環七の夕焼け

天高く馬肥ゆる秋。ほんと、こんな空気の汚い街中でも空が高くなった様な気がする。練習しないと決めたら暇で、カメラ持って外に出るしかなかった。(苦笑)　

以前も書いたけど、たとえ嫌いな渋谷の街中であっても夕焼けはキレイに見える。

夕焼けの時間って、働いている人達が安心できる家庭に戻っていく時間でもあるけれど、僕にとっては嫌いではない夜が迫ってくるワクワク感と、今日も大して何もしなかったなぁ・・という後悔の念があいまって、夕焼けの色そのままに僕の気持ちが染まるのだ。楽しいような悲しいような。

色んな綺麗な景色、美味しい食べ物で人生が豊かになればいい。若い頃、グランドキャニオンの雄大さに自分の小ささを実感したのが懐かしい。でも最近、歳のせいか、そういった刺激を受けること以上に、感動を誰かとシェアする事の方が大切になってきた様な気がする。色んな経験を積んで来て、大概の事では感動もしなくなってきたしね。サービス・エリアで観光バスからワラワラ出てくるオバァチャン達の気持ちがちょいと分かってきたかな。(笑） 費用のかからない手近な観光地の景色、まぁまぁなご当地の食いもの、バスの中では綾小路きみまろのDVDでしょ？それでも楽しいのには、きっと理由が有るんだな。