Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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キューバ旅行・番外編。

2009年06月14日 00時14分01秒 | キューバ旅行2009
まずは、キューバ旅行記を最初からご覧になりたい方へのご案内です。
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写真は自分への土産物。ほとんどがCDだけど。(笑)

CDを時系列順に。
Son Del Tropico(初日のレストラン「タベルナ」のバンド)
Cuarteto D'spaigne(2日目に見たクラリネット四重奏団)
Cesar Lopez(ハバナの土産物屋でゲット)
Roberto Fonseca(「ラ・ソラ・イ・エル・クエルボ」で見たコンテンポラリー・カルテットのピアニストのリーダー作)
Bellita y Jazztumbata(最終日に「ラ・ソラ・イ・エル・クエルボ」で見たハイテク・ラテンジャズ・バンド)

それから、カバーニャ要塞のお土産物屋で買った白濁のラム酒「ALDABO」
これが、異常にマズイ!子供の頃に飲んだ甘~い薬の味がする。の、飲めない・・。

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キューバを離れ、一旦カナダのトロントで、ヒルトンの空港ホテルに泊まった。これが中々良い部屋。でも、外は空港しか見えないし、トロントって何も無い・・。ホテルのバーで飲んで食って寝るだけ。

翌朝、時間通りに空港ロビーに行くと、理由も無く6時間もフライトが遅れることを告げられ、げんなりする。その代わりに、空港内のレストランのお食事券を貰う。「よし、ここは美味いもん食ってやろう!」と意気込んで、最も高そうな店に入ってオーダーすると、「ここではダメだ。」とけんもほろろに追い出され、再び近くのエア・カナダのカウンターで尋ねると、「そこのハンバーガー屋で10㌦以内でどうぞ。」と言われる。安っ!!




大きなトラブルもなく(まぁ、全く無かったとは言えないけれど。)、心配した自宅の火事も無く、無事帰宅。

キューバは、社会主義で日本の多くの人が「怖い国」というイメージを持っているに違いない。しかし、事前に調べてもいたし、実際に行ってみると、やはり他の社会主義国と比べて、かなり自由な国だ。メディア規制も無いし、無理な思想統制も無い。映画「コマンダンテ」で、フィデル・カストロ元議長も「この国を離れたい者は自由に去れば良い。」と言っているけれど(ま、そうは簡単に行かないだろうけど)、貧困を極めていた70年代と比べれば、今は外貨獲得に成功しているし、国民が以前程、亡命を望んでいるとは思えない。少なくとも、老後の生活保障はされているわけで、自由競争で生き抜かなければならない資本主義を、より良い生活(物質的な豊かさ)のためにチョイスするだろうか?まぁ、そこに住んで生活しないと分からない事もたくさん有るだろうけど・・。それに、この国の社会主義が成立しているのも小さな島国だという事も少なからず理由になっている気がする。

しかし少なくとも、働き疲れ、消耗しきって、それでも職を失ったり、財産や心を失って無気力になっている日本に比べれば力強さを感じるし、音楽をはじめ、たくさん楽しいものに溢れてる。僕は物欲があまり無いので、こういう楽しさの方がよっぽどありがたい。

とにかく、ミュージシャンのレベルがあまりにも高かったので、刺激を受けたと同時に、自分もこのままじゃいかんという焦燥感が沸き起こった。お陰で、今は極度のスランプだけど、40代半ばになろうという時に「上手くなりたい」と思えた事は良かったのかもしれない。ジャズ屋はどうしてもNYに行きたがるけれど、是非、キューバも行きたい国に加えて欲しいものだ。僕もチャンスが有れば、是非また行きたい。

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