黒澤監督の映画で有ったけど、今日は「生きる」とは何かを考えさせられた。
僕のバークリー時代の親しい友人が、今、5ヶ月に及ぶ入院生活を送っている。入院してるのは随分前から知っていたのだけど、僕自身が精神的に不安定で彼を励ます様な状況ではなかったのでずっと行けずにいた。でも、今日オフだったので思い切って行ってみる事にした。本当はすごく不安だったけど。
自分が生死にかかわる重病である事を彼自身も承知していて必死で病と戦っている。だから、僕がウソっぽい励ましの言葉とかかけても嬉しくないんじゃないかとか、色んな心配が頭を駆け巡る。病院に着いて病室を訪ねてみると、彼は嬉しそうに迎えてくれた。手土産は何がいいか考えたけど、食事制限も有るだろうし、花なんて男は喜ばないし、で、結局、「ETERNITY」をプレゼントする事にした。手前味噌だけど自分自身が癒されるアルバムでもあるし、仲間が仕事を頑張ってるってところを見せたら、よっしゃ、俺も!となってくれるのを期待して。
実際、彼も復帰を強く望んでいて、ドラマーである彼のベッドの横にはスティックが置いてあり、話をしながらもグリップの確認を怠ってはいなかった。彼は、昔の仲間達が現在、第一線で活躍しているのをとても嬉しそうに話し、今後の自分の仕事の話を熱く語る。彼を見ていて、なんて前向きなんだろう・・と思った。自分なんかより、よっぽど生命力に溢れている。でも、今彼を支えている力の源は紛れも無く「早く音楽がやりたい!」という欲求なんだと思う。
僕はCDという形でたくさん作品も遺せたし、あまりにも生きててしんどくて、もういいかぁ・・なんて思った事が正直有る。でも、それって贅沢だよなぁ・・って思った。僕は明日から4日間連続でライブの仕事が入っていて、演奏が始まったら楽しくてしょうがない。それはベッドの上の彼には今出来ない事だ。好きな料理を作って好きなだけ食べて酒飲んで・・ってのも彼には今許されていない事だ。グルメの彼の病床には「美味しんぼ」が置いてあり、美味いもの食べたいんだよなぁ・・と思うと辛くなる。現時点の様に点滴だけで栄養補給するのと口から栄養を摂るのは大違いだ、とすっかり痩せてしまった彼が力説する。
うちの親父も彼と同じ病気にかかり胃を全部摘出したのだけど、最後まで酒を止めなかったし、その病気が原因で亡くなったわけではない。(あまりにも身体をメチャクチャに扱うから腹も立ったけど) 唯一彼を励ます事が出来るとしたら、父の様に病から復帰して楽しく生きている人達がたくさん居るという事実だ。入院経験が豊富でどちらかというと彼より身体が弱い(苦笑)僕が入院中によく言われた事を彼にも言ってあげた。ミュージシャンの様な自営業はついつい休みを取らずに働き過ぎるから、これは神様がくれたロング・バケーションだと思ってオモッキリ休んじゃえ!焦って早く退院しても今度はまとまった休みなんて中々取れないよ・・って。
帰りの車の中で音楽を聴きながらずっと考えてた。生きるって大変なのは当たり前。なかなか思い通り生きられないのも当たり前。映画「生きる」で主人公は生きた証を必死で遺そうとした。だから僕も必死で作品を遺そうとしたんだろうな。だけど、それが決して生きる目標では無い事が、今日明らかになった。僕には最初から地位や名誉やお金なんてどうでも良い事だけど、今、日常生活で自分がしている事が如何に幸せな事で、明日も生きるための原動力になっているかを知らなければならないんだろうな・・・。ついつい忘れてしまう事だけど。それを教えてくれた彼に感謝しなくては。彼の手術が成功し、楽しい人生がこれから広がっていく事を願いたい。
僕のバークリー時代の親しい友人が、今、5ヶ月に及ぶ入院生活を送っている。入院してるのは随分前から知っていたのだけど、僕自身が精神的に不安定で彼を励ます様な状況ではなかったのでずっと行けずにいた。でも、今日オフだったので思い切って行ってみる事にした。本当はすごく不安だったけど。
自分が生死にかかわる重病である事を彼自身も承知していて必死で病と戦っている。だから、僕がウソっぽい励ましの言葉とかかけても嬉しくないんじゃないかとか、色んな心配が頭を駆け巡る。病院に着いて病室を訪ねてみると、彼は嬉しそうに迎えてくれた。手土産は何がいいか考えたけど、食事制限も有るだろうし、花なんて男は喜ばないし、で、結局、「ETERNITY」をプレゼントする事にした。手前味噌だけど自分自身が癒されるアルバムでもあるし、仲間が仕事を頑張ってるってところを見せたら、よっしゃ、俺も!となってくれるのを期待して。
実際、彼も復帰を強く望んでいて、ドラマーである彼のベッドの横にはスティックが置いてあり、話をしながらもグリップの確認を怠ってはいなかった。彼は、昔の仲間達が現在、第一線で活躍しているのをとても嬉しそうに話し、今後の自分の仕事の話を熱く語る。彼を見ていて、なんて前向きなんだろう・・と思った。自分なんかより、よっぽど生命力に溢れている。でも、今彼を支えている力の源は紛れも無く「早く音楽がやりたい!」という欲求なんだと思う。
僕はCDという形でたくさん作品も遺せたし、あまりにも生きててしんどくて、もういいかぁ・・なんて思った事が正直有る。でも、それって贅沢だよなぁ・・って思った。僕は明日から4日間連続でライブの仕事が入っていて、演奏が始まったら楽しくてしょうがない。それはベッドの上の彼には今出来ない事だ。好きな料理を作って好きなだけ食べて酒飲んで・・ってのも彼には今許されていない事だ。グルメの彼の病床には「美味しんぼ」が置いてあり、美味いもの食べたいんだよなぁ・・と思うと辛くなる。現時点の様に点滴だけで栄養補給するのと口から栄養を摂るのは大違いだ、とすっかり痩せてしまった彼が力説する。
うちの親父も彼と同じ病気にかかり胃を全部摘出したのだけど、最後まで酒を止めなかったし、その病気が原因で亡くなったわけではない。(あまりにも身体をメチャクチャに扱うから腹も立ったけど) 唯一彼を励ます事が出来るとしたら、父の様に病から復帰して楽しく生きている人達がたくさん居るという事実だ。入院経験が豊富でどちらかというと彼より身体が弱い(苦笑)僕が入院中によく言われた事を彼にも言ってあげた。ミュージシャンの様な自営業はついつい休みを取らずに働き過ぎるから、これは神様がくれたロング・バケーションだと思ってオモッキリ休んじゃえ!焦って早く退院しても今度はまとまった休みなんて中々取れないよ・・って。
帰りの車の中で音楽を聴きながらずっと考えてた。生きるって大変なのは当たり前。なかなか思い通り生きられないのも当たり前。映画「生きる」で主人公は生きた証を必死で遺そうとした。だから僕も必死で作品を遺そうとしたんだろうな。だけど、それが決して生きる目標では無い事が、今日明らかになった。僕には最初から地位や名誉やお金なんてどうでも良い事だけど、今、日常生活で自分がしている事が如何に幸せな事で、明日も生きるための原動力になっているかを知らなければならないんだろうな・・・。ついつい忘れてしまう事だけど。それを教えてくれた彼に感謝しなくては。彼の手術が成功し、楽しい人生がこれから広がっていく事を願いたい。
50歳前でそうなの?
と思われるかもしれませんが、団塊の世代の10年後の我々の世代は、逞しい先輩世代と違って、化学調味料などを無差別に摂取し、実験台のようになっていた最初の世代かなという気がしています。
亡くなる方は突然の心不全、癌、心臓病など・・・
お葬式に出るたびに複雑な心境になります。
自分も心と体の乖離に悩まされ、現在お仕事はお休み中。
今年も何とか最後まで踏ん張ろうとしましたがドクター・ストップ。
数年こういう状態なので、できることはできるうちに
やっておこうという気が強くなってきました。
だから、もし何かあっても悔いの残らないように生きて生きたいと切実に感じるこの頃です。
自分のことばかりでごめんなさい。
人間それぞれにいろいろ抱えて生きているのだということに突き動かされて書いてしまいました。
ご学友の一日も早いご回復を心よりお祈りいたします。
我々の世代も子供の頃、最悪なお菓子を食べてたような記憶が有ります。でも、幸いな事に元々身体が弱かったせいか、自然とそういう食品から遠ざかった生活になって行きました。今、ラーメンなど外食ばかりしている自分の仲間を見ると心配で仕方ありません。
どくたあさんも大変そうですね。でも、焦りは禁物ですよ。・・って、僕も多分、色々焦ってしまうことが有ると思うので、その際は同じ事を僕に言ってくださいね。(笑)
>らくださん
明石家さんま師匠が言っています。「生きてるだけでまるもうけ。(娘のいまるさんはここから名付けられた) 裸で生まれて服一枚着たらそれだけで勝ちや。」最初、冗談で言ってるのかと思っていましたが、あの人の人生哲学でかなり真剣なようです。(笑) 毎日、辛い日々が続きますが、色んな人の人生哲学が役に立つかも知れませんね。
「平凡」に生きる。
って、本当は、凄くシアワセなことなのだと思います。
痛くても、苦しくても、生きているじゃない。
それだけで、感謝なのです。難しいことだけど。。。
ワタシが病気になっているのではないので、何言っているの?って言われそうだけれど、、、
長年、生と死と背中合わせの病気の家族を抱えています。
病気になると、健康のありがたさも判るけれど、
病気になって始めてわかったこともたくさんあります。
応援してくださる優しい人が回りにたくさん現れました。
又、どんな事に対しても、感謝する気持ちを忘れないように。と、まなびました。
腹を立てたり、怒ったりもしたくありません。
せっかく生きているのに、そんな時間、もったいない。
毎日思います。
生きていてくれてありがとう。って。
ドラマーの友人さんも、SUGRUさんに
何かを教えてくれたのですよね。
病気はつらいけれど、
1日も早く復帰できるよう、
希望を持って治療されること。
応援しています。
SGURUさんにも、病気のご家族がおられるのですか。
離れていたとしても、その人を思って祈ればその祈りは通じると思いますよ。
きっと、いつか、SGURUさんにしかできないことをやってあげる時が来ると思います。
だって、離れていても家族(だった?)なのですから。
いっぱい生きましょう。
この時間家に帰れず、ネットカフェから書いています。(苦笑)
宮地さんにとって、これから先、希望に満ちた日々が訪れますように☆
クリスマスソング@ラテンバージュンも
とっても楽しかったです!
12月お誕生日の方、多かったですね
踊れて楽しかったぁ~!(笑)
>ロマーリオさま、
ルースターで来年もお世話になります。宜しくお願いいたしまする。
>H☆Hさま
昨日はプレゼントありがとうございました。早速、芋焼酎は独り占めしてチビチビやっております。辛口ですが美味いです。また、ライブの方宜しくお願い致します。
私も生きた証を残したいとずっと思っていました。
でも、ただ生きているだけでもいいのかなと最近は思います。「生きている」ってやはり凄いことだから…
「ETERNITY」は素敵なアルバムです。作って下さいました皆様に感謝致します。