久しぶりにレコード針を交換。
思えば、高校生の頃にオーディオにはまり、生まれて初めてバイトして、祖父にもカンパして貰ってようやく購入したステレオセットをいまだに使っているのだから思い入れも有るし、物持ちも良い。(笑)
買った頃はまだCDも無かった時代。当時はレコードに解像度を求めていたので、高校生にしては大金の1万5千円を払ってMC型のDENONのDL-103を買った。今では3万越え。MC型は針のみの交換が出来ず、カートリッジごとの交換となる。その後、渡米などで家を空けてる間、実家の父がそのステレオを使ってたらしく、カートリッジを交換したようだが、それもMC型。いつ交換したのかは定かではないが、オーディオ・テクニカのそのカートリッジも針飛びが最近激しく、一念発起してカートリッジごと交換する事にした。
さて、そこから2日間、寝るのも惜しんでネット検索。針はお店で試す事も出来ないので、オーディオ・マニア達の情報だけが頼りだ。昔はオーディオ情報誌を買い漁り、読み漁り、研究を重ねたのだが、今はネットで思い立った時に調べりゃ良いのだから便利な世の中だ。
今回は針のみ交換出来てコスパも高いMM型に絞って検索。丸一日かけて、オーディオテクニカのAT100Eに辿り着いた。評判もなかなか良い。一応購入の方向で動いたのだが、その後、どうも悪い評判も入ってくる。悪いと言っても好みの問題なので、この商品が悪いわけではない。魅力としては「この価格で(8千円弱)針は楕円型で解像度も高い」という事なので決して悪くはない。ただ、おしなべて「特徴がない」「低音が弱い」などの評価が見られた。
そこで自分はレコードで何を聴きたいのかを考えた。最近のジャズはCDを聴けば良いので、レコードにそれほど解像度を求めていない。むしろ、ブルーノート盤やプレスティッジ盤の「ゴーン!」ってイメージの音の塊を浴びながら、ジャズ喫茶にでも居る気分で自宅で酒やコーヒーを飲みたい。
なら、SHUREのM44GかM44-7という結論に至った。もちろん、この商品にも悪口は沢山書かれている。しかも、このカートリッジは今やスクラッチをやるDJに「針飛びがしない」という事で有名な人気商品。リスニング用に使えるのか?との不安がどうしてもよぎる。でも、その一方で「ジャズ喫茶御用達」の文字も飛び込んでくる。オーディオに何百万もかけるマニアでさえ、「このカートリッジはジャズでは定番」というセリフを吐く。しかも、うちのレコードの多くは中古輸入盤が殆ど、針飛びも頻繁に起こる。特にM44-7は「3gも針圧をかけられるのでハードなスクラッチでも針飛びが無くて安心!」がセールス・ポイント。うむ、これしかないな。調べると楽器屋のサウンドハウスが送料無料で7千円ちょい(税込)で販売している!おぉ!領収書に「楽器代として」と書いて貰えれば、俺はミュージシャン、経費で落とせるではないか!よし、以前DJに貰ったレコードをコスる体で行こう。経費、経費!(笑)
翌日、早くも到着。
新旧カートリッジ。
カートリッジごと交換なので割と面倒だが、出音を想像しながらの作業は結構ワクワクして楽しい。
M44-7には付属の重り鉄板が有るけど、アームと合わず、取り付け断念。
取り付け完了。ワクワク。
設定完了して早速聴いてみる。
コレクションの中でも針飛びの激しかった、「スタン・ゲッツとJJ・ジョンソン」。と、飛ばない! 感動! さすが3g、どっしりとレコードの上を這っている。その出で立ちはまるで横綱。2.5gも試してみたけど、やはり3gがしっくりくる。軽いと高音がシャリシャリする。
肝心の音質だが、「クリア!」の一言。非常に良い。この価格帯でこれ?!と敢えて言っちゃう。経年劣化で貧弱な音しか出なかったMC型カートリッジからこれに変えて、雲が晴れたような気分だ。現在、プリメイン・アンプは高校生の時に自分で買ったサンスイのAU-D607Fだが、父から譲り受けたDENONのPMA-2000JIS(ぶっ壊れて廃棄)に比べると元々低音が弱いので、「低音が出過ぎる」と言われるM44-7との相性は逆に良い。ちゃんと「ゴーン!」と鳴ってくれるので大満足。部屋も狭いのでスピーカーが小さく、欲を出すと「今度は巨大スピーカーで!」となってしまう。マニアの道に入り込むとお金がいくら有っても足りない。僕はほどほどに行きま~す。
思えば、高校生の頃にオーディオにはまり、生まれて初めてバイトして、祖父にもカンパして貰ってようやく購入したステレオセットをいまだに使っているのだから思い入れも有るし、物持ちも良い。(笑)
買った頃はまだCDも無かった時代。当時はレコードに解像度を求めていたので、高校生にしては大金の1万5千円を払ってMC型のDENONのDL-103を買った。今では3万越え。MC型は針のみの交換が出来ず、カートリッジごとの交換となる。その後、渡米などで家を空けてる間、実家の父がそのステレオを使ってたらしく、カートリッジを交換したようだが、それもMC型。いつ交換したのかは定かではないが、オーディオ・テクニカのそのカートリッジも針飛びが最近激しく、一念発起してカートリッジごと交換する事にした。
さて、そこから2日間、寝るのも惜しんでネット検索。針はお店で試す事も出来ないので、オーディオ・マニア達の情報だけが頼りだ。昔はオーディオ情報誌を買い漁り、読み漁り、研究を重ねたのだが、今はネットで思い立った時に調べりゃ良いのだから便利な世の中だ。
今回は針のみ交換出来てコスパも高いMM型に絞って検索。丸一日かけて、オーディオテクニカのAT100Eに辿り着いた。評判もなかなか良い。一応購入の方向で動いたのだが、その後、どうも悪い評判も入ってくる。悪いと言っても好みの問題なので、この商品が悪いわけではない。魅力としては「この価格で(8千円弱)針は楕円型で解像度も高い」という事なので決して悪くはない。ただ、おしなべて「特徴がない」「低音が弱い」などの評価が見られた。
そこで自分はレコードで何を聴きたいのかを考えた。最近のジャズはCDを聴けば良いので、レコードにそれほど解像度を求めていない。むしろ、ブルーノート盤やプレスティッジ盤の「ゴーン!」ってイメージの音の塊を浴びながら、ジャズ喫茶にでも居る気分で自宅で酒やコーヒーを飲みたい。
なら、SHUREのM44GかM44-7という結論に至った。もちろん、この商品にも悪口は沢山書かれている。しかも、このカートリッジは今やスクラッチをやるDJに「針飛びがしない」という事で有名な人気商品。リスニング用に使えるのか?との不安がどうしてもよぎる。でも、その一方で「ジャズ喫茶御用達」の文字も飛び込んでくる。オーディオに何百万もかけるマニアでさえ、「このカートリッジはジャズでは定番」というセリフを吐く。しかも、うちのレコードの多くは中古輸入盤が殆ど、針飛びも頻繁に起こる。特にM44-7は「3gも針圧をかけられるのでハードなスクラッチでも針飛びが無くて安心!」がセールス・ポイント。うむ、これしかないな。調べると楽器屋のサウンドハウスが送料無料で7千円ちょい(税込)で販売している!おぉ!領収書に「楽器代として」と書いて貰えれば、俺はミュージシャン、経費で落とせるではないか!よし、以前DJに貰ったレコードをコスる体で行こう。経費、経費!(笑)
翌日、早くも到着。
新旧カートリッジ。
カートリッジごと交換なので割と面倒だが、出音を想像しながらの作業は結構ワクワクして楽しい。
M44-7には付属の重り鉄板が有るけど、アームと合わず、取り付け断念。
取り付け完了。ワクワク。
設定完了して早速聴いてみる。
コレクションの中でも針飛びの激しかった、「スタン・ゲッツとJJ・ジョンソン」。と、飛ばない! 感動! さすが3g、どっしりとレコードの上を這っている。その出で立ちはまるで横綱。2.5gも試してみたけど、やはり3gがしっくりくる。軽いと高音がシャリシャリする。
肝心の音質だが、「クリア!」の一言。非常に良い。この価格帯でこれ?!と敢えて言っちゃう。経年劣化で貧弱な音しか出なかったMC型カートリッジからこれに変えて、雲が晴れたような気分だ。現在、プリメイン・アンプは高校生の時に自分で買ったサンスイのAU-D607Fだが、父から譲り受けたDENONのPMA-2000JIS(ぶっ壊れて廃棄)に比べると元々低音が弱いので、「低音が出過ぎる」と言われるM44-7との相性は逆に良い。ちゃんと「ゴーン!」と鳴ってくれるので大満足。部屋も狭いのでスピーカーが小さく、欲を出すと「今度は巨大スピーカーで!」となってしまう。マニアの道に入り込むとお金がいくら有っても足りない。僕はほどほどに行きま~す。
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