大相撲・久々の優勝決定戦に興奮。

このところ、不祥事の連続で人気衰退の大相撲。子供の頃から親父が好きで見てたり、いとこが相撲取りだったりした事もあり、決して遠い存在ではなかったのだけれど、本当に好きで見始めたのはアメリカに住んでからだ。ケーブルTVで見ていたんだと思う。いわゆる、ホームシック＆無い物ネダリ。

子供の頃はTVで見てても、時間一杯まで何度も仕切り直すのが、どうもカッタるくて意味が分からなかった。でも、確か中学生の頃、いとこにチケット貰って大阪場所を見に行った時に、仕切り直すうちにテンションが上がっていったりとか、手を付く間合いなど、今まで分からなかった事がLIVEでなら理解でき、面白いと感じた。LIVEの方が面白いってのもJAZZと同じだ。（笑）

最近は不祥事や八百長疑惑ですっかり僕も興味を失ってしまっていたのだけど、今回はワイドショウと横綱審議委員会のお陰（笑）で朝青龍の勝敗を気にする様になった。とにかくTVってのは「ヒール役」を作るのがお得意なようで、亀田兄弟さながら、負けて引退（または追放）ってのを期待しながら、連日ワイドショウは番組を構成していたに違いない。まぁ、僕もまんまとその商法に引っ掛かったうちの一人である。

でも、結局、ガチンコ勝負の末の朝青龍の優勝に感動してしまい、目頭も熱くなった。悔しそうに自分の相撲に首を傾げる白鵬を見ても、これが八百長だとはとても思えないし、スポーツとして素直に面白いと思った。涙腺が緩み、感極まって観客に手を振る朝青龍を見て、この復活劇に並々ならぬ苦労が有った事が垣間見えるし、本当に強い人だなぁと感心する。

日本人横綱の不在ばかりを嘆く向きも多いけど、もうそんなものもど～でもいい。もうちょこっとメディアへの対応が大人になってくれたら、それでいいんじゃない。20代そこそこで神様なみの扱いを受けちまったら、人間誰しもトチ狂っちゃうよ。まぁ、だから「品格」ってのが必要なんだろうけど。最近のファンタのCMで「ほんとはいいヤツ」っていう動物に囲まれて笑ってる彼のCMは結構最近のフェバリットだ。（笑）