
昨日の疲れのため、完全に寝坊!7時46分発のTGVに乗り遅れてしまいそう。走る走る。これがまた出発ホームが予想と違いとても遠い。チケットは持っているのでとりあえず列車に飛び乗る。僕のシートは前の方の車両。飛び乗ったのは最後尾。狭い通路をスーツケースを押しながら進む。モロッコのラバトで買ったスーツケースは既に傷みも激しく、しかも下に付いているローラーは可動式でないため一方向にしか進まない。つまり、30㌔以上も有る重い荷物を何十㍍も引きずって歩かなければならない。朝からこれはキツイ。今日の試練はこれだな。(苦笑)
途中、連結部で疲労困憊して座り込んでいると車掌らしき人物に話しかけられる。フランス語なのでさっぱり分からない。英語で返すと、今乗っている車両は途中で切り離され、アヴィニョンには行かないと教えてくれているらしい。客席は空いているので、暫らくその辺に座ってもいいが必ず移動する様に教えてくれた。親切に感謝するものの、疲れ果ててとても笑顔で返せない。腕は既にパンパンに張っている。
何とか自分の席に辿り着き暫し休息。朝11時過ぎアヴィニョンに到着。のどかな駅だがパンクな若者も多い。今日からレンタカーを借りての旅である。駅構内のAVISのオフィースに行き、予約している事を受付嬢に告げる。僕の相方はフォルクス・ワーゲン・GOLF5P。キーを貰ったものの、アヴィニョンの街を散策したいので、駅のロッカーに荷物を預けて街に飛び出す。今日は良いお天気だ。

モロッコと同じ様に街は城壁で囲まれている。これは駅の目の前に有る、街の入り口であるレピュブリック門。
並木道の途中のレストランで軽く昼食。
暫らく行くと冒頭の写真の法王庁宮殿に着く。中は後で見学するとして、サン・ベネゼ橋へと向う。町中は大学生と思わしき若者達で溢れている。大聖堂の前でスケボーを楽しむ姿がミスマッチで面白い。

サン・ベネゼ橋。大聖堂が向こうに見える。
南仏の旅は橋巡りと言えるほど橋を見た気がする。その第一回目。有名な「橋の上でぇ~みんなで踊ろぉよ」って歌で知られる橋。トランシーバー型の日本語案内器を係員に手渡される。フランスでは「ムッシュー!」と呼びかけられる事が多いが、発音が「ムッシェ~ル」なので中々自分が呼び止められている事に気が付かない。

橋の上に有るサン・二コラ礼拝堂。
橋のあちこちにアルファベットと数字が貼り付けてあり、案内器に打ち込むとその周辺の説明が始まる。あまりにも膨大な量で説明にもだんだん嫌気が差してくる。とにかく掻い摘んで説明すると、長い歴史の中で何度も流されたり壊されたりする度に修復工事がなされてきたが、17世紀に修復される事が無くなったという。橋は川の途中までしかない。

橋の上ののどかな景色。こういうのはガイドブックには載ってない。川の流れとそよ風の音しかしない。

法王庁宮殿の屋上からアヴィニョンの町を臨む。
聖歌を歌う青年が広場に居て、聞いていた観光客が心付を箱に入れるのが見える。歌声が心地良く広場に響く。ここでも日本語ガイドが案内器で聞けるけど、途中で面倒になり聞くのを止める。貴族出身の法王が贅の限りを尽くした宮殿。だが、今となっては派手さは影を潜め、町のアクセントとして成立している。古いヨーロッパーの町並みが眼下に広がる。美しい。屋上のカフェでオーレを飲み、疲れた身体を少しだけ癒す。
途中、連結部で疲労困憊して座り込んでいると車掌らしき人物に話しかけられる。フランス語なのでさっぱり分からない。英語で返すと、今乗っている車両は途中で切り離され、アヴィニョンには行かないと教えてくれているらしい。客席は空いているので、暫らくその辺に座ってもいいが必ず移動する様に教えてくれた。親切に感謝するものの、疲れ果ててとても笑顔で返せない。腕は既にパンパンに張っている。
何とか自分の席に辿り着き暫し休息。朝11時過ぎアヴィニョンに到着。のどかな駅だがパンクな若者も多い。今日からレンタカーを借りての旅である。駅構内のAVISのオフィースに行き、予約している事を受付嬢に告げる。僕の相方はフォルクス・ワーゲン・GOLF5P。キーを貰ったものの、アヴィニョンの街を散策したいので、駅のロッカーに荷物を預けて街に飛び出す。今日は良いお天気だ。

モロッコと同じ様に街は城壁で囲まれている。これは駅の目の前に有る、街の入り口であるレピュブリック門。
並木道の途中のレストランで軽く昼食。
暫らく行くと冒頭の写真の法王庁宮殿に着く。中は後で見学するとして、サン・ベネゼ橋へと向う。町中は大学生と思わしき若者達で溢れている。大聖堂の前でスケボーを楽しむ姿がミスマッチで面白い。

サン・ベネゼ橋。大聖堂が向こうに見える。
南仏の旅は橋巡りと言えるほど橋を見た気がする。その第一回目。有名な「橋の上でぇ~みんなで踊ろぉよ」って歌で知られる橋。トランシーバー型の日本語案内器を係員に手渡される。フランスでは「ムッシュー!」と呼びかけられる事が多いが、発音が「ムッシェ~ル」なので中々自分が呼び止められている事に気が付かない。

橋の上に有るサン・二コラ礼拝堂。
橋のあちこちにアルファベットと数字が貼り付けてあり、案内器に打ち込むとその周辺の説明が始まる。あまりにも膨大な量で説明にもだんだん嫌気が差してくる。とにかく掻い摘んで説明すると、長い歴史の中で何度も流されたり壊されたりする度に修復工事がなされてきたが、17世紀に修復される事が無くなったという。橋は川の途中までしかない。

橋の上ののどかな景色。こういうのはガイドブックには載ってない。川の流れとそよ風の音しかしない。

法王庁宮殿の屋上からアヴィニョンの町を臨む。
聖歌を歌う青年が広場に居て、聞いていた観光客が心付を箱に入れるのが見える。歌声が心地良く広場に響く。ここでも日本語ガイドが案内器で聞けるけど、途中で面倒になり聞くのを止める。貴族出身の法王が贅の限りを尽くした宮殿。だが、今となっては派手さは影を潜め、町のアクセントとして成立している。古いヨーロッパーの町並みが眼下に広がる。美しい。屋上のカフェでオーレを飲み、疲れた身体を少しだけ癒す。
「川の流れとそよ風の音しかしない。」
って言葉に旅気分を分けてもらっている感じがします。