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先日、ダウンロード配信開始をお知らせ致しました、ニューアルバム「Invisible Entrance」のCDがようやく完成いたしました。300枚のみの限定販売です。お早目にお買い求め下さい。1500円です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/c7/734052ae93911fcf071f3efdbec4eb57.jpg)
ライナーノーツ的なものを書きます。ご覧になりたい方は下へスクロールしてください。
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PV
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「Invisible Entrance」
日常の中にも非日常への道が有って、そこに向かうための扉は目に見えないが自分の力で見つけ出して開けるしかない。そんな非日常への憧れや、扉になりうるツール、PCやスマホが密接である日常というものを音楽で表現してみました。
1 The Activation Kit 05:58
ドラムン・ベース。20年前に流行っていたこのジャンルも最近リバイバルで注目されてるそうで。未知の世界への扉のキーをインストールするイメージ。
2 Une Bouteille de Vin Rouge 04:07
「赤ワインを1本」という仏語。パリを中心にブームになったエレクトロ・スイングを用いた曲。クラリネットがメインの、初期エリントンやジプシー・ジャズとエレクトロをミックスした感じ。一人サックス・ソリも。
3 Café Waterfront (feat. DJ Turbo) 06:50
ヒップ・ホップ。DJ Turboとのコラボは13年ぶり。2017年、北海道旅行で訪れた知床・ウトロの海辺のレストランで流れていたクラブ・ジャズに着想を得て作った曲。
4 Virtual Jam 04:54
生のジャズ・カルテットがネット上のジャムでブレーク・ビーツを演ってるイメージ。ストリングスやエレクトロ・ノイズがそれに絡む。
5 The Labyrinth 04:58
このアルバムの核となる曲。未知の世界の迷宮に迷い込んだイメージ。4拍子に聴こえない複雑なUKのブロークン・ビーツに影響を受けて作った曲。
6 Casa de Dança 05:17
「ダンスの家」というポルトガル語。ブラジリアンとキューバンの影響下にあるラテン・フュージョン系の曲を、あたかも70年代録音の様にレア・グルーヴとして仕上げた曲。
7 Reboot Later 07:15
「後で再起動」という意味。唯一のダウナー系。スローなファンクをジャズの生バンドが演っているイメージ。ローズやビブラフォンが70年代を髣髴とさせる。そこにストリングスや木管アンサンブルが絡む。 制作中にPCがよくバグったのを思い出す。(笑)
8 Defragmentation 08:40
HDの最適化「デフラグ」を意味するタイトル。4つ打ちのハウス・ビート上でシンセとサックスが絡み合って徐々にヒート・アップ。
9 Two Boarding Passes 04:12
フルートがメインの曲。アコーディオンのループでフランスを表現し、途中、イスラム太鼓「ダルブッカ」と蛇笛「ズルナ」でモロッコを表現。10年前のアドベンチャーのような二国間の旅を思い出しながら制作。
作・編曲;宮地スグル(全曲)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/fb/54eca98bdd1712c4fc6fb6f7303939f9.jpg)
お陰様でNoizz Musicの第一弾「Conversation」は多くの方に買って戴き、ツアーも大成功に終わりました。あのアルバムもかなりのパートを自分一人でこなしましたが、「せーの」で録音したジャズ・アルバムでしたので、制作にそれ程時間は掛かりませんでした。
今回はプログラミング(作編曲も含まれる)、演奏、ミックス、マスタリング、そして「イラストレーター」を駆使したジャケット・デザイン、各種業者の手配…と一から十までとことん拘って、自分一人でやってみました。まぁ、自己レーベル「Noizz Music」を立ち上げた時点でここまでやる事は想像していたし、やってみたいとも思っていました。ある程度のノウハウも有ったし。でも、普段は演奏者でもあるわけで、二足のワラジをバランス良く履きこなすのは至難の業ではありました。デッドラインも特に無かったのですが、自分で設定して、ダラダラする事を避け、今こうして全てが終わってホッと一息ついて、また演奏者としての日常に戻るわけです。もちろん、DJ Turboをはじめ、極少数の協力者のサポートが有って、このアルバムが完成した事は忘れてはなりません。感謝です。
Universal Noizzの前作「Beats’n’Colors」はジャンルの関係もあり、かなり売るのが難しかったですが、徐々に売れて、手売り分は残りわずかです。が、この経験が有るので、予算で無理をせず、また、普段のジャズ・アルバムとは異なるセールスの仕方を考える必要もありました。ヴァーチャルな世界観をライブで表現するのは難しいですし。昨今、音楽業界の変遷は目まぐるしく、何が正しいか?という問いに対して答えが見つからない状況です。今回の企画はそういう意味でも僕にとって一つのチャレンジです。「究極のセルフ・プロデュース」というミュージック・ビジネスの一つの新しい形が生まれ、もし成立したなら、CDセールスの大小とは無関係に、成功であると言えるのではないかと思います。
音楽に関しては、クラブ・ミュージックを更に聞き込んだり、運良く、そういう時期にDJ Turboのお誘いで大阪の「Good Fellas」というイベントに呼んで貰ったりした事で、今のクラブ・シーンをチェックする事が出来、大いにアルバム制作の助けになりました。ジャズが好きだというDJやオーディエンスと話も出来て、背中を押された気持ちにもなれました。
今回は前作よりジャズ的な激しい展開をなるべく避け、シンプルなメロディー・ラインのループを増やし、無機質な中に生音っぽい要素を多く取り入れる為に、リバーブやディレイなど空間系の処理はかなり勉強しました。それは大変だったけど、やってて本当に楽しい事。プロデューサーとして、唯一の生音である自分のサックスには、客観的に極端なタイトさより人間臭さを求め、演奏に対しても考え方が大きく変わった瞬間の連続でした。結果的にエレクトリックなアルバムを制作しながら、もっとジャズ・ミュージシャンでありたいと強く思いました。
このアルバムが多くの方々の耳に届き、日常に居ながら異空間へ誘う、一つのツールになれれば…と思います。
CDはライブ会場でお買い求めいただけます。都内は勿論、2018年は4月半ばから、2週間に亘る名古屋〜関西〜中国〜北九州の一人ツアーが決定しています。その時にもお買い求めいただけます。ライブ会場にお越し頂けない方には郵送料・手数料込み1800円で販売致します。詳しくはホームページから。是非!
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「Invisible Entrance」
日常の中にも非日常への道が有って、そこに向かうための扉は目に見えないが自分の力で見つけ出して開けるしかない。そんな非日常への憧れや、扉になりうるツール、PCやスマホが密接である日常というものを音楽で表現してみました。
1 The Activation Kit 05:58
ドラムン・ベース。20年前に流行っていたこのジャンルも最近リバイバルで注目されてるそうで。未知の世界への扉のキーをインストールするイメージ。
2 Une Bouteille de Vin Rouge 04:07
「赤ワインを1本」という仏語。パリを中心にブームになったエレクトロ・スイングを用いた曲。クラリネットがメインの、初期エリントンやジプシー・ジャズとエレクトロをミックスした感じ。一人サックス・ソリも。
3 Café Waterfront (feat. DJ Turbo) 06:50
ヒップ・ホップ。DJ Turboとのコラボは13年ぶり。2017年、北海道旅行で訪れた知床・ウトロの海辺のレストランで流れていたクラブ・ジャズに着想を得て作った曲。
4 Virtual Jam 04:54
生のジャズ・カルテットがネット上のジャムでブレーク・ビーツを演ってるイメージ。ストリングスやエレクトロ・ノイズがそれに絡む。
5 The Labyrinth 04:58
このアルバムの核となる曲。未知の世界の迷宮に迷い込んだイメージ。4拍子に聴こえない複雑なUKのブロークン・ビーツに影響を受けて作った曲。
6 Casa de Dança 05:17
「ダンスの家」というポルトガル語。ブラジリアンとキューバンの影響下にあるラテン・フュージョン系の曲を、あたかも70年代録音の様にレア・グルーヴとして仕上げた曲。
7 Reboot Later 07:15
「後で再起動」という意味。唯一のダウナー系。スローなファンクをジャズの生バンドが演っているイメージ。ローズやビブラフォンが70年代を髣髴とさせる。そこにストリングスや木管アンサンブルが絡む。 制作中にPCがよくバグったのを思い出す。(笑)
8 Defragmentation 08:40
HDの最適化「デフラグ」を意味するタイトル。4つ打ちのハウス・ビート上でシンセとサックスが絡み合って徐々にヒート・アップ。
9 Two Boarding Passes 04:12
フルートがメインの曲。アコーディオンのループでフランスを表現し、途中、イスラム太鼓「ダルブッカ」と蛇笛「ズルナ」でモロッコを表現。10年前のアドベンチャーのような二国間の旅を思い出しながら制作。
作・編曲;宮地スグル(全曲)
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お陰様でNoizz Musicの第一弾「Conversation」は多くの方に買って戴き、ツアーも大成功に終わりました。あのアルバムもかなりのパートを自分一人でこなしましたが、「せーの」で録音したジャズ・アルバムでしたので、制作にそれ程時間は掛かりませんでした。
今回はプログラミング(作編曲も含まれる)、演奏、ミックス、マスタリング、そして「イラストレーター」を駆使したジャケット・デザイン、各種業者の手配…と一から十までとことん拘って、自分一人でやってみました。まぁ、自己レーベル「Noizz Music」を立ち上げた時点でここまでやる事は想像していたし、やってみたいとも思っていました。ある程度のノウハウも有ったし。でも、普段は演奏者でもあるわけで、二足のワラジをバランス良く履きこなすのは至難の業ではありました。デッドラインも特に無かったのですが、自分で設定して、ダラダラする事を避け、今こうして全てが終わってホッと一息ついて、また演奏者としての日常に戻るわけです。もちろん、DJ Turboをはじめ、極少数の協力者のサポートが有って、このアルバムが完成した事は忘れてはなりません。感謝です。
Universal Noizzの前作「Beats’n’Colors」はジャンルの関係もあり、かなり売るのが難しかったですが、徐々に売れて、手売り分は残りわずかです。が、この経験が有るので、予算で無理をせず、また、普段のジャズ・アルバムとは異なるセールスの仕方を考える必要もありました。ヴァーチャルな世界観をライブで表現するのは難しいですし。昨今、音楽業界の変遷は目まぐるしく、何が正しいか?という問いに対して答えが見つからない状況です。今回の企画はそういう意味でも僕にとって一つのチャレンジです。「究極のセルフ・プロデュース」というミュージック・ビジネスの一つの新しい形が生まれ、もし成立したなら、CDセールスの大小とは無関係に、成功であると言えるのではないかと思います。
音楽に関しては、クラブ・ミュージックを更に聞き込んだり、運良く、そういう時期にDJ Turboのお誘いで大阪の「Good Fellas」というイベントに呼んで貰ったりした事で、今のクラブ・シーンをチェックする事が出来、大いにアルバム制作の助けになりました。ジャズが好きだというDJやオーディエンスと話も出来て、背中を押された気持ちにもなれました。
今回は前作よりジャズ的な激しい展開をなるべく避け、シンプルなメロディー・ラインのループを増やし、無機質な中に生音っぽい要素を多く取り入れる為に、リバーブやディレイなど空間系の処理はかなり勉強しました。それは大変だったけど、やってて本当に楽しい事。プロデューサーとして、唯一の生音である自分のサックスには、客観的に極端なタイトさより人間臭さを求め、演奏に対しても考え方が大きく変わった瞬間の連続でした。結果的にエレクトリックなアルバムを制作しながら、もっとジャズ・ミュージシャンでありたいと強く思いました。
このアルバムが多くの方々の耳に届き、日常に居ながら異空間へ誘う、一つのツールになれれば…と思います。
CDはライブ会場でお買い求めいただけます。都内は勿論、2018年は4月半ばから、2週間に亘る名古屋〜関西〜中国〜北九州の一人ツアーが決定しています。その時にもお買い求めいただけます。ライブ会場にお越し頂けない方には郵送料・手数料込み1800円で販売致します。詳しくはホームページから。是非!
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