Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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秩父温泉満願の湯/コロナは伝染るし鬱ルンです

2021年03月23日 22時07分00秒 | 
鬱になったらしい。と言っても、いつもギリギリの所で回避するので重症化には至らない。

前回危なかった7年ほど前の時も、今回も、人間不信が原因だ。特に今のご時世、友達と呑んで笑って、そして忘れる…というのが出来ない。コロナの嫌な所は、人間性が炙り出されて不信感に繋がる事は多々有るのに、物理的な人との触れ合いが禁じられている為、孤独に自分一人でその気持ちを処理しなければならない所だ。

そして、処理が追いつかなくなった。

まだ、仕事が有れば仕事で紛れる事も有る。しかし、演奏仕事をコロナで悉く奪われている上に、縦隔気腫で1ヶ月近く演奏を休む事になり、漸く復帰…となった瞬間にコロナに感染。丁度、感染した頃に多くの演奏仕事が入っており、僕の復帰戦の多くは飛んでしまった。そこへ来て人間不信に繋がる事象の発覚である。神も仏もない…と暗澹たる気持ちになる。

演奏仕事が無い状況で練習する事に全く意味が見出せず、まず虚しい。音楽を聴いても全く入って来ない。癒されよう…と、感動の名作映画を観ても、「温かい人と人の触れ合い」などが描かれていると、このコロナ禍でそういうのから遠ざかり完全に孤独になっている自分の状況の方が余計にクローズアップされる事となり、逆に危険な状態に陥る。全てが虚しく感じ、孤独への不安から呼吸がとても苦しくなる…というのが具体的な症状だ。僕の知人の鬱病の方々にもよく見られる症状だ。

この症状が何日も続けばとても危険だ。しかし、僕にはどうやら防御本能が有るらしく、一晩寝たら多くを忘れる…という得技を持っている。あまりそれを過信してはいけないのだが、今回は二晩寝たらだいぶ症状は治った。

以前、危険な状態になった時は『水曜どうでしょう』と温泉旅行に随分救われた。今は前回の様に、YouTubeで『水どう』が観れなくなってしまった為、温泉に頼るしか無い。だが、温泉に行くのでさえかなりの気力が必要になる。鬱病に侵されると、超面倒臭がりになる。今回はかなり気力を振り絞って、なんとか行く事が出来た。

選んだのは秩父の「満願の湯」。モチベーションとしては、空気の美味しい山中というロケーション、それからここの名物「ワラジカツ丼」だ。もっと近くの温泉でも良いのだが、愛車で高速をかっ飛ばす爽快感も捨てがたい。重症化を防ぐにはそれなりの創意工夫も大切。本当は久々に群馬まで足を伸ばして、草津温泉に泊まり掛けで行こうかな…と計画していたのだが、このご時世での県またぎは余りにも配慮が無いかな…と自粛した。ま、東京・埼玉も県またぎには違いないのだが(笑)


2時間弱で到着。やはりコロナ禍で客も少ない。入口で体温を測ってから入館。この辺りでいつも利用している「梵の湯」が強力にトロトロなアルカリ性湯なので印象が強いのだが、ここの湯もトロトロなのはそんなには負けていない。

露天風呂では目の前に小さな滝が見られ、新緑の季節なので、3分咲きの桜も見られ、冬から春への移り変わりが山の中に観て取れ、目にも優しい。


お昼は名物「ワラジカツ丼」ここのは結構美味くて、忘れられない味だった。カツは衣がサクサクしてて、中のポークにしっかりと味が付いてるのが、卵とタレで衣が湿気た状態になっている普通のカツ丼と違って嬉しい。

食後にまた入浴。秩父の渓谷を眺めながらの入浴は最高。「来て良かった。」と小さく呟いた。



久々のドライブで愛車も喜んでる様だ。好きなジャズを爆音で聴きながら帰宅する。あぁ、こんな風に演奏できればなぁ…と家に帰ったら練習しよう!というモチベーションも湧いて来た。

何とか、今回も鬱の重症化は防げた様だ。コロナ禍は本当に鬱病患者には危険だと思う。僕の様な予備軍でさえ、これほどまでに危ない…と感じたのだから。皆さんも気を付けて欲しいのと、危ないと感じたら創意工夫で乗り切って頂きたい。



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