Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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トナリン、家に帰る。

2023年10月13日 02時02分00秒 | instruments
買ってまだ2ヶ月程なのに、トナリンのティース・ガードに歯型(ティース・マーク)がザクっと入ってしまいました。このままでは本体まで貫通するのは時間の問題。

ハードラバーを何本も吹いて来ましたが、こんな事は初めてです。フラジオを多用する自分のプレイスタイルやアンブッシュアのせいかも?と悩みましたが、余りにも損傷が大きく、進行も早いので、取り敢えずツアーが終わり次第、修理したいと考えてました。

しかし、中々修理を請け負ってくれる楽器屋が見つからず、FBに投げ掛けてみたところ、マーマデュークの宮武氏が手を挙げて下さいました。ストラップでは大変お世話になっており、長年の頸椎の痛みから解放して下さったアイデアマン。海外アーティストからの信頼もとても厚いのは存じておりましたが、マウスピースも扱ってらっしゃったのですね。

まずは、メッセンジャーで打ち合わせ。エポキシで削れた部分を埋めるか、ティース・ガードを削ってその上にハードラバーの板を貼り付けるか…の選択になりましたが、僕はしっかりした板の上に歯を乗せたいので、後者を選択しました。

早速預けました。かなり削れてる事と、かなり奥の部分に歯型が付いてる事に驚かれましたが、ティース・ガードの削れた部分のみを剥がしてみましょう…という事になりました。剥がすのが難しいかも…とも仰ってましたが、翌日には仕上がるとの事。

預けて暫くしたら写真が届きました。
意外とすんなり全部が取れたとの事(笑)

修理後に見せて戴きましたが、かなり薄っぺらいプラスチックで、これじゃ歯型なんて簡単に付くわな…と思いました。中古トナリンにはティース・マーク付きが多いですが、このショボいティース・ガードが標準装備なのかも。

更に数時間後、ハードラバーの板装着との写真が。かなり分厚いので、翌日、更に段差を削って仕上げるとの事。板の下にエポキシを入れるので硬化するのに12時間掛かるそうです。作業工程が写真で送られて来ると、こちらもかなり安心です。

そして翌日、完成の写真が。綺麗に仕上がって感動しました。

帰宅して早速吹いてみたところ、全く違和感無く気持ち良く吹けました!普通のハードラバーを吹くように歯の引っ掛かりも良いです。あとは耐久性ですね。宮武さんも、なるべくパッチを貼った方が良いと仰ってましたが、あまり好きではないので、ギリギリまで無しで試してみようと思っています。


宮前君から安く購入出来ましたが、シャンク・リングから始まり、結局、その後そこそこの改良費が掛かりました。まぁ、古いビンテージ・マウスピースですから仕方ないし、トナリン・サウンドが思いの外、各方面から好評なので、長く大切に使わなくては!との思いが有ります。マーマデューク・宮武氏に感謝です。







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