粛々と仕事をこなす・・。

昨夜は久しぶりのリーダーバンドでのLIVE。

考えたら先月１０日にライブが終わってから震災が有り、仕事が飛びまくって、昨日までにLIVEが有ったのが３月２７日１本だけ。勘は鈍りまくり、失敗も多々有りのライブだった。だけど、やはり楽しい。特に２ndセットになると、勘も戻り始め、アイディアも色々出始める。あぁ、もっとやりたい！って所でライブ終了。（笑）　ま、明後日からライブがちょくちょく入っているので、そこでまた頑張ろう！

お客さんの入りも、先日のライブ共々芳しくなく、「自粛モード」にはホトホト参ってしまう。今や、ライブをやればやるほど赤字ってのが現状だ。でも、止めてしまえば、また勘を失い、ミュージシャンとしてダメになってしまう。ライブが無い間も、セッションに顔を出したりしたお陰で、これでも何とかギリギリ、演奏を楽しめる状態は維持できている。自分の演奏がつまらなくなったら、すぐ辞めたくなるからね、俺って奴は。

僕の生徒さん達にも震災は多大な影響を与えており、職を失った方も居れば、本社の辞令やその他の事情で東京から離れた方も沢山居る。辞めるつもりは無いけど、レッスンを辞めざるを得ないと言う方が多く居る。本当にみんな大変だ。そんなこんなで僕の収入も激減。まぁ、これはもう仕方がない。皆さんの今後の幸せを祈るしかない。桜も咲いて散ってすっかり春だけど、今は耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ（by 昭和天皇）、という冬の時期だ。今目の前に有る仕事を粛々とやり、正常化する事を只待つしかない。（貯金しといて良かった！笑）　ダメならダメで、そこから考えよう。ま、だから、のらりくらり記者会見やっててもカネ貰える、どっかの社長にムカつくんだけどね。

だけど、決して悪い事ばかりじゃない。こういう時だからこそ、人と人の繋がりがすごく有り難く感じられる。また、その人の人間性がよく分かるってもんだ。こういう辛い時期に、一人善がりの意見しか述べられない奴やカッコばかり付けてる人間とは付き合いたくもないし、逆に人間味溢れて思い遣りの有る人を発見する事が今はたやすくなってる。そうやって人間関係の整理整頓が出来れば、今後の人生、結構、心地よくなるんじゃないかな。自分にとって本当に大切な人達を見つける絶好のチャンスではないだろうか。

震災のお陰で、自分の生き方も明確になったと思うし、少し人間としても成長できた気がする。また、本当の意味での「思い遣り」も理解できた気がする。所詮、隣人を愛せない者が遠くに居る他人を愛する事なんて出来ない。僕はそう思う。