有名なメロディ。。。
対比があって、本当にあの曲には憧れます。
弾いてみたいなぁ。。。末席でいいから弾かせて。
バイオリニストとチェリストと木管のプロとすごいパーカッショニストが必要ね。
ソロ、後姿だけどかっこよかったなぁ。
あとビオラパートがとってもかっこいい!
パーカスは見えなかったけど、ズンと響きました。
雰囲気効果で全員かっこよかったです。


昨夜、あの映画を見ながら叔母と話していたんです。
もし、自分がバイオリンを弾けなかったとして
バイオリニストに恋をしちゃったらヤバイよね、って(笑)
だって、こういう演奏されたら音楽の力に相まって
「3割増し、3割増し、3割増し!!!」
って、どんどんかっこよく見えちゃうわけじゃないですか。

たとえゴミのような演奏でも多少弾ければ、ちょっとその魅力は下がるでしょ。
えーっと、どういうことかというと・・・
例えば、いま現在の私は、普通の友達相手でも、
車を運転しているところはいつもの2割増しに見えます(笑)
たぶん、それは免許を取るまで限定。
自分が出来るようになったら、そうは思わないかもしれない。
ま、つまり株上げたいなら、今のうちだよ

ちょっと今日のソロを見て聴いて、叔母の言うことに納得しましたwww


話はずれてしまいましたが・・・
やっぱり桶はいいですね
分かっちゃいるけどやめられない。
オケ中ですから。
こうやって聴く機会も増やしつつ、良い音楽に浸っていきたいもんですね。
オーケストラの日、自分も何か弾きたいッす。

さーて3月もおわりだ!
ラストパートも終わって、学校のオケはこれにて終了。
1人の中毒患者を世に送り出してくれたこのオケに感謝します

『ラヴェンダーの咲く庭で』

2008-03-30 | たまには映画でも★
思い出してください。


記憶に新しい世界フィギュア女子ショートプログラム。

薄紫の衣装を身にまとった浅田真央の演技を盛り上げるあの情熱的な曲。

切なくて、悲しくて、苦しくて、思わず胸をかきむしる悲痛なメロディは

演技に対する感涙をさらにこみ上げさせる一要素と言えました。


ふと思う。

何て曲?だれ作曲?

「バルトーク」

と答えたら、「んなわけない」と突っ込まれました。

ですよねー。

ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー

とは出ているけど、作曲家は公表されておらず

???

ってずっとそんな感じでした。

あるとき、調べてみると、でたでた。

「ネット上でも、誰作曲なのかと話題になっていましたが・・・」

との決まり文句。世の中の人、そう思ってる人多かったのね。

どうやら映画のサントラのようでした。

しかもちょっと前に見たいなーと思って、見ていなかったやつじゃない。

と、いうわけで早速借りてきて、さっき叔母さんと一緒に見てみました。

ラヴェンダーの咲く庭で



感想。
とってもいい映画です!!

ストーリーはとっても単純なんですよ。

イギリスの海辺の小さな街に老姉妹が2人静かな生活を送っています。
ある嵐の翌日、2人は浜に打ち寄せられ倒れている青年を発見。
命を取り留め、看病を始めるものの彼は英語が通じず会話が成り立たない。
しかし、身振り手振りでコミュニケーションを取り、片言ながらの会話ができるようになっていく。

しばらくすると、彼はヴァイオリンが弾けるということが判明。
音楽を通して街の人々たちともだんだんと打ち解けていくようになる。
静かな2人の生活に、突然の活気が舞い戻り、2人の姉妹、特に妹のアーシュラに
影響を与えていくことになる。
何年も閉まっていた思いもかけぬ感情はアーシュラの心を支配するもどうする事も出来ない。

しかし!!

アーシュラの想いをよそに、彼の前に一人の女性があらわれる・・・。

つづきは、CMのあとで。

っていうかネタばれですので、気になる人はご覧あれ。



これがですねー。
人間模様が大変面白く書かれておりましてですねー。
いいんですよ。

おばあちゃんがね、かわいい。
恋する女はきれいさー♪
って感じです。
いくつになっても、こころに持つ気持ちはおなじ。
やさしくもあり、おそろしくもあり・・・。
どうしようもなく切ない気持ちに、あぁ、、ってなります

なのにこの男はね。
あんま性格よろしくないように見えるんだよ。
もぅ、ただの目立ちたがり屋だろ、君ぃ、って思う。
それから後から出てくる女性がね。小雪にそっくりなんだよ。
でまた、あんたそんなことやっちゃうのかよ、って・・・。
だけど、この女性の立場に立ってみると、
おばあちゃん、妬きすぎ!束縛ですか?ってなるし。
さらには、他にも嫉妬丸出しの登場人物いろいろ出てくるし。

うん、まぁドロドロなんだが。

だけど、にんげんらしさというのもまた映画の良いとこなんではないかね。
ここでストップモーションをかけちゃうんですか。
ここで回想シーン入れちゃいますか。
と、演出のにくさもあり。
ミニシアター系の映画の良さが存分楽しめるのではないかと。

私はもう一度見てみたいと思いました。

あと、コロコロに太ったお手伝いさんが出てくるのですが、
その方がとーってもいい味出してる。
演技派が多い映画ですな。


ちなみに、ラストで例の曲をフルで演奏するのですが

とっても良いシーンではあり、さっきの回想とかで「あぁ。。」ってなるけど

それよりなによりどうしても

「決まったぁぁぁ、トリプルアクセル!!決めましたねぇ!」

「トリプルルッツ、ダブルトゥーループ、ダブルループ!!いいですねぇ。」

「あぁ、ちょっと踏切、軸足が左にずれてしまったようです」

「ステップシークエンス、どうですか。あらかわさん?今日のまおちゃんは。」

「メダルの行方はどうなるのでしょうか?東京のこくぶんさーん!?」


と、いちいち解説が入る気がしてしまいます

きわめつけは、曲の最後の

ラーーーーーーーーーーソファミレドシラーーーラン♪

で、

手は耳元に、首を上に上げて決めポーズを決めたくなってしまいますね。

恐るべきフィギュアスケートの呪い。

オケでロミジュリ聞いた時も、確実にステージの上空で高橋が滑ってたもんな。


だけど、あの曲。

耳コピでも楽譜探してでもいいから

一度弾いてみたいもんですな