
暑い!!でも温泉に行きたい!
そこで、「ぬる湯」「温泉」でネット検索。すると出て来た一つが「霧積温泉」。これって、「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね。」の詩と『人間の証明』の舞台じゃないか!しかも、更に調べて行くと、僕の好きな橋の文化財も有ると言う。よし、ここに決定。
2時間ちょっとで目的地に着くのだが、奥深い山中で細い林道の様な道を車で走るのはちょっと怖い。すれ違いも怖いけど(といってもすれ違う車は殆ど無い)、ここで故障したら最後…って感じ。ケイタイは通じない。

駐車場に着いた。奥に看板が見える。

ま、マジですか。
歩くのは事前に知ってたけど、これってほぼケモノ道ですよね…。軽装の僕はビビる。宿泊客には宿から迎車が有るが、そうではない湯あみ客はこの道を宿まで歩かなければならない。

自然は美しい。しかし、険しい。かろうじて草むらに一筋の道を見付けながらひたすら歩く。途中、合ってるのかどうか不安になりながらも進む。

自分の背より高い草をよけながら、ぬかるんだ道に足を取られたり、木の根が階段の様になっている急な坂道でコケたり、クモの巣が顔に絡んだり、飛び交う羽虫を払いながらの長い行程。この写真は一番マシなとこ。歩くのに必死で、写真撮る余裕なんてない。途中、雷がゴロゴロなったり、熊やスズメバチの襲撃の不安と戦いながら更に進む。

20分ほど歩いて車道に出た。やっと着いたか。

おぉ、見えて来た!

やっと着いた。汗まみれ、泥まみれ。お風呂~!

金湯館(きんとうかん)。
霧積温泉唯一の温泉旅館。創業は明治17年。昔は数件の温泉宿が有ったそうだが洪水で流されてしまい、今やこの宿だけがここに残っている。

入湯料700円を払い、いざ温泉へ!

その前に、美味しい水で喉を潤す。持参の水筒も満タンに。

キタ~!長い道のりを歩いた努力が報われる!

風呂場の扉を開けた瞬間、フワッと硫黄の香りがする。宿泊客がチェックインする前で貸し切り!イェイ!

すごく柔らかいお湯で肌触りはトロトロ。中のタイルも相当滑り気が有る。カルシウム硫酸塩温泉。源泉温度40℃で加温なしの掛け流し。水泡の様な湯の花が舞う。非常に良いお湯!来た甲斐が有った!近所の湯処が閉鎖されたため湯量もかなり増えたらしい。入ったり出たりを何度も繰り返す。

暖簾をめくると水車が見える。いいね。

飲泉専用蛇口。

こういう鄙びた温泉宿大好き!山菜定食を注文。4,50分かかると仰るのでゆっくり待たせて頂く。

この宿に訪れた著名人達。凄い名前が並んでる。

「人間の証明」販売中。(笑)

サインも発見。この宿で構想を練り執筆したと言う。

この詩です。西条八十作。僕にしたら「♪ママ~、ドゥ・ユー・リメンバ~」や「Kiss Me」や「ストーハ―」など角川映画の「人間の証明」のキーワードの方が先で馴染み深いんだけど。w

と言ってる間に出来上がった! 凄い豪華じゃないですかっ。僕の大好きな鮎の塩焼きに山菜の天婦羅、山菜の煮物やおひたし。

御飯となめこ汁も続く。この後デザートのスイカも出て「食べられるかなぁ?」とこの爆食王が弱音を吐く。
しかし、どの料理もメチャクチャ美味しい。2000円とお昼としてはちょいと贅沢したが、その代金を遥かに超えた内容。オススメです。
先代のお婆ちゃんと話してたら、宿泊客のお迎えが有るので、下山する時に車に乗せてくれるとの事!なんとラッキーな。ご厚意に甘えてご主人の運転する車に乗せて戴き駐車場に直接送って頂いた。感謝。次回は泊りがけで来ます!

さて、もう一つの目的地、「碓氷第三橋梁」に向かう。

見えて来た。

思ってたより立派な橋だ。

パノラマ撮影。1891年(明治24年)着工。高崎駅と直江津駅を結ぶアプト式の路線(後の信越本線)で1893年(明治26年)に竣工した。現在は鉄道としては使われておらず遊歩道となっている。ちなみにアプト式とは、山岳鉄道によく見られる、車軸に歯車が付いて通常のレール間に敷かれたラックレールに引っ掛けながら進む方式。これによって急な坂道でスリップする事が防げる。オーストリア旅行で乗り損ねたシャーフベルク登山鉄道もこの形式だった筈。

力強い橋脚。

橋上の遊歩道までまた上り坂…。

線路はすっかり撤去され歩きやすい遊歩道になっている。

橋の上から見た峠道。

高所恐怖症には堪らない。

北側にも橋が見える。県道56号線か?

トンネルに入る。全てレンガ造り。丁寧な造りだ。

伊豆にもこういうトンネル有ったなぁ。


ふむ、良い橋じゃ。しかし、これが水道橋であればもっと萌えた筈。(笑)
旅の雰囲気を味わってくださいませ。
恐らく後半は何が楽しいのか伝わらなかったであろう。(笑) しかし、この橋が旅の締めくくりとして僕にとっては最高であった。近くに「峠の湯」という施設が有ったのだが、火災のため現在休業中。汗ばんだ身体を洗ってから帰宅できれば更に良かったが、まぁ良しとしよう。来月にはまた別の温泉旅行が控えている。
そこで、「ぬる湯」「温泉」でネット検索。すると出て来た一つが「霧積温泉」。これって、「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね。」の詩と『人間の証明』の舞台じゃないか!しかも、更に調べて行くと、僕の好きな橋の文化財も有ると言う。よし、ここに決定。
2時間ちょっとで目的地に着くのだが、奥深い山中で細い林道の様な道を車で走るのはちょっと怖い。すれ違いも怖いけど(といってもすれ違う車は殆ど無い)、ここで故障したら最後…って感じ。ケイタイは通じない。

駐車場に着いた。奥に看板が見える。

ま、マジですか。
歩くのは事前に知ってたけど、これってほぼケモノ道ですよね…。軽装の僕はビビる。宿泊客には宿から迎車が有るが、そうではない湯あみ客はこの道を宿まで歩かなければならない。

自然は美しい。しかし、険しい。かろうじて草むらに一筋の道を見付けながらひたすら歩く。途中、合ってるのかどうか不安になりながらも進む。

自分の背より高い草をよけながら、ぬかるんだ道に足を取られたり、木の根が階段の様になっている急な坂道でコケたり、クモの巣が顔に絡んだり、飛び交う羽虫を払いながらの長い行程。この写真は一番マシなとこ。歩くのに必死で、写真撮る余裕なんてない。途中、雷がゴロゴロなったり、熊やスズメバチの襲撃の不安と戦いながら更に進む。

20分ほど歩いて車道に出た。やっと着いたか。

おぉ、見えて来た!

やっと着いた。汗まみれ、泥まみれ。お風呂~!

金湯館(きんとうかん)。
霧積温泉唯一の温泉旅館。創業は明治17年。昔は数件の温泉宿が有ったそうだが洪水で流されてしまい、今やこの宿だけがここに残っている。

入湯料700円を払い、いざ温泉へ!

その前に、美味しい水で喉を潤す。持参の水筒も満タンに。

キタ~!長い道のりを歩いた努力が報われる!

風呂場の扉を開けた瞬間、フワッと硫黄の香りがする。宿泊客がチェックインする前で貸し切り!イェイ!

すごく柔らかいお湯で肌触りはトロトロ。中のタイルも相当滑り気が有る。カルシウム硫酸塩温泉。源泉温度40℃で加温なしの掛け流し。水泡の様な湯の花が舞う。非常に良いお湯!来た甲斐が有った!近所の湯処が閉鎖されたため湯量もかなり増えたらしい。入ったり出たりを何度も繰り返す。

暖簾をめくると水車が見える。いいね。

飲泉専用蛇口。

こういう鄙びた温泉宿大好き!山菜定食を注文。4,50分かかると仰るのでゆっくり待たせて頂く。

この宿に訪れた著名人達。凄い名前が並んでる。

「人間の証明」販売中。(笑)

サインも発見。この宿で構想を練り執筆したと言う。

この詩です。西条八十作。僕にしたら「♪ママ~、ドゥ・ユー・リメンバ~」や「Kiss Me」や「ストーハ―」など角川映画の「人間の証明」のキーワードの方が先で馴染み深いんだけど。w

と言ってる間に出来上がった! 凄い豪華じゃないですかっ。僕の大好きな鮎の塩焼きに山菜の天婦羅、山菜の煮物やおひたし。

御飯となめこ汁も続く。この後デザートのスイカも出て「食べられるかなぁ?」とこの爆食王が弱音を吐く。
しかし、どの料理もメチャクチャ美味しい。2000円とお昼としてはちょいと贅沢したが、その代金を遥かに超えた内容。オススメです。
先代のお婆ちゃんと話してたら、宿泊客のお迎えが有るので、下山する時に車に乗せてくれるとの事!なんとラッキーな。ご厚意に甘えてご主人の運転する車に乗せて戴き駐車場に直接送って頂いた。感謝。次回は泊りがけで来ます!

さて、もう一つの目的地、「碓氷第三橋梁」に向かう。

見えて来た。

思ってたより立派な橋だ。

パノラマ撮影。1891年(明治24年)着工。高崎駅と直江津駅を結ぶアプト式の路線(後の信越本線)で1893年(明治26年)に竣工した。現在は鉄道としては使われておらず遊歩道となっている。ちなみにアプト式とは、山岳鉄道によく見られる、車軸に歯車が付いて通常のレール間に敷かれたラックレールに引っ掛けながら進む方式。これによって急な坂道でスリップする事が防げる。オーストリア旅行で乗り損ねたシャーフベルク登山鉄道もこの形式だった筈。

力強い橋脚。

橋上の遊歩道までまた上り坂…。

線路はすっかり撤去され歩きやすい遊歩道になっている。

橋の上から見た峠道。

高所恐怖症には堪らない。

北側にも橋が見える。県道56号線か?

トンネルに入る。全てレンガ造り。丁寧な造りだ。

伊豆にもこういうトンネル有ったなぁ。


ふむ、良い橋じゃ。しかし、これが水道橋であればもっと萌えた筈。(笑)
旅の雰囲気を味わってくださいませ。
恐らく後半は何が楽しいのか伝わらなかったであろう。(笑) しかし、この橋が旅の締めくくりとして僕にとっては最高であった。近くに「峠の湯」という施設が有ったのだが、火災のため現在休業中。汗ばんだ身体を洗ってから帰宅できれば更に良かったが、まぁ良しとしよう。来月にはまた別の温泉旅行が控えている。
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