このCDを聴きながら晩飯作ってたら、新年を迎えてました。
以前なら、紅白か漫才か格闘技をTVで観ながら、最終的には「ゆく年くる年」で締めくくる…っていう年末年始でしたが、ライフスタイルも大きく変わり、また、どのチャンネル観てもつまらないTVに邪魔される事も無く、いつも通りの深夜って感じで、ジャズ聴いてて気が付いたら年越ししてたって感じです。いや、昔はかくし芸大会とか楽しみにしてるくらいテレビっ子だったんですがねw
新年を迎えて、早速Warne Marshのレアなレコードをポチってしまいました。今年はこの人を研究しよう…ってのが目標です。何故なら、ずっと聴いてるのに理解が及ばないのです。コルトレーン系みたく、めちゃくちゃアウトしてる訳ではないから理解出来そうなもんですが、フレーズは覚えにくいし、コルトレーンやゲッツの様にこれと言った必殺技やストック・フレーズがある訳でもなく、なんか、ただただダラダラ音を紡いでる感じがするのですが、どこか気になってしょうがない。
もう、どんどんマニアックになって行ってるのが自分でも分かります。でも、所詮ジャズなんてそんなもの。「一般に受け入れられなきゃ『プロ』とは言えない。」…なんて意見も有りますが、じゃ、アマチュアと呼ばれても良いや…って思ってます。呼称なんてどうでも良くて、暇だろうが、生活がギリギリだろうが、この世に生を受けて、「自由」というお題目が有るジャズという音楽を職業にしてるなら、徹底的にやりたい事をやってから死のうじゃないか!との想いが更に強くなった次第。
かなり以前から「俺の音楽が分からねぇ奴等は大馬鹿野郎だ!」と思いながら半ばヤケクソ気味に演奏活動やってますが(笑)、少ないながらいつもお越し下さるお客様を始め、僕の音楽や演奏が好きだという方々とのみお付き合いが今後も出来れば満足です。不必要にお付き合いを広げるつもりも有りませんが、まぁ、それでも面白い方々との出逢いは毎年有るので、それは自分にとって人生のボーナスだと思って、楽しみにしています。特に他業種の方からは大きな刺激を受けますしね。
今はコレを聴きながら晩飯が出来上がるのを待ってます。この当時では画期的な音色の美しさのレスター。クール・スタイルのパイオニアだった彼も軍隊の経験とは別に、ジャズ業界の中でも時代の流れに翻弄されて傷付き、自信を失ったそうです。
この時代の音楽からフュージョンまで、我々の時代には様々なジャンルのジャズが有りますが、今はトレンドと言うものがほぼ無くなり、何をやっても許される時代。そういう時代でジャズを自由に演れるなんて幸せな事だと思います。
他人の評価なんて気にせず、今まで以上に、ひたすら自分のやりたい事に邁進して行きたい…というのが今年の抱負です。今年も何卒宜しくお願い致します。
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