「今年はトルコに行くぞ!イスタンブールだ!」
…と息巻いていたが、度重なるイスラム過激派によるテロ、そして思いのほか旅行貯金が貯まらず、国内旅行と相成った。
よし!どうせなら仕事では予算の都合で行き辛かった北海道に行ってやろうじゃないか!という事で、計画を練り始めた。北海道と言えば、美味いメシと温泉の宝庫である。海外に行けなかった反動で、半ばヤケになりカネに糸目をつけない贅沢旅行を…と思ったが、気が付いたらお得なプランにしてしまう所が小市民な僕。w
どんよりした羽田空港。
そう、超雨男・宮地スグルの出発が近づくと、また空が荒れ始めたのだ。既に台風が3本も北海道に上陸。とてつもない被害をもたらした。今回は、一旦九州に向かった筈の台風10号が、わざわざ僕の後を追ってUターンして北海道に向かってくる最中だった。
Yahoo!ニュースでも取り上げられた、青い池が茶色い池になった件。
折角、楽しみにしていたコースが行く直前にして一つ消えた。思えば、どこに旅立つにしても雨は僕に憑いて周る。24歳でアメリカ留学した時はボストンに向かう当日、大雪で飛行機が飛ばず、8年前にモロッコを旅した時はサハラ砂漠の近くで雨を降らせ、雨に慣れていない現地ガイドは大喜び、興奮のあまりガイディングを放棄。´13年に行った中央ヨーロッパでは、チェコ、オーストリア、ハンガリーの3ヵ国の河を決壊させ、行くとこ行くとこを水没させてしまった。最近でも、ちょっと遠出して温泉旅行に行くだけでも出発時の天気は悪く、下手すると天気が良いのに、僕の車の上にだけ積乱雲が付いて来て集中豪雨を浴びせる事も。
まぁ、飛んでくれただけでも良しとしようか。
下北半島を眼下に見下ろすと、行く手にはついに北海道が見えてきた。
僕は新千歳ってもっと都会だと思い込んでいた。な、なんだ、これは?! ジャングルじゃないか!
キューバのハバナ空港も「どこに連れて行かれるの?」感は有ったけど、その100倍は驚いたし恐怖も感じた。w
新千歳でレンタカーを借り、まずは支笏湖に向かう。僕の感想。「ここは海外!」
空港のショップなどで日本語が通じる事さえ不思議に感じた。生えてる木々もなんだか日本国内と違う気がする。あ、ここは国内か。
新千歳の西に有る支笏湖にまずは向かう。
支笏湖。残念ながら天候のせいで「支笏湖ブルー」は堪能できなかった。
ポロピナイ観光センター名物「チップ天丼」
ヒメマスをこの地方ではチップと呼ぶ。見た目はイマイチだが結構美味かった。生を食べたかったのだが、漁獲高が今日は今一つだったらしく終了していた。
更に西の洞爺湖を目指す。
途中で見つけたひまわり畑。
圧巻。ザ・北海道。
そして洞爺湖に到着。
これも圧巻。
洞爺湖サミット…でしか名前も知らなかったけど、そういや有珠山の噴火でも有名だった。向こう正面には岩肌からモクモクと煙を出し続ける山も見えた。温泉天国・北海道の底力を目の当たりにした。
温泉。そう、今日は名湯・登別に宿を取ってあるのだ。温泉三昧のスタートである。道央自動車道に乗り、洞爺湖の南東に位置する登別を目指す。
登別到着。付いた途端に硫黄臭が。これがいい。ちょうど「地獄まつり」の真っ最中であった。
ホテル到着後、すぐに食事。
小倉胡麻豆腐、鰻寿司、とうもろこし新丈、スナップエンドウ、蛸のやわらか煮、南蛮海老醤油漬け。
鮪、帆立、牡丹海老のお造り。
焼き物。肉はもちろんの事、コーンが美味い!そして甘い!今が旬!
海鮮陶板焼き。
地酒の千歳鶴・吟醸「蔵」。香り良く、舌触り良く、つるっと呑める。
茶わん蒸しと酢の物。
イクラちゃんです!メチャクチャ美味いので、お運びさんのお姉さん捕まえて「どこ産ですか?これ?」って聞いたら、奥からパック持ってきて「北海道産…ってのは分かるんですが。。」と。(笑) うん、そりゃそうだと思う。この美味しさだもの。
デザート。
いやぁ、美味しかった!今回は食でランキングの高い所を宿に選んだので、初日から大満足。
食後、少し歩いて地獄谷に向かい、花火大会を見学。
兎に角、すさまじい人の数。でも、思いも掛けず花火大会を見れて過ぎ去ろうとする夏を感じられて良かった。
さて、念願の登別温泉!!白濁しております。
初日は貸切でのんびり温泉を味わわせて戴く。
源泉温度65.8℃、pH値2.44の酸性。塩化物、硫酸塩など。熱めのお湯に暫くジッと浸かってるのが心地よい。
湯上りの一杯は北海道限定モノ。やはり美味い!サッポロってあんまり飲まないけど、ここ北海道ではとても美味。
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